写真:ミセス 和子
地図を見る平取町芽生は、札幌から車で約1時間40分、新千歳空港から約1時間の場所にあります。平取町の街から約20キロほど山奥に入った場所に、北海道の初夏を代表するお花「すずらん」が咲き誇り、甘い香りが地域全体に立ち込めています。
芽生のすずらん群生地は、約15ヘクタール。野生のすずらん群生地としては、日本最大規模を誇ります。ロープが張り巡らされている遊歩道があり、すずらんを眺めながら巡ると、約1時間ほどで一周する事ができます。ロープの外側、遊歩道から離れて散策する事は出来ません。
あたり一面に甘い香りが漂い、虫の声や小鳥のさえずりが聞こえ、緑いっぱいの敷地内には背の低い雑草と一緒に、華麗なすずらんの小さな白い花がびっしりと密集して咲いています。
すずらんを鑑賞するには、すずらんの目線に合わせて眺めてみることをおすすめします。散策路のロープの外側から、腰を下ろしてすずらんを撮影してみましょう。すずらんの目線で眺めると、もっとたくさんのすずらんが見えてきます。
写真:ミセス 和子
地図を見る散策路の中ほどに「幸せの鐘」の広場があります。緑のアーチには大きな鐘が下がっています。すずらんの花言葉の一つに「幸福の訪れ」があり、永遠の愛を育むと言われています。
この場所で、幸せの鐘を鳴らして、ハートロックをかけてみましょう。南京錠は売店で販売されています。
写真:ミセス 和子
地図を見るすずらんの名前の由来は、花の形が鈴のように見える事にちなみます。すずらんの花言葉は、「再び幸せが訪れる」「純粋」「謙遜(けんそん)」です。「幸福の再来」は、すずらんが春の訪れを知らせてくれる花であることに由来します。これが花嫁の姿と重なって、結婚式のブーケに良く使われます。
原産地は、ヨーロッパ、アジアで、一般には白い花のイメージですが、ピンクや赤いすずらんの花もあります。華麗で美しい花ですが、有毒でもあります。
写真:ミセス 和子
地図を見るすずらんは別名、君影草(キミカゲソウ)、谷間の姫百合(タニマノヒメユリ)と呼ばれ、高温多湿を苦手とするすずらんは、大きな木の木陰に咲く花です。半分日陰になっている場所を好みます。
広い敷地内で、すずらんの花が密集して咲いている場所を見つけるには、大きな木の下を探してみましょう。
写真:ミセス 和子
地図を見るかつてすずらんの群生地は、馬などを飼育する共同放牧場で、1950年までは自然の楽園でした。しかし「すずらん祭り」が開催されるようになり、群生地が話題になると、乱獲や倒状が問題となり1975年以降はほぼ全滅状態となりました。
その後公開を禁止し、すずらん管理を徹底して10年の歳月をかけて、全盛期の状態まで回復させる事に成功しています。
平取町は開町80周年を迎えた1979年には、すずらんを平取町の花に指定し、市町村の境界道路上にある標識にも、すずらんがあしらわれています。
写真:ミセス 和子
地図を見るすずらん群生地では、開花から1か月間だけ一般公開されます。そして、すずらんが一番見頃の時期に合わせて1週間、「すずらん鑑賞会」が開催されます。その間の土、日には、先着100名に根付きすずらんがプレゼントされ、早朝から行列ができます。
写真:ミセス 和子
地図を見る写真はプレゼントされた根付きすずらんです。一本一本丁寧にラッピングされて、リボンで結ばれています。お庭の木陰に植えると増えていきます。
写真:ミセス 和子
地図を見るすずらん鑑賞会では、平取町ブランド牛のバーベキューをいただく事ができます。このように一人分づつ牛肉とタレが付いたパックや野菜が販売されています。お肉を購入すると、炭火が温まったコンロが運ばれてきて、網の上に購入したお肉や野菜を置くと、すぐバーベキューができます。
平取ブランドの和牛は、平取の凍てつく冬の寒さを乗り越える事によって、肉の旨みが増し、味の濃い牛肉になっていくという特徴があります。柔らかでジューシーで、大変美味しいです。お皿も割り箸もいただけるので、手ぶらで大丈夫です。
写真:ミセス 和子
地図を見るすずらんの咲く場所とは別の敷地に、バーベキュー用の野菜や平取和牛を販売しているテントがあり、パラソル付きのテーブルや椅子が並びます。ゆっくりすずらん鑑賞会を楽しみたい方は、早朝からの鑑賞をお勧めします。
写真:ミセス 和子
地図を見る平取町では、100ヘクタール以上のトマトのハウス栽培を行っており、北海道の大玉トマトの約4割を生産している地域です。地域の気候と栽培へのこだわりを持って、美味しいトマトが栽培されています。
すずらん鑑賞会では、ブランド和牛だけではなく、トマト醤油、トマトケチャップ、トマトジャム、トマトピューレ、ミートソースなどもお土産に購入する事ができます。
住所:沙流郡平取町字芽生
電話番号:01457-3-7703
営業期間:2022年5月21日(土)〜6月5日(日)
利用時間:6時〜18時
利用料金:無料
駐車場:無料
2022年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/29更新)
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