写真:浅井 みら野
地図を見る1960年より営業を開始した「かんざんじロープウェイ」。麓の「かんざんじ駅」から山頂の「大草山駅」まで距離723mを結び、2基のゴンドラが10分間隔で運行しています。かんざんじ駅には、子供たちが大好きな遊園地「浜名湖パルパル」が隣接しており、入園券と乗車券がセットになったチケットも販売されています。
1999年にロープウェイは一度リニューアルが行われ、15周年を迎えた際は2基のゴンドラに“ひこパル”“おりパル”という名前が付けられました。湖上で一瞬のみ交差するゴンドラが彦星と織姫みたいという由来が可愛く素敵ですよね。
写真:浅井 みら野
地図を見る展望台からは360°の景色を眺めることができ、東西南北でそれぞれ異なる絶景を楽しめます。南側を見渡せば、先ほどまでいた舘山寺温泉エリアと浜名湖パルパルが。写真左側には観覧車やジェットコースターなど大きく見つけやすいアトラクションが見えますね。山頂行きロープウェイは、ジェットコースターの目の前から出発します。
「遠江八景(とおとうみはっけい)」という言葉をご存知でしょうか。近江八景と同じニュアンスを持ち、2014年に静岡県が発表した浜名湖周辺で見られる八ヵ所の景勝地の総称です。その中のひとつ「舘山秋月(たてやまのしゅうげつ)」の舞台が舘山寺温泉。夕日が浜名湖に沈みゆく景色も評判高く、宿泊施設ではその絶景を楽しめる露天風呂があるほどです。
写真:浅井 みら野
地図を見る西側を見ると、浜名湖を横断している幅広の道路が目に入ります。東京と名古屋を結んでいる東名高速道路です。浜名湖を横断する浜名湖橋からは両サイドで湖が眺められ、爽快な気分を味わえるお勧めドライブコースとなっています。西岸に設けられた浜名湖サービスエリアは、上り下りの両方からアクセスでき、名物のうなぎも頂けますよ。
浜名湖サービスエリアの近くに寸座(すんざ)という地名があります。この寸座という地名の由来は古く、なんと平安時代まで遡ります。征夷大将軍・坂上田村麻呂が出兵する際に、この峠で小休止した(=一寸座った)ことからきているんですよ。この付近を走る天竜浜名線にも「寸座」という無人駅があり、ホームに降りれば目の前に浜名湖が広がっています。1200年も前から人々が行き交う場所だったかと思うと不思議ですね。
写真:浅井 みら野
地図を見る晴れれば富士山まで見通せることができる北側の展望台。尉ケ峰(じょうがみね)、龍ヶ石山(りゅうがいしやま)などの山も眺められ、浜名湖との自然豊かな2ショットを楽しめます。龍ヶ石山のふもとには竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)という鍾乳洞があり、人気の観光スポットとなっています。他にも美しい庭園で有名な龍潭寺(りょうたんじ)も、こちら北側に位置しています。
写真:浅井 みら野
地図を見る東西南北、異なった景色が見られる展望台ですが、他にご注目頂きたいのが展望台に置かれている18個のベル。1時間に1回、その時の季節と時間に合わせた曲がオランダ製ベルによる美しいハーモニーが浜名湖に響き渡ります。日本人に馴染みのある民謡からクラシックまで幅広く、選曲からこだわりが感じられますね。
展望台施設には浜名湖オルゴールミュージアムも併設されています。1999年にオープンし、70点ほどの貴重なコレクションが飾られています。なかには100年前に作られたアンティークオルゴールもあり、演奏を聴くこともできるんですよ。
浜名湖の中央部に位置する「かんざんじロープウェイ」。360度に広がる大パノラマを見渡せば、改めて浜名湖の広さと雄大さが感じられます。その広さはまるで海原のよう。晴れた日は展望台で、爽快感たっぷりの浜名湖を見に行ってみませんか。
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(2023/12/6更新)
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