代々続く名物・鮎料理に舌鼓!京都嵯峨野の鮎茶屋「平野屋」

| 京都府

| 旅の専門家がお届けする観光情報

代々続く名物・鮎料理に舌鼓!京都嵯峨野の鮎茶屋「平野屋」

代々続く名物・鮎料理に舌鼓!京都嵯峨野の鮎茶屋「平野屋」

更新日:2016/06/07 13:36

橘 凛のプロフィール写真 橘 凛 ライター、エッセイスト

京都・嵯峨野。京都で一番高い山・愛宕山の麓に「平野屋」はあります。ここは、四百年の歴史を持つ由緒正しいお茶屋さん。春は山菜、夏は鮎、秋は松茸、冬はぼたん鍋と、季節ごとに色とりどりの京都らしいお料理が楽しめる名店です。
美しい自然に囲まれ、古き良き嵯峨野の姿を現代にも留める、「平野屋」を訪ねてみませんか?

長い歴史を持つ鮎茶屋「平野屋」

長い歴史を持つ鮎茶屋「平野屋」

写真:橘 凛

地図を見る

京都で一番高い山と知られる愛宕山にある愛宕神社は、古くから火伏の神として崇められ、江戸時代には毎月お参りされるほど深く信仰されていました。愛宕神社と親交のあった平野屋は、一の鳥居のふもとにお茶屋さんを開き、愛宕参拝する人々に代々お茶を供してきたそうです。

また、平野屋は保津渓谷が近いので、保津川の清流で捕れた鮎を提供する鮎問屋を営んでいました。やがて平野屋でも鮎料理を提供するようになり、評判になったということです。

温かく出迎えてくださる現在の女将さんは、なんと14代目。15代目若女将さんに続く伝統の歴史を感じます。

愛宕名物のお団子・志んこを味わう

愛宕名物のお団子・志んこを味わう

写真:橘 凛

地図を見る

平野屋に立ち寄った際、一服のお茶と共に、また、お料理の前にも、必ず出されるのが、この「志んこ」と呼ばれる愛宕山名物です。古くから平野屋周辺は、愛宕信仰で賑わっており、多くのお茶屋さんや旅篭がありました。志んこはその当時から参拝者に親しまれてきたお団子です。

お米の粉でできた志んこは、茶(ニッキ)・緑(お茶)・白の三色があり、ねじれた形が特徴的。これは、愛宕山の九十九折(つづらおり)の坂道を現しているそうです。きな粉と黒糖がまぶされた、素朴で優しい味が、昔も今も訪れる人々の心を包みます。

名物の鮎料理と四季折々のご馳走

名物の鮎料理と四季折々のご馳走

写真:橘 凛

地図を見る

鮎茶屋である平野屋の名物は、何といっても鮎料理です。鮎は、6月は若鮎、7月から8月が盛りで、9月からの子持ち鮎・落鮎と、季節ごとの味の違いが楽しめます。写真は若鮎の塩焼き。小さくとも身のしっかり詰まった若鮎と、一緒につけて食べるたで酢は絶品です。
出される鮎は、活きの良いものばかりで、生簀で一晩休ませ、お料理前に水あげされます。食事をするお部屋からも生簀が見ることができますよ。

その他、春は筍や山菜、秋は松茸や湯豆腐、冬はぼたん鍋(猪鍋)・鹿鍋と、地元京都で採れた食材を厳選というこだわりよう。平野屋のぼたん鍋は、猪肉の臭みが感じられないと評判です。平野屋では、いつ訪れても、奥嵯峨の美しい自然と調和した、おいしい料理が振る舞われるのです。

伝統的建築のお部屋

伝統的建築のお部屋

写真:橘 凛

地図を見る

平野屋は、その伝統的な建物も一見の価値ありです。母屋は、約400年前の江戸時代初期に建造されたもので、多くは当時のまま残されています。一番新しいお座敷でも、天保時代(1830年〜1844年頃)のもの。修繕工事を重ねながら、今も当時そのままの姿を留めているので、タイムトリップしたような雰囲気のなかで食事を楽しむことができます。地元の愛宕参拝客、観光客はもちろん、著名人にもファンは多いのも納得ですね。

特筆すべきはその涼しさ。厳しい京都の夏場でも、平野屋ではひんやりと清涼な風が感じられますよ。

平野屋までのアクセス

平野屋までのアクセス

写真:橘 凛

地図を見る

平野屋は、JR嵯峨嵐山駅や阪急・京福嵐山駅から車で10分程度。バスであれば、京都バスの62・72系統「清滝行き」の鳥居本バス停を下車し、徒歩5分の距離です。
お天気が良ければ、ぜひ歩いて行くのがおすすめ。嵯峨野、ことに奥嵯峨は、古い建物が多く残る京都市内でも有数の歴史保存地区。道すがらにあるのは、落柿舎・二尊院・化野念仏時など有名な史跡ばかりです。ぜひ、嵯峨野の自然と文化にひたる一日を。

平野屋をぜひご賞味あれ

奥嵯峨の観光地を訪ね、愛宕街道を歩き、平野屋で鮎料理を楽しむには、爽やかなこれからの季節がぴったり。
いつ訪れても、多彩な魅力たっぷりの平野屋、ぜひ足を運んでみてくださいね。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/08 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -