新緑と竹林が爽やか!秀吉の正室・北政所ゆかりの京都「高台寺」

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新緑と竹林が爽やか!秀吉の正室・北政所ゆかりの京都「高台寺」

新緑と竹林が爽やか!秀吉の正室・北政所ゆかりの京都「高台寺」

更新日:2016/05/30 09:53

古都の U助のプロフィール写真 古都の U助 ブロガー

豊臣秀吉の正室、北政所が夫の死後その菩提を弔うために建立したのが京都東山にある高台寺です。庭園や建築、新緑に紅葉、ライトアップなど見所満載で、春と秋の観光シーズンには多くの人が訪れ、初夏から夏は境内のあちこちが青紅葉に囲まれ、爽やかな竹林を歩くこともできます。
今回は比較的人が少なくて、ゆったり見てまわれる青紅葉の頃の境内おススメの見所をご紹介します!

方丈前庭と霊山観音

方丈前庭と霊山観音

写真:古都の U助

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高台寺の方丈(本堂)と勅使門の間には、白砂を敷き詰めた前庭があります。ここは本来は寺院を訪ねてきた朝廷の勅使をお迎えするための場所で、白砂の上に盛り砂が2つ、というシンプルなお庭です。

ただ、ワンポイントとして高台寺のすぐ近くに昭和30年建立された霊山観音(りょうぜんかんのん)がニョキッと見えるのがユニークです。境内を順路に沿って歩くと竹林などを通り、後半にはさらに間近で見える場所もあります。
また、このお庭は霊山観音と反対側の向かって右手側には立派な枝垂桜があり、春はライトアップもされ大変見ごたえがあります。

このほか高台寺といえば、「臥龍池(がりょうち)」「偃月池(えんげつち)」の二つの池を中心とした小堀遠州による池泉回遊式庭園もあり、国の史跡・名勝に指定されています。

曲線と緑が美しい臥龍廊

曲線と緑が美しい臥龍廊

写真:古都の U助

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高台寺には開山堂と御霊屋を結ぶ、立派な臥龍廊があります。臥龍廊とは屋根付きの廊下のことで、龍が臥せている姿のように見えるというところから呼び名があります。京都では高台寺のほかに、永観堂のものも素晴らしく、特徴的な姿をしています。

高台寺の臥龍池に架かる臥龍廊の全長は60メートル近くもあり、現在は通常渡る事は出来ませんが、その周辺は新緑の時期や紅葉の時期とくに美しい光景です。
高台寺では他に偃月池に架かる、開山堂と書院を繋ぐ廊下の途中に設けられた「観月台」も見逃せません。

秀吉・北政所夫婦の愛の象徴「霊屋」

秀吉・北政所夫婦の愛の象徴「霊屋」

写真:古都の U助

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高台寺の最も大きな見所の1つが重要文化財に指定されている霊屋(おたまや)。比較的小さな建物で見た目は簡素な趣きですが、内部には豪華な蒔絵が施された須弥壇や厨子が置かれています。

中央には大随救菩薩を安置する厨子(こちらのみ通常扉が閉じられています)が、その向かって右側には秀吉像、左側には北政所像を安置する厨子があります。秀吉のお墓については京都東山の阿弥陀ヶ峰の豊国廟にありますが、北政所はこの霊屋の自身の像の下に葬られています。

北政所の生前には大阪城落城による豊臣家の滅亡、徳川家康による豊国神社の破却など様々な出来事がありました。大阪城落城の際には高台寺で最も高い場所の1つ、時雨亭から大阪方面をはるかにのぞみ、涙を流したという話も伝わっています。霊屋を訪れれば、その胸中に思いをめぐらせずにはいられないでしょう。

高台寺の竹林

高台寺の竹林

写真:古都の U助

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順路どおり歩いていくと後半は東山の地形を生かした起伏のある道になっています。山肌には多くの竹が植えられ、爽やかな生命力溢れる竹林の中の道を歩くことができます。さらにこの竹林を歩いて行くと、先に紹介した霊山観音をより近くで見ることが出来、かなりの迫力です。

また、高台寺では「高台寺といえばライトアップ!」というくらい年間様々な夜間拝観が行われています。昼間の竹林も爽やかで素敵ですが、夜間拝観の幻想的な竹林も良いものです。

緑に囲まれた「雲居庵」

緑に囲まれた「雲居庵」

写真:古都の U助

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順路の出口近くには初夏から夏は緑に囲まれ、秋には紅葉が美しい雲居庵(うんごあん)があります。茶の湯を愛した秀吉の正室・ねねゆかりの寺だけあって、高台寺にはいくつもの茶屋、茶室があり、重要文化財に指定されているものもあります。

伏見城から移築されたとされる傘亭や時雨亭、江戸時代の商人灰屋紹益・吉野太夫夫婦ゆかりの遺芳庵や鬼瓦席などがありますが、通常の見学で最も気軽に利用できるのがこの雲居庵(うんごあん)です。順路の出口に近いところにあるので休憩にぴったりで、こちらでは新緑や紅葉を眺めながらお抹茶(お菓子付き)が500円で楽しめます。

その他に

高台寺周辺には塔頭の「圓徳院」(共通拝観券有り)や「ねねの道」、石塀小路や二年坂、三年坂など風情ある見所が数多くあります。ぜひ一度ゆっくり歩いてみてはいかがでしょうか。

※北政所の名前については「ねね」のほか「ね」「寧」「おね」なども伝わっています。
また、「北政所」はもともと摂政・関白の正室の称号として使用されていましたが、秀吉正室に用いられるようになってから後は彼女のことを指す固有名詞として定着しています。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/28 訪問

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