写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る共同湯とは、元来地元の方が共同運営されている浴場です。
なので、基本「お借りさせて頂いている心」でご利用下さいませ。
ということで、まずは別府の共同湯でのマナーを説明します。
(他の温泉地でも基本同じだと思います)
★石鹸は無い!
石鹸・シャンプー・リンスは設置されていませんので、持参下さいませ。もちろんタオルも。なので、いわゆる「自前お風呂セット」を持って行って下さい。
そして、まずは、体をしっかりと洗いましょう!それから、湯船に浸かって下さいませ。
※まれに「洗面器」も無い場合もございます。
★挨拶をしましょう
先客がいらっしゃったら「おはようございます!」「こんにちは!」「こんばんは!」と先に挨拶を。出るときには「お先です〜」と。
多くの地元の方は、毎日同じ時間帯に来られますので「地元民」か「よそ者」かわかります。なので、挨拶をしてコミュニケーションを。
★カラン(蛇口)は無くて当たり前!
基本、カランがございません。もちろんシャワーも無いです。(銭湯と大きく異なる点です。)なので皆さん、浴槽から湯を汲んで、体にかけて洗い流します。
(源泉かけ流しという言葉の「かけ流し」とは、この体を洗い流すことが語源だという説もございます)
シャワー、カランが無くて当たり前との認識を。
★安い!
そうです。とっても安いです。びっくり価格です。だいたいが100円。無料のところもあったりします。高くても200円程度。無人のところもありますが、きちんと集金箱があったりしますので、きちんとお支払しましょう。そして、小銭を事前に用意しておきましょう。
★浴槽の縁は腰掛け禁止
これは別府ならではのマナーのようです。気をつけましょう。
以上、皆様ルール、マナーを守って楽しんで下さいませ。写真は2013年9月下旬に閉館し、建て替えが決定した「不老泉」です
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る別府駅より海側(東側)へメインの道を約3分ほど歩くと左側に西洋風のレトロな建物が。ここが「駅前高等温泉」です。
こちらでは浴室が2ヶ所あり、「あつ湯」と「ぬる湯」のいずれかを選べます。
こちらのお湯をしっかり体感されたいなら「あつ湯」がおすすめ。確かに熱いですが、しっかりとかけ湯をして、体感温度が慣れた上で入れば大丈夫。
単純温泉ですが、温泉分析書を見れば重曹成分が豊富なお湯ですので、美肌の湯的温泉と言えるかと。
少し緑がかったお湯はクセが無く、どなたにも好まれるさっぱり系。
別府駅近くですので、電車で別府へお越しの際には、まずはサクッと温泉を味わうにはよろしいかと。また、こちらでは宿泊も出来ます。実は私、頻繁に宿泊しています。
◆泉質 単純温泉
◆住所 大分県別府市駅前町13-14
◆電話 0977-21-0541
◆料金 200円
◆営業時間 6:00〜24:00
◆休館日:特に無し
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る別府の中心地の飲食店街の路地の途中に、幅約2m程度の細〜い路地があります。
その路地を少し入ったところに「梅園温泉」はございます。別府駅からは徒歩で約10分です。
はっきり言って、初めて行って見つけるには至難の業。私は別府に詳しい方に連れて行って頂きました。外観も渋すぎるのですが、中へ入ると・・・渋すぎるっ!
脱衣所と浴室が一つになったワンルームタイプ。シンプルな造りですが、歴史をしっかり刻んできた風情が・・・華美な装飾は一切無く、質実剛健とでも言いましょうか。
お湯は別府ゆえ、もちろん熱いですが、お好みで加水で調整できます。
但し、加水される場合、先客がいらっしゃったら、必ず「熱いのでお水入れてもいいですか?」と確認して下さいね。
別府の歴史を感じさせて頂ける街の中にひっそりと佇む共同湯です。
◆泉質 カルシウム−炭酸水素塩泉
◆住所 大分県別府市元町5-23
◆電話 0977-23-3058
◆料金 100円
◆営業時間 12:00〜23:30
◆休館日:特に無し
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る別府駅から海側(南東)へ徒歩約10分。ぽつんと「寿温泉」が建っております。
こちらは「子宝の湯」として有名です。中にも但し書きで「鉄分を多く含んだ湯で冷え性に抜群」と。ただ、分析書を見れば鉄分は1.4mgで決して多いとは言えませんがそこはご愛嬌。
ただ、ガツン!と熱い湯は、かなり効きそうです(^^)
味のある浴室の風情は、さすが別府と思わされます。ブルーのペンキ塗り、さらに味わい深さを感じます。お昼間がお休みタイムのため、行かれる際は営業時間を調べた上で。私は3度目の正直?でやっと入湯できました。
◆泉質 ナトリウム・カルシウム・マグネシウム−炭酸水素塩泉
◆住所 大分県別府市楠町11−15
◆電話 なし
◆料金 100円
◆営業時間 8:00〜12:00 15:00〜22:00
◆休館日:特に無し
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る別府では「別府八湯温泉道」というスタンプラリーのような事をしています。
そしてその登録施設の中から88湯を入湯すると「名人」になれます。
私にとっての88湯目がこちら「幸温泉」別府駅からはちょっと離れたところにあり、徒歩約20分。
別府の重鎮のつっちさんとはむさんがサプライズでご一緒に入湯し、祝って頂きました。最後の88湯目が幸いな温泉・・・たまたまですが、なんだか嬉しいです。
こじんまりした浴槽が一つある、素朴な共同湯。別府温泉らしい、さっぱり熱湯でした。
おかげさまで「4033代別府温泉道名人」になりました。皆様も良かったら、是非チャレンジしてみて下さいませ。
別府温泉にはほんとうに多数の共同湯がございます。今回はその中から極一部の別府駅近くの共同湯を紹介させて頂きました。
また、私は2年かけて88湯に入り「別府八湯温泉道4033代名人」になりましたが、まだまだ別府温泉の数からすれば初心者です。また、有り難い事に「別府八湯温泉道名人会 大阪府支部長」に任命されました。
ですので、今後も別府八湯の湯にさらに浸かり、別府の魅力をさらに体感し、ひとりでも多くの方々にその魅力を伝えていければと思っております。
皆様、是非日本一の温泉地、別府へ。
そして、せめて2泊〜3泊して頂いて、湯巡りを楽しんで下さいませ。お宿も超リーズナブルからハイクラスまで様々です。また、別府は熱めの湯が多いので、秋〜春がベストシーズンだと思います。今回、私は7月の真夏に訪れたため、常に汗まみれでした(^^;
竹瓦温泉も大変魅力的で、こちらについては以前に記事で書いてますので、下の関連メモから御覧下さいませ。
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(2024/10/16更新)
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