可睡(かすい)ゆりの園は、初夏の期間限定で開園するゆり園です。2016年は5月28日(土)〜7月3日(日)の開園です。時間は9:00〜17:00。見ごろの時期は、混雑しますので、早めの時間や平日に訪れるのがお薦めです。
正面入口から入場し、3000坪の回遊式の池の周りに沿って、順路に従い反時計回りにしばらく進むと、右奥方面に現れるのが、整然と並ぶ一面黄色いゆりのじゅうたん。
広大な斜面を覆うゆりは絶景ポイントです。
黄色いじゅうたんの池側にある食事処で味わえるのが、珍しい「ゆりの天ぷら」。ゆりのつぼみやホクホクのゆり根の天ぷらが、ざるそばやざるうどんとセットでいただけます。また、出口近くのゆり苗直売所の脇にも、持ち帰り可能なゆり根の天ぷらを販売しています。
食事処・売店の先には、色とりどりのゆりが混在して植えられています。柔和なお顔の女神さまの像が鎮座し、その周囲や高台に、淡いピンクや白、黄色、オレンジなどのゆりがあでやかです。
池に沿って進んでいくと、大きな滝が豪快に流れています。その滝つぼには、無数の鯉が群れをなしています。鯉に餌あげも楽しめます。
起伏のある園内の階段を上り、木の茂る高台からは、周囲の遠景も見下ろすことができます。さらに反対斜面に下りていくと、遅咲きのゆりが数多く植えられています。斜面が広く続き、ピンク・白・赤・黄色・オレンジの5色のゆりが広がります。
園内のゆりは、150種、200万株と多彩です。スカシユリ系が早めに5月下旬から順に咲き始め、6月の中旬からは、交配により改良されたオリエンタル・ハイブリッド系が咲きだします。後者の方が、単色でなく縁取りが施されるなど、鮮やかな香り高い種が多く目立ちます。
広大な庭園内を花を愛でながらのんびり散策すると、時間があっという間に経過します。この優雅な気分をご自宅に持ち帰ってはいかがでしょうか?
出口近くにはゆりの苗の直売所があり、多種多彩な苗が並び、1鉢500円〜購入可能です。まだ花開く前のつぼみを購入し、自宅のお庭に植え替え、後で咲くのを待つのも、楽しみです。
可睡ゆりの園へのアクセスは、東名高速道路の袋井インターチェンジから約5分、また新東名高速道路の森掛川インターチェンジから約20分です。電車ではJR東海道線の袋井駅から遠州森町行きのバスを利用し、約15分です。入場料、大人1000円、小・中学生300円。
広大な敷地に咲き誇る、色鮮やかリリーの絶景は見逃せません。
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(2023/12/6更新)
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