水道いらず!?滋賀の日本遺産「針江・生水の里」すべてを湧水で賄う文化を体感

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水道いらず!?滋賀の日本遺産「針江・生水の里」すべてを湧水で賄う文化を体感

水道いらず!?滋賀の日本遺産「針江・生水の里」すべてを湧水で賄う文化を体感

更新日:2016/06/14 11:26

「日本遺産」とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語る物語を文化庁が認定し、地域が主体となり国内と海外へも情報発信してその地域の活性化を図ることを目的としています。
今回は日本遺産、「琵琶湖とその水辺景観−祈りと暮らしの水遺産」の構成文化財から、湖の西部湖畔に位置する「針江・生水の里」をご紹介します。そこには、日本の他地域では決して見る事のできない「川端」など独特の景観があります。

日本遺産「琵琶湖とその水辺景観−祈りと暮らしの水遺産」に含まれる「針江・生水(しょうず)の里」とは

日本遺産「琵琶湖とその水辺景観−祈りと暮らしの水遺産」に含まれる「針江・生水(しょうず)の里」とは
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古の頃より琵琶湖周辺の集落や湖中の島では、魚と米を活用した鮒ずしなど独自の食文化や独自の漁法も育まれてきました。水辺の景観や水郷は、画家など芸術家にインスピレーションを与えたり、日本庭園のデザインとして取り入れられたりしてきましたが、近年は水と人々の生活の営みが調和した高度な「水の文化」ともいえる歴史が集積された「文化的景観」として、訪れる人々を惹きつけています。

ここ「針江・生水(しょうず)の里」では山から水を引いた古い水道や湧き水を使いながら水は決して汚さないというルールが伝わっています。そしてそのユニークなシステムは口コミで広がり、近年は海外からの視察・観光客も増加しています。

「針江・生水(しょうず)の里」はガイドツアーで見学を

「針江・生水(しょうず)の里」はガイドツアーで見学を

針江集落の特徴が「川端(かばた)」と呼ばれる場所です。「川端」とは、各家庭の敷地内にある台所として現在も利用されているところ。一般道路からは家庭内を伺い知ることはできませんし、見学はプライベートエリアとなるため、生水の郷委員会のガイドさんと一緒に、集落の中をゆっくりと歩いて見学して廻ることができます。

前日までの申込みでコースは「川端と街並コース(1,000円/1人)」「里山湖畔コース(1,000円/1人)」「川端と街並コース+里山湖畔コース(2,000円/1人)」の各コースがあります。

「川端」の水は年中通して水温が安定しており、田畑で採れた野菜の土を洗い落とし、夏野菜などを浸けておくと、鮮度を保ちつつもほどよく冷やせますが、冷蔵庫のように冷え過ぎたりすることはありません。

ガイドツアーでは集落を歩きながら「川端」や張り巡らされた「水路」を見学します。もちろん、飲料水として試飲させてもらえます。年中通してきれいな「水路」ですが、田植えが終わる6月頃からは、一層透き通った清水が、歩いているすぐ横の「水路」を流れます。それは感動的な光景です!

「川端(かばた)」では琵琶湖で釣り上げた巨大な鯉が悠々と

「川端(かばた)」では琵琶湖で釣り上げた巨大な鯉が悠々と

「川端」は、「坪池」と呼ばれる地下から湧き出る水をためておく部分と、外からの「水路」に繋がる「端池」と呼ばれる部分に分かれるタイプもあります。この「水路」や「端池」には琵琶湖から釣り上げたという巨大な鯉などが飼われており、野菜くずやあらゆるものを餌として悠々と泳ぐ姿も見られます。他では見られない不思議な光景です。

湧水を堪能!「針江・生水の里」のランチなら地産地消のイタリアン・レストラン「Hinata」

湧水を堪能!「針江・生水の里」のランチなら地産地消のイタリアン・レストラン「Hinata」
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針江・生水の里ウオーキングツアーのスタート地点「針江公民館」から徒歩3分と便利なロケーションにあるのが、レストラン「Hinata」です。お店はお庭も外観も全てがオーナーシェフの手作り、周囲の田園風家に溶け込んだかわいいイタリアン・レストランです。

針江の湧水で練った石窯焼きの本格ナポリピッツァ、パスタが美味しく、季節の花々に囲まれてゆったりとした食事時間が過ごせます。

お店は滋賀県が実施した「学生による滋賀県女子旅プランコンテスト」最優秀賞受賞ツアーでも紹介されているなど、女子旅には特にピッタリの雰囲気。この地の湧水を、料理でも存分に堪能してみましょう!

水と人々の営みが調和した「針江・生水の里」は滋賀県の日本遺産

水路を泳ぐ鯉をイメージしますと、同じく日本遺産に認定されている島根県の「津和野」などが有名で、すぐ思い出されるでしょう。津和野で多く見られる鯉は錦鯉が多いのですが、針江・生水の里では観賞用に養殖した錦鯉よりも、琵琶湖で釣り上げられた野生の野鯉が多く居るのが特徴です。鯉だけでなく鮒や鮎まで泳いでいて、「川端」では食器を洗浄する(残飯を餌とする)役目があってユニークです。「津和野」はかなり観光地化され整備されていますが、針江・生水の里は、ずっと素朴な雰囲気を残しておりおすすめです。

日本最大の湖として有名な琵琶湖ですが、水と人々の暮らしを感じることができる里山、日本遺産「針江・生水の里」をぜひ訪問してみて下さい。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/21 訪問

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