別府の共同湯を彷彿!宮崎の小別府?京町温泉は公衆浴場が面白い!

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別府の共同湯を彷彿!宮崎の小別府?京町温泉は公衆浴場が面白い!

別府の共同湯を彷彿!宮崎の小別府?京町温泉は公衆浴場が面白い!

更新日:2016/05/30 16:42

六三四のプロフィール写真 六三四 日本旅のペンクラブ会員、4つ星温泉ソムリエ、温泉フリーライター

言わずと知れたおんせん県大分。その中核をなす別府には共同浴場、旅館、ホテルなど形態の異なる温泉が数多くあります。特に共同湯は古くから地域に親しまれてきたアジのある施設が多く別府温泉の魅力のひとつとなっています。そんな別府温泉の渋い浴場を彷彿させる温泉施設が宮崎県えびの市京町温泉にあるのを皆さんご存知でしょうか?今回は宮崎の小別府温泉?京町温泉をご紹介します!

微モール臭漂うかけ流し亀沢温泉公衆浴場

微モール臭漂うかけ流し亀沢温泉公衆浴場

写真:六三四

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宮崎県えびの市京町温泉は鹿児島県湧水町と隣接する温泉地。湧水町にはモール泉の湧く温泉がいくつかあり、湧水町との県境にあるえびの市亀沢地区には同じモール臭を感じる事が出来る共同湯があります。それがこちらの「亀沢共同浴場」。地元の方々で管理運営されている組合共同浴場で一般の利用も出来ます。

1915年(大正4年)に開かれた「亀沢共同浴場」は木造平屋湯気抜きの小屋根がついた建物で看板などは掲げられていません。コンクリート打ちっ放しの浴室には浴槽がひとつ。カランやシャワー、鏡などもありません。52度の源泉を長いパイプを通して冷まして利用しています。良質のモール泉で温泉ファンには高い評価を得ている温泉でもあります。

亀沢共同浴場
【住 所】宮崎県えびの市亀沢280-3
【泉 質】アルカリ性単純温泉
【適応症】自律神経不安定症、不眠症、うつ状態など

ひょうたん型の浴槽と温泉名に萌え「おとめがわ温泉」

ひょうたん型の浴槽と温泉名に萌え「おとめがわ温泉」

写真:六三四

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京町温泉街の北部、えびの市向江下水流地区にあるのが尾留川温泉「おとめがわ温泉」。ひさご温泉旅館が平成18年から名称が変わり現在は公衆浴場のみの営業を行っています。

浴舎の反対側に別棟の受付がありますが管理人がいない事が多く、ブリキ製の料金入れに入浴料を置くいかにも共同湯らしい雰囲気。男女別の浴場にはひょうたん型の浴槽がひとつとシャワー付きの洗い場。旧ひさご(瓢箪)温泉旅館の名残を感じさせるかわいらしい浴槽に思わず笑みがこぼれます。無色透明無味無臭、熱めの湯がかけ流し。浴槽と温泉名に萌えます。

おとめがわ温泉
【住 所】宮崎県えびの市向江743
【泉 質】アルカリ性単純温泉
【適応症】自律神経不安定症、不眠症、うつ状態

水流(つる)地区にある温泉だから「鶴の湯温泉」

水流(つる)地区にある温泉だから「鶴の湯温泉」

写真:六三四

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京町温泉から吉田温泉へ抜ける国道447号沿いにある小さな看板が目印。「鶴の湯温泉」は水流地区の組合員が運営する公衆浴場。敷地にはきれいに着色が施されたお地蔵さんが置かれ温泉の守り神として鎮座されています。

入浴料は浴舎玄関にある料金箱に。こちらも常駐の番台さんはいらっしゃいません。タイル張りの浴室、洗い場は水道蛇口が2つ。二槽に仕切られた浴槽に無色透明、無味、無臭で熱めの湯が掛け流し。湯に癖はなくサラリとした浴感です。タイルは薄く赤褐色に変色していますが清掃がなされ気持ちよく入浴する事が出来ます。

鶴の湯温泉
【住 所】宮崎県えびの市水流
【泉 質】ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
【適応症】きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など

京町温泉は足湯も多い!「十兵衛の湯足湯」

京町温泉は足湯も多い!「十兵衛の湯足湯」

写真:六三四

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えびの市国道268号沿いにある「十兵衛の湯」。宿泊設備、食事処などもあり利用者が途切れる事のないえびの市で人気の温泉施設。京町温泉地域特有のモール系の温泉ではなくカルシウム分も多く含んでいる温泉で溶存物質も5,000mg/kgとえびの市京町温泉では最も濃い温泉になります。

「十兵衛の湯」駐車場には無料の足湯もあります。東屋風の建物に薄い緑白濁の湯が注がれるかけ流しの足湯。温泉の成分で湯口に何層にも重なった析出物が印象的な足湯です。食事処の待ち時間に利用される方が多いとか。

京町温泉はこちらの他に「いこい荘手足湯」「スパプラザ手足湯」「松尾旅館指足湯」「和楽手足湯」など無料で利用出来る手足湯もあります。まち歩きでちょっと疲れたら足湯でひと休み。

十兵衛の湯足湯
【住 所】宮崎県えびの市向江212-1
【泉 質】ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉
【適応症】きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など

京町温泉郷1、2を争う激熱湯「湯ノ谷温泉」

京町温泉郷1、2を争う激熱湯「湯ノ谷温泉」

写真:六三四

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湯気抜きの小屋根が印象的な木造平屋瓦葺の「湯ノ谷温泉」。えびの市岡松地区にある共同湯は京町温泉エリア特有の高温モール系の温泉がかけ流し。浴室に入った途端にモール泉特有の芳香が漂ってきます。

ph7.8の弱アルカリ性の重曹泉なのですが金属系イオンも多い事からツルツル感はさほどありません。そして何といっても「湯ノ谷温泉」を語る上で欠かせないのが泉温。源泉温度76度ですが加水をしないこだわり。湯量を調整してある程度冷ましているとはいえ初めての方はあまりの熱さに驚かれるに違いありません。浴舎の佇まい浴場雰囲気ともに素晴らしく京町温泉おすすめの共同湯です。

湯ノ谷温泉
【住 所】宮崎県えびの市岡松198
【泉 質】ナトリウム-炭酸水素塩泉
【適応症】きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症など

京町温泉おわりに

宮崎県は霧島山麓に良質の温泉が多いのですが温泉地としての認知度はあまり高くありません。今回ご紹介した京町温泉もその一つで、大正時代開湯の歴史ある温泉地ではありますが廃業、休業の温泉施設があとを絶たず、現在は寂しい温泉街となっています。しかし、えびの市内には30軒以上の温浴施設があり、ユニークな共同浴場も多く、温泉ファンをきっと満足させてくれる温泉地ではないかと考えます。特に温泉通におすすめしたい温泉です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/01 訪問

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