写真:藤田 聡
地図を見る船原温泉船原館の魅力は多岐にわたりますが、まずは温泉から紹介します。老舗らしい風格ある大浴場「山の湯」では、源泉から一切空気に触れずに直送された温泉が、源泉かけ流しになっています。
泉質は単純温泉ですが、中伊豆に多い硫酸塩系の優しい湯。長湯すればする程、湯の良さが分かります。露天風呂が付き大浴場は最初女湯で、時間帯により内湯小浴場「川の湯」と男女交代します。
写真:藤田 聡
地図を見る船原温泉船原館には、独自の天城流湯治法を行う浴場「たち湯」もあります。水深が1.2メートルと深く、立ったまま入るユニークな温泉。40肩50肩、膝の痛み、腰の痛みなどに効果があるので、お悩みの方は是非体験しましょう。体験料金はトレーナーによる入浴指導を含めて、30分3,000円です。(宿泊者の場合)
「たち湯」は貸切風呂としても使われ、宿泊者は一回無料で利用出来ます。米国発祥のリラクセーション法「ワッツ(WATSU)」に最適な、体温程度の温度設定になっており、温泉に浸かるだけで心の底からリラックス出来ます。水着着用なので船原館へ行く際には、水着を持参しましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る船原温泉船原館は、料理も評判の宿です。囲炉裏料理「お狩場焼き」は、地元の山の幸をふんだんに使用。炭火で調理された各種料理は、味わいも絶品です!
この後、囲炉裏には鍋物が到着し、鮎の塩焼きも囲炉裏で温めて頂きます。各種炭火焼きも自分で料理するのではなく、出来たてが一品つづ右側の皿に運ばれて来ます。写真は「里芋の炭火焼き」が到着した様子です。
天城産の食材を活かした鍋物は、夏場は鴨肉のわさび鍋、冬場は天然猪鍋(ぼたん鍋)が登場。お手頃な宿泊料なのに、これだけの食材と、多大な手間暇をかけた料理の数々に大感激。隠れた人気宿である事を、納得出来る料理です!
写真:藤田 聡
地図を見る船原温泉船原館は、なんと全部屋2間続き。布団を敷いた後も、次の間でくつろげるので、のんびり滞在を楽しめます。土肥温泉へ向かう国道沿いの宿ですが、騒音は気にならず至って静か。まさに秘湯気分です!
船原温泉船原館は、実は知る人ぞ知る人気宿。源泉かけ流しの一万円で泊まれる伊豆の宿を、口コミ評価順に表示すると上位にランキングされます。今回紹介した温泉や料理に加えて、接客も好評。マニュアル通りでは無く、要望に応じた接客なので、望まなければ放っておいてくれるのも、有り難い限り。一度泊まれば、愛用したくなるに違いありません!
船原館は伊豆の中央にあるので、宿泊当日も翌日も伊豆全域の観光地で存分に遊べます。中でも断然おすすめなのが、下田海中水族館。ペンギンやアザラシが、本当にキュートです。近くの修善寺温泉では、ホタル観賞も可能。詳細は、別記事で紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事の最後にリンクあり)
中伊豆で一万円で泊まれる源泉かけ流しの宿では、「リブマックスリゾート天城湯ヶ島」もおすすめです!
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
藤田 聡
「源泉かけ流し」にこだわる、泉質重視の温泉研究家。温泉旅行検定試験2年連続日本一で、温泉旅行博士の称号を獲得。日々、温泉や周辺観光地の取材・撮影を行い、国内旅行の奥深い魅力を各種メディアで発信中!温泉…
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