青の洞窟だけじゃない!南伊・カプリ島を満喫できる場所4選

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青の洞窟だけじゃない!南伊・カプリ島を満喫できる場所4選

青の洞窟だけじゃない!南伊・カプリ島を満喫できる場所4選

更新日:2018/07/27 10:47

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

南イタリアの世界的に人気のある観光地の一つ「カプリ島」は、ナポリ湾の沖に浮かぶ風光明媚な小さな島。ここの観光の目玉は何といっても「青の洞窟」でしょう。周囲は断崖絶壁に囲まれ、散在する海蝕洞の中でも、特に美しい神秘的な洞窟です。ところが、この洞窟に100%入れるかというと……?数日滞在しても、高波などのために断念せざるを得ないこともあります。そんな時にこそ、このカプリ島を楽しむ方法をご紹介します。

必ずしも入れるとは限らない「青の洞窟」

必ずしも入れるとは限らない「青の洞窟」

写真:Hiroko Oji

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南イタリア・カプリ島の人気観光スポット「青の洞窟」。幻想的な洞内の吸い込まれそうな青色を一目見ようと、洞窟入り口前にたくさんの小舟が入場待ちする風景は、神秘的な洞内の風景とともにご覧になった方も多いのではないでしょうか。ところが、この洞窟に入れる・入れないの判断は一日のうちに何度も変化することが多く、風の向き・強さ、波の高さ、小さな洞窟出入り口の干満など、人間の力ではどうにもならない自然条件の元で、念願叶わずがっかりすることもしばしばです。

そんな時にはきっぱりと気持ちを切り替えて、島内の町並みや自然を満喫しに、お出かけしてみましょう。

ウンベルト1世広場

ウンベルト1世広場

写真:Hiroko Oji

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カプリ島は周囲を断崖絶壁で囲まれ、観光業を主としながら、自然保護地区に指定されており、景観のみならず、生息する動植物も珍しいものが多い風光明媚な島です。主に西のアナ・カプリ地区と東のカプリ地区に町並みが広がり、ナポリやソレントなどからの船が到着するマリーナ・グランデの港前のケーブルカー乗り場からケーブルカーに乗れば、高台のカプリ地区に到着します。この頂上駅そばの展望所からは、素晴らしい地中海を一望する風景が楽しめます。

カプリ地区は、島一番の繁華街があり、その中心地であるウンベルト1世広場は、市役所、時計塔、カフェ・レストランに囲まれて、たくさんの人々で賑わっています。広場から延びる通りや路地には、ホテルやお土産物屋をはじめ、高級ブティックなどの種々なショップが軒を並べ、ウインドーショッピングが楽しめる界隈です。

広場から小さな階段を上ると、白いファサードが美しいサント・ステファノ教会があります。この教会は、アラブ風のクーポラを持ち、バロック式の主祭壇は見事なものです。

アウグスト公園

アウグスト公園

写真:Hiroko Oji

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ウンベルト1世広場から、お洒落な高級ブティックやレストラン・ホテルなどの建ち並ぶ南への通りを進むと、手入れの行き届いた緑豊かな美しい空間に出ます。そこが、19世紀末、カプリ島に住んでいたドイツ人大富豪によって整備され、市民公園として憩いの場になっているアウグスト公園です。

公園内には噴水があり、色とりどりの花が咲き、心和む空間になっています。奥の階段を上って行くと展望台があり、その端っこからは左にファラリオーニの岩島群を見下ろし、右はソラーロ山を見上げ、正面には地中海を一望する素晴らしいパノラマが広がっています。また、長い九十九折の階段を辿って海岸まで下りることもできます。

隣の広い敷地には、サン・ジャコモ修道院があり、礼拝堂の入り口にある14世紀のレリーフやフレスコ画、内部の17世紀の落ち着いた装飾、大小のキオストロなど素晴らしいものです。広々とした中庭をアーチが並ぶ回廊が取り囲み、小高い山を背景にした風景は、シンプルですが、心が落ち着きます。食堂跡にあるドイツ人画家の作品や、青の洞窟から発見されたローマ時代の彫刻なども見逃せません。運が良ければ、修道士の方の案内で、普通なら入れない建物内を見ることができる場合もあります。

天然のアーチ

天然のアーチ

写真:Hiroko Oji

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波の浸食で削られた天然のアーチが、海岸沿いでたくさん見られるカプリ島ですが、海からはかなり上方、海面からの高さが約200メートルのところにも「天然のアーチ」が存在しています。

町の中心地から、美しい民家やホテルのある通りからトラガラ通へ入り、山道を辿って南東へ約1キロメートル。途中には木々が生い茂り、アップダウンを繰り返して辿り着くと、目の前に聳えるようにして控えるのが、弓型の岩でできた巨大なアーチ!アーチを通して見えるのは、透き通った濃淡の藍が美しい海の絶景です。しばしここで絶景を楽しんだら、帰り道は、山の中のレストランのあるところから左に続く急な階段を下って行ってみましょう。原始人の住居跡?ともいえるマトロマーニアの洞窟と、見晴らし抜群のトラガラ展望台からの眺望を楽しむことができます。

カプリ島で一番高い標高のソラーロ山へ!

カプリ島で一番高い標高のソラーロ山へ!

写真:Hiroko Oji

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島の西部にあるアナ・カプリ地区。サン・ミケーレ教会の近くのリフト乗り場に行きましょう。一人用のチェアリフトに乗って約10分。足元下方に広がる、手作りの可愛らしいモニュメントが並ぶ斜面を眺めながら、カプリ島で一番標高の高いソラーロ山に上ります。徒歩なら約1時間半ほどの道のりです。

山頂には整備された公園が広がり、そこからの眺めは最高!足元のファラリオーニ岩島群や周囲を取り巻く地中海はもちろんのこと、浮かぶ島の眺めはプロチーダ島やイスキア島。海を隔てたソレント半島や、右に続くアマルフィ海岸方面まで、ウットリ眺める風景が続きます。

洞窟以外の見所と自然の魅力にあふれたカプリ島!

日本からのツアーがメインにする「青の洞窟」観光が目玉のカプリ島ですが、必ずしも入れるとは限らないのが難点!そんな時こそ、洞窟以外の見所や自然の魅力あふれるカプリ島の素晴らしさを実感できる絶好のチャンスです。お天気が良ければ海岸や屋外の施設、ハイキングコースなどで過ごすのが一番なのですが、お天気に恵まれなくても楽しめるスポットは散在しています。

島の東部にあるローマ皇帝ティベリウスの別荘だった「ヴィラ・ジョビス」は、島内一保存状態の良いもの。入り口そばには投身の展望台と言われる、皇帝が生贄を突き落とした展望台があり、階段の上には遺跡のある敷地内に繋がります。ここからの出土品はナポリ国立考古学博物館に展示されています。

カプリ地区とミニバスで結ばれているアナ・カプリ地区にある、ローマ時代の別荘ヴィッラ・サン・ミケーレは、17〜18世紀の家具などを展示する美術館となっていて、藤棚のある庭園やテラスからの眺望は素晴らしいばかりです。17世紀女子修道院として建てられ、18世紀にバロック様式で完成された真っ白のファサードが美しいサン・ミケーレ教会の内部には見事な床があります。「アダムとイヴの楽園追放」をテーマにしたマヨルカ焼きのもので、入り口の螺旋階段を上ると床一面を見渡せます。また、一見大理石造りに見え、実は木でできているという左右の祭壇も見逃せません。

この島では、贅沢に時間を使って、カフェやレストランで美味しいお料理をいただき、たっぷり地中海の風に吹かれるのがお薦めです。ナポリやソレントから日帰り観光も可能ですが、ぜひ、島に滞在してこの島の魅力を味わってくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2005/01/06−2005/01/08 訪問

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