比叡山には連続する2つのドライブウェイがあります。滋賀県大津市の田の谷峠から延暦寺東塔(根本中堂)を結ぶ「比叡山ドライブウェイ(約8.1キロ)」と、東塔から西塔・横川を経て比叡山麓の仰木まで続く「奥比叡ドライブウェイ(約12キロ)」。いずれも有料道路です。
立ち寄りスポット・その1は「夢見が丘」。田の谷峠から約2キロ地点にあり、琵琶湖と大津市街が一望できます。
上の写真中央の琵琶湖を横断する橋をご覧ください。日本一の広さを誇る琵琶湖を横断する橋は2つあり(近江大橋と琵琶湖大橋)、ここ夢見が丘から見える橋は近江大橋。手前の大津市と対岸の草津市を結び、橋の長さは約1.3キロ。1974年に開通し通行料は無料です。
立ち寄りスポット・その2は「ちびっこ広場」。夢見が丘展望台のすぐ隣にあります。
子供向けの無料遊具はドライブの途中で体を動かすにはぴったりの場所。スーパースライダーやサイクルモノレールもあり、大人もリフレッシュできますよ。
3月〜11月はバーベキューコーナーもオープン。比叡山とバーベキュー、意外な組み合わせではありませんか?
自然の中で生き物とのふれ合い体験もできます。
4月〜11月はザリガニ釣り、7月中旬から約1か月間は「かぶと虫の家」がオープンします。かぶと虫の家とは雑木林をネットで囲んだドームで、約300匹のカブト虫が放し飼いに。昆虫たちの自然の姿が間近で観察でき、触るのもOK。外国の珍しいカブト虫やクワガタにも会えますよ。
自然あふれる比叡山で生き物とのふれあい体験は、深く思い出に残りそうですね。
立ち寄りスポット・その3は「登仙台」。夢見が丘から少し山頂方面にあるロテル・ド・比叡前にある駐車場です。
ここは京都市街と大津市街の景色が両方が楽しめるよくばりスポット。京都と滋賀の県境の表示もあります。このような境界線を見ると、ついついまたぎたくなるのはなぜでしょう。
京都市街はすぐそば。京都タワーや平安神宮の鳥居を見ることができます。
琵琶湖沿いの大津と山に囲まれた盆地の京都、風景が全く違います。ぜひ2つの街を見比べてくださいね。
立ち寄りスポット・その4は「伝教大師・最澄像」。奥比叡ドライブウェイの峰道レストラン駐車場にあります。
台座を含めた高さは11メートル。遠くからでもひときわ目立ち、真下へ行くとその大きさに圧倒されます。
最澄は788年、比叡山に一乗止観院(現在の総本堂・根本中堂)を創建し比叡山を開きました。こちらの像は最澄が40歳の時の姿。一乗止観院を創建して1200年目を記念して建てられました。
毎年3月13日には世界平和や除災招福を祈願する「比叡山大護摩供大法要」が営まれ、この像の前で約20万本の護摩木が焚かれます。
立ち寄りスポット・その5は「びわ湖展望台」。奥比叡ドライブウェイの仰木ゲート近くにあります。
ここからは、琵琶湖を横断するもうひとつの橋・琵琶湖大橋を眺めることができます。琵琶湖大橋は先ほどの近江大橋より10年前の1964年に開通、大津市と対岸の守山市を結びます。橋の長さは約1.4キロでこちらは有料。琵琶湖はこの橋を境にして、北側は北湖、南側は南湖に分かれています。
また、橋では全国初のメロディーロード設置されています。メロディーロードとは、ある一定速度で通行するとメロディーが聞こえる不思議な道路のこと。アスファルトの表面に溝をつけることにより、タイヤの振動がメロディーとして感じられる仕組みです。大津→守山の追い越し車線の一部に設置され、制限速度の60キロで走ると「琵琶湖周航の歌」のメロディーが流れます。ぜひ試してみてくださいね。
いかがでしたか?
延暦寺やガーデンミュージアム比叡といった観光スポットを車で訪れる際には必ず通るドライブウェイ。毎年ゴールデンウィークに桜の見頃を迎え、夏は新緑、11月初旬に紅葉、冬は雪景色を楽しむことができます。
四季折々の景色に5つの立ち寄りスポットを合わせて、比叡山のドライブをより楽しんでみてはいかがでしょうか。
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(2024/10/3更新)
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