写真:沢木 慎太郎
地図を見るハノイの観光スポットといえば、ホアンキエム湖の北西部に広がる旧市街。ハノイ大教会やタンロン水上人形劇場といった観光名所が集まっています。写真のホアンキエム湖は人気のひとつ。アオザイを着て湖畔を散策するのもおすすめ。インスタ映えスポットもたくさん。
首都ハノイは、11世紀から19世紀までは“タンロン(昇竜)”と呼ばれ、ベトナム王朝の首都が置かれた場所。タンロン時代のレトロな建物や路地裏が今も残り、外国人旅行者に人気があります。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る旧市街は、あまりにも複雑。ハノイ初心者であればすぐに道に迷ってしまいます。そこで、旧市街を効率よく巡るには、写真の「ドンスアン市場」(Dong Xuan Market)を起点にすると良いでしょう。
ドンスアン市場は、旧市街地の北端に位置。ここを起点に、旧市街を散策すれば、北から南部のホアンキエム湖やタンロン水上人形劇場、ハノイ大教会に向かって、効率よく街歩きを楽しむことができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る旧市街は、もともとはタンロン王族に献上する品を作る職人さんたちの街。通りには商品の名前が名づけられています。そうした通りが36あったことから、別名「ハノイ36通り」と呼ばれ、ひとつの通りに同じ業種のお店が集まっています。
たとえば写真の「ハンチエウ通り」(Hang Chieu)は、ハンが「商品」で、チュウが「ござ」という意味。カゴやゴザ、のれんを扱う店が並んでいます。
女性観光客に人気のプラカゴやイグサのバッグがあるのもここ。ドンスアン市場からすぐ南にある通りなので、旧市街の街歩きはここから始めましょう。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るすぐ南にあるのが「ハンザイ通り」(Hang Giay)。昔はザイ(紙)が売られていたのですが、今では駄菓子屋が軒を連ね、ブロックのようにお菓子が積み上げられています。
バラマキ菓子土産におすすめのスポット。ベトナムのお菓子だけでなく、タイ語やハングル語、中国語が書かれたパッケージのお菓子も多い。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るハンガン通り(Hang Ngang)とランオン通り(lan Ong)が交差する付近は、地元のベトナム人が好むチェー(Che)の人気店が多い場所。
チェーは、ベトナムの伝統的なデザート。観光で訪れる日本人女性におすすめのスイーツ店が「安南パーラー」。安南スペシャルフルーツチェー(写真左)やバインミー(ベトナム風のサンドイッチ)のセットが食べられます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るさらに南に行くと、「マーマイ通り」(Ma May)があり、ハノイ初心者はぜひ押さえておきたいスポット。外国人観光者向けのおしゃれなカフェやバー、レストラン、格安ホテル、スパ&マッサージ店、フォーの店が多く並び、夜になれば屋台も多く出没。
世界遺産のハロン湾や棚田の美しいサパへの観光オプショナルツアーを申し込めるツアーデスクが多い。観光スポットの「マー・マイ87番の家」(写真)があるのもここ。19世紀に建てられたベトナムの伝統家屋を修復した建物で、京都の町屋に似た情緒が漂います。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るさらに南にあるハンバック通り(Haug Bac)は、金や銀、アクセサリーを扱う貴金属店が多い。シルバーのピアスやイヤリング、ブレスレッド、ネックレス、指輪など、銀製品もたくさん。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るもっと南にある場所が「ハンザウ通り」(Hang Dau)。ホアンキエム湖に近く、冒頭でご紹介したタンロン水上人形劇場もすぐ。昔はザウ(食用油)が売られていた通りですが、今は靴屋が集まる通り。
サンダルやヒール、革靴など、男性・女性用、子供用まで幅広くそろい、サイズも豊富。特に女性用のサンダルは品数が多く、かわいいサンダルもたくさん。格安でセミオーダーできる店もあります。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るタンロン水上人形劇場に出て、ホアンキエム湖の北側を通ると、「ルオンヴァンカン通り」 (Luong Van Can)まではすぐ。オモチャと一緒にアオザイが売られている通り。
アオザイを安く買うことができ、オーダーメイドもできる店も。アオザイは子ども用の服も多く、お子さんを連れての海外の家族旅行にもおすすめです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ハンガイ通り」(Hang Gai)もすぐ近く。ヨーグルトコーヒーで人気の「コンカフェ」(Cong Caphe)や、エッグコーヒーも楽しめる古民家カフェの「カフェ・フォーコー」(Cafe Pho Co)など、おしゃれなカフェが集まるスポットです。
写真は「カフェ・フォーコー」。築100年以上の古民家をカフェとして使ったお店。狭い路地を抜けると、うっすら光の射す中庭が広がり、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』のような不思議な世界観が感じられます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ハンガイ通り」は、昔はガイ(麻)が売られていた通りですが、現在は“シルクロード”の異名を持ち、シルク製品を扱うセンスの良いショップが並んでいます。シルクのスカーフやバッグ、さらにはアオザイもたくさん。
写真の「チエ(chie)」をはじめ、「タンミーデザイン(Tanmy Design)」といった人気ショップが集まり、観光旅行者向けのベトナム土産が数多くそろっています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ハンガイ通り」からハノイ大教会 へは歩いてすぐ。大教会の周辺は、かわいい雑貨や衣服、アオザイが集まり、ベトナム土産ランキングでも人気の高い品が見つかります。
大教会の正面にある短い通りが「ニャートー通り」(Nha Tho)。“教会通り”という意味で、おしゃれな雑貨やカフェ、アパレルショップが並んでいます。日本人女性に人気のある雑貨店「ナグ」(Nagu)やアジサイ(Ajisai)があるのもここ。ナグでは、アオザイを着たり、ノンラーをかぶったりする、かわいいテディベアのぬいぐるみ(写真)が見つかります。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るハノイ大教会から約400メートル離れた北西部にあるエリアが「グエン・クアン・ビッチ通り」(Nguyen Quang Bich)。“コロニアル・ストリート”とも呼ばれ、カラフルでレトロな街並みが見られます。ショッピングスポットの「ハンザ・ギャラリア」からも近く、ハノイ旧市街の新たなインスタ映えスポットとして、静かなブーム。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「グエン・クアン・ビッチ通り」では、レトロなカフェだけでなく、「ラ・シエスタ・トレンディ」といったおしゃれなブティックホテル(写真左)もあり、ハノイ観光の拠点としてもおすすめのエリア。観光客に知られていない、穴場のスポットです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「グエン・クアン・ビッチ通り」からすぐ近くにあるスポットが、ハノイ駅とロンビエン駅を結ぶ線路。電車が通る本数が少ないので、線路沿いにはカフェやブティックが並び、線路内ウォーキングで賑わっています。今や外国人観光客だけでなく、ベトナム人の若者たちにも人気のスポット。
冒頭のドンスアン市場から、ハノイ大教会周辺までの所要時間は、徒歩で約2時間。週末を利用したベトナム・ハノイ弾丸旅行でもおすすめの観光モデルコースです。ちなみにハノイのベストシーズンの時期は、日本の秋にあたる乾季の10月〜11月。カラッとした爽やかな晴天が続きます。
なお、ハノイ教会周辺の女子におすすめの雑貨土産スポットや旧市街の人気・有名グルメレストラン、おしゃれなカフェ、タンロン水上人形劇場など、ハノイの観光スポットは別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに貼り付けたリンクからのぞいてみて下さい。
住所:36 Pho Co, Hanoi(ホアンキエム湖の北西部)
アクセス:ハノイのノイバイ国際空港からタクシーで約50分、料金は約40万ドン前後(約1900円)
2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/12/4更新)
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