写真:高田 真美
地図を見るベルガモの町は、チッタアルタ (Citta Alta) とチッタバッサ(Citta Bassa) という2つのエリアに分かれています。「チッタアルタ」は、小高い丘の上にある城壁に囲まれた旧市街。「チッタバッサ」は丘の下の平地に広がる新市街。ミラノから列車でベルガモ駅に到着したら、駅前からバスに乗って丘の上の旧市街「チッタアルタ」へ向かいましょう。
城壁に囲まれた旧市街チッタアルタは、中世の雰囲気が見事に保存された美しい街。石畳の道の両側には、昔ながらの商店やセンスの良いブティックが並んでいます。中世の雰囲気に浸りながら、ぶらぶらと散策を楽しみましょう。
写真:高田 真美
地図を見る旧市街の中心となっているのが、「ヴェッキア広場 (Piazza Vecchia)」という美しい広場です。広場の中央にある白い大理石のライオンの彫刻に囲まれた噴水は、18世紀に作られたもの。広場の南側には、12世紀に建造されたラッジョーネ宮(Palazzo della Ragione)と市の塔(Torre civica)が建っています。
写真:高田 真美
地図を見るラッジョーネ宮の裏手に建っているのが、コッレオーニ礼拝堂(Cappella Colleoni)。ベルガモ領主コッレオーニの霊廟として15世紀に建造されたもので、白・ピンク・グレーの3色の大理石で作られたファサードが見事。大理石の美しい色合いと繊細な細工は、正に、息を呑む美しさです。 内部には、祭壇とコッレオーニの墓があります。
写真:高田 真美
地図を見るコッレオーニ礼拝堂の隣には、サンタ・マリア・マッジョーレ教会(Basilica di Santa Maria Maggiore)という教会が建っています。
入口部分以外は何の飾りもない地味な外観の教会なのですが、中に入るとびっくり!地味な外観とは一転して、壁から天井まで全てが煌びやかな装飾で覆われています。その美しさには、思わず感嘆の声が漏れる程。うっとりと見とれてしまいます。
写真:高田 真美
地図を見る旧市街チッタアルタの主な観光名所を鑑賞した後は、サンタ・マリア・マッジョーレ教会の裏手に回ってみましょう。
サンタ・マリア・マッジョーレ教会の裏から伸びるVia Arena という通りは、旧市街チッタアルタの中でも、特に中世の雰囲気がそのまま残っているエリアです。丸い石を敷き詰めた石畳の細い道の両側に古い建物が続くこの通りには、お店もなく、観光客も殆ど見かけません。是非この裏通りを歩いて、中世にタイムトリップした気分を味わってみて下さい。
また、サンタ・マリア・マッジョーレ教会の裏手には、Tempietto di Santa Croceという11世紀の素朴な石造りの礼拝堂や、13世紀のフレスコ画を見る事が出来るAula della Curia という司教の館も残っています。観光客が少ないのでうっかりと見過ごしてしまいがちですが、ベルガモの古い歴史を感じる事ができる場所ですので、是非見学してみてくださいね。
ベルガモへは、ミラノのポルタガリバルディ駅からイタリア国鉄の普通列車で約1時間。
ベルガモ駅から旧市街チッタアルタへは、駅前からバス(ルート1)で約15分。バスのチケットは駅の売店で購入します。
新市街から旧市街へはケーブルカー (Funicolare) も走っており、ケーブルカーを利用する場合は、駅前から上記のバスに乗り、途中のケーブルカー乗り場で下車。ケーブルカーに乗り換えて、丘の上の旧市街へ。(チケットはバスと共通。75分以内なら乗り継ぎ可。)
旧市街チッタアルタからは、更に上のサンヴィジリオの丘に登るケーブルカーもあり、サンヴィジリオの丘の展望台からは美しい眺望が望めます。
また、新市街のチッタバッサも、19世紀〜20世紀初頭の美しい建造物が並び、優雅な雰囲気のする魅力的な街です。旧市街を散策した後で時間があったら、是非、新市街のチッタバッサも散策してみてください。
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(2023/12/7更新)
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