写真:天草野 黒猫
地図を見る加藤清正が築城し、2007年には築城400年を迎えていた熊本城。2016年4月、思いがけない地震に見舞われました。写真は熊本地震から1ケ月後の熊本城です。天守の瓦やしゃちほこは落ち、熊本城の特徴の櫓が崩壊。計13件の重要文化財全てに被害を受けました。
震災により、市民の精神的支柱であった事を再認識させてくれた熊本城。そんな熊本城の現在。自然の驚異を目の当たりに感じさせる場所です。
写真:天草野 黒猫
地図を見るこの写真は2018年3月の様子です。大天守は足場に囲まれ、姿が見えず。小天守は復旧途中で宙に浮いたような状況でした。
写真:天草野 黒猫
地図を見る2018年4月には790個の石垣が組み直され、地震で落下した熊本城のシンボル鯱も復活。そして、2019年10月より天守閣が限定公開されました。
第1弾の公開は、熊本城の二の丸広場側より西大手門を通り入城するルート。工事用のスロープを利用しての見学コースでした。
写真:天草野 黒猫
地図を見る2020年6月1日(月)から熊本県内在住者のみで、始まった熊本城「特別公開第2弾」。6月19日(金)からは全観光客へ公開が始まります。
今回の「特別公開第2弾」の見所は、今までにない目線。秘密は「特別見学通路」、空中回廊です。行幸坂の途中、東側よりの特別ルートで、全長約350メートル、高さ6メートル。
写真:天草野 黒猫
地図を見る熊本地震以前、城マニアに人気だった東側から武者返しをながめつつ、天守閣へ登るルート。今回の特別公開第2弾では、東側の見所を空中回廊から見ることができます。
見事な武者返し「二様の石垣」も真横から。まるで、空中に浮かんでいるかのような目線です。復旧工事が終了するまでの期間限定のこの視点。お見逃しなく。
写真:天草野 黒猫
地図を見る崩れた石垣や、地震時の状態がそのままになった通路。下から眺めるよりも、全体像や工事の様子がリアルに確認できます。
写真:天草野 黒猫
地図を見る特別見学通路は天守閣広場へつながっています。清正公手植えの銀杏にも出会えます。
別名「銀杏城」と呼ばれる熊本城。清正公は「この銀杏の樹が天守閣と同じ高さになった時に、異変が起こるであろう」と言い残し亡くなったのだとか。
そして、同じ高さになった明治10年、西南戦争が勃発。銀杏の木も消失しました。しかし、焼け残った根元から脇芽が出、現在の巨木となったのです。
写真:天草野 黒猫
地図を見る熊本地震にも耐えたのが、国指定の重要文化財「宇土櫓(うとやぐら)」です。築城当時の姿を保つ古い建物にもかかわらず、地震でも倒壊せずにふんばりました。最古参「宇土櫓」も健在です。
写真:天草野 黒猫
地図を見る熊本城の石垣にはなんと番号がふられていて、現在別の場所で組み直し作業中です。途方もなく大きなパズルの組み直し作業。天守閣の石垣は修復されましたが、美しい石垣を誇る熊本城。本番はこれからです!
写真:天草野 黒猫
地図を見る熊本城を築いた加藤清正像は、地震後も変わらず熊本城入口で城を見守っています。
写真:天草野 黒猫
地図を見る特別公開日以外で、地震後の天守閣を一番間近に見ることができるのが「加藤清正神社」です。真っ白な鳥居と青いのぼりのコントラストが美しい神社。勝負運や仕事運、学問の守り神で有名です。勝「かとう=勝」のお守りは黒や赤を基調に清正公の長烏帽子形兜や蛇の目紋。かっこいいお守りです。
住所:熊本県熊本市中央区本丸1-1
電話番号:096-352-5900(熊本城総合事務所)
アクセス:熊本駅から市電で約17分、バスで約10分
サクラマチクマモト1階バスターミナル・市電(花畑町電停/市役所前電停)徒歩約10分
<熊本城「特別公開第2弾」基本情報>
公開日:一般公開 2020年19日(金)〜
※当日整理券方式(時間制)
公開時間:9:00〜17:00(最終入園16:30)
料金:高校生以上500円 小・中学校200円
※マスク着用のお願い、健康状態確認シートあり
※人数制限あり
※天守閣内部入場不可
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/7更新)
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