山ガールにも人気!有名な神話に残る霊峰、滋賀「伊吹山」登山にチャレンジ

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山ガールにも人気!有名な神話に残る霊峰、滋賀「伊吹山」登山にチャレンジ

山ガールにも人気!有名な神話に残る霊峰、滋賀「伊吹山」登山にチャレンジ

更新日:2016/06/07 12:29

古井 きまちのプロフィール写真 古井 きまち

伊吹山(いぶきやま・いぶきさん)は、滋賀県の最高峰、標高1,377 mの山です。日本百名山のひとつで、3号目から頂上に向かう登山道では眼下に琵琶湖、比叡の山々の大パノラマが広がります。歴史的な信仰の山でもあり、古来より薬草や高山植物、野鳥、昆虫の宝庫としても有名で、山頂のお花畑は国の天然記念物に指定されています。伊吹山の雄大な自然を感じられる一号目から自分の足で登ってみましょう!

登山は三之宮神社からスタート

登山は三之宮神社からスタート

写真:古井 きまち

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標高220mの三之宮神社から伊吹山登山はスタート。駐車場は近くの民家が500円ほどで営業をされています。登山口では入山協力金300円を任意で支払うようになっています。伊吹山の希少な動植物の保護のためにも是非協力したいですね。

登山口から1合目までは植樹林が続きます。日陰のある1合目までの間に、小まめに休みを取りながら登山に体を慣らしましょう。1合目からは日陰はなく、ひたすら炎天下なので熱中症に十分気をつけてください。伊吹山の登山道はよく整備されていて、ビギナーでも迷わず歩けるため、山登りを始めたばかりの山ガールにも人気です。登山道にある公衆トイレは、登山口、1合目、3合目、山頂の4カ所あり、休憩所やトイレが完備されているのも人気の理由のひとつです。

1合目からは旧伊吹山スキー場のゲレンデを歩きます。1合目は標高420メートル。東京タワーの特別展望台が地上250メートルですから、1合目でもかなりの高さがあります。裾野に広がるパノラマの景色が背後に登り続け、3号目に着くとようやく目の前に伊吹山が姿を現します。3合目はこの辺りでしか鑑賞できない多様な植物が生息しているため、お花畑として整地されています。下りに時間のある方は是非立ち寄ってみてください。

ここからはひたすら山頂目指して歩く!

ここからはひたすら山頂目指して歩く!

写真:古井 きまち

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3合目から山頂まではトイレがないので、ここで済ませてから出発しましょう。5合目には茶屋があり自動販売機が設置されています。これを登れるの?!と思ってしまうほどの山頂までつづら折りに続く道が、目の前に現れますが、もう半分以上きています!もう一踏ん張り!

伊吹山では、江戸時代から昭和30年代までの間、山麓から山頂にかけて田畑の肥料や牛の飼料のために、地元の人たちによって草刈りが行われていました。この草刈りの作業によって低木の育成が抑えられ、美しいお花畑が全山に広がるようになりました。

近くで眺める伊吹山も美しく、松尾芭蕉は伊吹山についてこんな句を残しています。「そのままよ 月もたのまし 伊吹山』。伊吹山は月の力を借りなくても、そのままの姿で十分に美しいという意味の句です。松尾芭蕉の『奥の細道』は伊吹山のふもとの街、大垣市で終えますが、その途中、伊吹山の美しさを称えてこんな句が生まれたのです。

スピリチュアルなパワーもチャージ。

スピリチュアルなパワーもチャージ。

写真:古井 きまち

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伊吹山は初心者でも登りやすい山と言われていますが、岩が崩れるように滑りやすい箇所もありますので、急な傾斜のラストスパートは十分ご注意を。古来より霊山として多くの人々に崇められてきた伊吹山。遠い昔、伊吹山のふもとに広がる濃尾平野や湖北平野に暮らしていた人々にとって、周囲に高い山がなく、単独で高く天空にそびえ立つ伊吹山は、標高1377mの比較的低い山にもかかわらず、神のような存在だったのでしょう。

近年、聖地ファンの間で流行しているという「近畿の五芒星巡り」。伊吹山を含む5箇所の聖地をめぐることで、スピリチュアリなパワーを得られるようです。

山頂では伝説のヤマトタケルと白い猪にご挨拶

山頂では伝説のヤマトタケルと白い猪にご挨拶

写真:古井 きまち

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山頂までは4時間ほどコース。山頂はドライブウェイを使って車で誰でも気軽に行けるため、お店も多く、にぎわっています。登山道からまず目に入るのは、伊吹山寺覚心堂。その横にある小さな社には白い猪が祀られています。

これは古事記など日本神話に残っている伝説に登場します。その昔、ヤマトタケルノミコトが伊吹山の荒神を退治しに伊吹山に登ります。途中白い大きな猪と出会います。 ヤマトタケルノミコトはこの猪を”伊吹の荒神の使いの者”と思い、「今殺さなくても、帰りに殺してやろう」と言います。が、この猪こそ伊吹の荒神自身でした。 荒神はこの言葉を聞いて怒り、大雨を降らせヤマトタケルノミコトは命からがら下山する・・・というものです。

山頂にある山小屋の奥には「日本武尊(やまとたけるのみこと)」の像も伝説にちなんで立てられており、白い猪の神様と、日本武尊にご挨拶してから登頂の記念撮影をどうぞ。山頂のお店では、よもぎを練り込んだよもぎうどんや、23種類の薬草が入った本格的な薬草ソフト、伊吹山の湧き水でいれた伊吹名水コーヒーなどご当地の味が楽しめます。

ゆっくり1時間ほど天空でお花畑の散策を

ゆっくり1時間ほど天空でお花畑の散策を

写真:古井 きまち

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山頂全体は広く、貴重な伊吹山の山野草を保護するよう整備されており、お花畑を散策する遊歩道が3コースあります。1コースは20分〜1時間ほど。7月から9月がピークを迎える山野草は、控えめで小さく咲く花が多いですが、ここでしか見られない花もあるので、体力に余裕のある方は是非この天然のお花畑をゆっくり楽しんでみてください。

お花畑だけ車で見に行かれる場合は、午前10時半までにドライブウエイ入口に到着するくらいでないと渋滞で車が動かなくなる可能性がありますので、朝早い到着をおすすめします。

最後に

伊吹山登山は往復約7〜8時間のコースですが、登頂後は山頂から期間限定のバス(垣伊吹山線7〜9月のみ運行)やタクシーで下山することもできるので、気持ちを楽にチャレンジすることができます。1合目や3合目へもタクシーで行くことができますので、ご自分の体力に合わせて是非登山にチャレンジしてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/21 訪問

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