美観地区に入ってすぐの角にあり、いつもひとだかりになっているのが「瀬戸内庵」。店頭で焼いている、牡蠣を丸ごと一個使用した牡蠣せんべいが有名なこちらのお店ですが、加えておすすめしたいのが「牡蠣だし」です。瀬戸内の牡蠣の旨味が凝縮されており、だしの旨味と牡蠣の香りが口いっぱいに広がります。かさばらなく軽いので荷物にならなく、また料理に必ず使えるので誰にあげても喜ばれること間違いなしです。
瀬戸内庵からまっすぐ進んでいくと、美観地区の撮影スポットのひとつ、中橋があります。その橋を渡って目の前に構えるのが、「旅館くらしき」の蔵の中にある、「豆吉本舗」です。試食が充実しており、店内はいつも混みあっています。豆といえば、おつまみにぴったりの濃い味の豆が主流ですが、新しい食べ方ができるのが、フルーツ豆シリーズです。なんと冷凍庫に入れて冷やして食べた方が美味しいというこちらのシリーズは、白桃、マンゴー、ラズベリー、巨峰などの味があり、人気の味は当日分の在庫が売り切れてしまうことも。色味もカラフルで可愛らしく、甘味は程よく抑えられているので、こちらもあげる人を選ばないお土産です。
豆吉本舗を出て左方向にまっすぐ歩いていくと見えるのが、フルーツを使ったスイーツのお店「くらしき桃子」です。江戸時代に建てられた白壁の古民家を改装した店舗は、1階はショップ、2階はカフェになっています。岡山特産の桃やブドウを使ったスティック型ゼリーは、見た目も華やかでプレゼントにもぴったり。配りやすいので、学校や職場へのお土産にも便利です。2013年にオープンした新しいお店なので、倉敷を何度も訪れたことのある人にもおすすめですよ。
くらしき桃子からそのまま道なりに進むと、美観地区からアイビースクエアに入る石畳の路地があります。その角にある趣深い店構えが、老舗蒲鉾屋の黒田蒲鉾店です。おすすめは、「鮮魚カステラ」という、綺麗な黄色のかまぼこ。甘さと魚の味がマッチした、優しい味が絶妙です。こちらはスイーツ感覚で食べるのが正解。朝早くに行くと、出来立てが食べられますよ。その日の分がなくなり次第終了なので、早めに行きましょう。
アイビースクエアに面する通りにある「ゆらの助団子」のお団子は1本100円。お土産というよりも、出来立ての熱々をその場で食べたい串団子です。お醤油は少なめで、香ばしい香りと、柔らかめで優しいお団子味にほっとします。持ち帰る際は、包装代が追加されますが、今時珍しく、竹の皮で包んでくれます。家で食べる場合は、トースター等で軽く温めて食べるのがおすすめです。
ほかにも、手づくりの濡れせんべい屋さんや、倉敷名物の、和製クレープのような「むらすずめ」が焼きたてで食べられるお店など、美味しいお店がたくさん並ぶ美観地区は、食後に行くのは勿体ないくらいです。入りくんだ脇道や、目立たない外観のお店にもどんどん入っていくと、新しい出会いがたくさん待っています。自分だけのお気に入りグルメに出会えたら、ますます倉敷を再訪したくなるかもしれませんね。
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(2024/12/13更新)
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