写真:Lady Masala
地図を見るイギリスでは、日本と同様に大手のチェーン店が全国展開されていますが、「いかに安く商品を売るか」ということよりも、それぞれのスーパーが、自社の特色を前面に出すことで、他社との差別化を図ろうとしています。
高級店では、フェアトレードや自然環境を意識した商品をそろえるなど、顧客の的を富裕層に絞り込んでいる一方で、庶民的な店では、ベーシックな商品だけを選んで大量に仕入れて安く売るなどの工夫をしています。
そのため、訪れるスーパーによって、客層が全く違うということもありえるのです。注意深く観察すると、高級店と庶民的な店とでは、客の服装や話す英語のアクセントが違っていることに気がつくでしょう。
イギリスでは、「Waitrose(ウェイトローズ)」と「Marks & Spencer(マークス&スペンサー)」が高級、それに続くのが「Tesco(テスコ)」と「Sainsbury’s(セインズベリーズ)」そして、「Morrisons(モリソンズ)」と「Asda(アスダ)」が庶民的なスーパーであるといわれています。
写真:Lady Masala
地図を見るロイヤル・ワラント(王室御用達)のリストにも加えられている「ウェイトローズ」。広々とした店内には、オーガニックや産地直送にこだわった質の高い商品がそろっています。
店内には、おいしそうな物がたくさん。量り売りで1個から買うことのできる果物や野菜もあります。高級店とはいえ、果物は日本で買うよりも安いので、旬の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
クロワッサンやサラダ、スコーンやクリスプス(イギリス英語でポテトチップスのこと)を買って、ピクニック気分で公園でランチを食べるのもよいでしょう。
また、デリも充実しているのでハムやチーズ、オリーブなどを必要なだけ買って、自分なりのサンドイッチを作ることもできます。お腹に余裕があれば、ローストチキンも試してみてください。
写真:Lady Masala
地図を見る食べ物以外にも興味深い物がたくさんあります。ウェイトローズは、高級百貨店「John Lewis(ジョン・ルイス)」の系列会社であることから、デパートでも売っているちょっとしたキッチン雑貨も取り揃えています。
特にお勧めなのはマグカップ。上品でかわいらしい柄の物が多いので、旅の記念にひとつお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。
写真:Lady Masala
地図を見るウェイトローズにある商品で最も注目したいのは、エリザベス女王の長男であるウェールズ公がプロデユースする「Duchy Originals(ダッチー・オリジナル)」。
1990年に創設されたダッチー・オリジナルでは、ウェールズ公が所有するオーガニック農園、Duchy of Cornwall estates(ダッチー・オブ・コーンウォール・エステート)をはじめとする、厳選された生産地から届けられる質の高い製品を販売しています。
写真:Lady Masala
地図を見るハムやソーセージをはじめ、ジャムやお菓子、ボディーケア用品にいたるまで、その数は200を超えているのだとか。
お土産としてお勧めしたいのは「ショートブレット」。食べるたびに豊かなバターの風味が口いっぱいに広がります。サクサクとした歯触りは、ショートブレットというよりはビスケットのよう。しつこくないので、何枚でも食べられそうです。プレーン、ジンジャー、レモン、そしてチョコチップ入りがあります。
写真:Lady Masala
地図を見るイギリス各地を旅行していると、日本では考えられないような、とんでもないサービスを受けて愕然とすることも多いですが、従業員教育に力を入れているというウェイトローズでは、どのスタッフもとても丁寧に接客してくれます。その行き届いたサービスのよさも、このスーパーが支持される理由のひとつです。
また、ウェイトローズの商品は、庶民的なスーパーよりも値段が少し高いですが、洗練されたパッケージの品物が多く、お土産にもぴったり。ばらまき用だけではなく、自分用の物もたくさん見つかりそう。
店舗は比較的どこにでもありますが、旅行者にはセントラルにある「Marylebone(メリルボーン)」支店が便利です。旅行中に一度は訪れてみたてくださいね。
※関連MEMOには「イギリス土産」に関する記事を掲載しています。よろしければそちらもご覧ください。
Waitrose Marylebone Marylebone High Street
住所:98-101 Marylebone High Street,London,W1U 4SD
電話番号:+44-20-7935-4787
営業時間:8:00-22:00(月-土)、11:00-17:00(日)
アクセス:地下鉄 Baker Street(ベイカー・ストリート)駅、または、地下鉄 Bond Street(ボンド・ストリート)駅より徒歩7分
※2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/12/11更新)
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