写真:安藤 美紀
地図を見る長野県内には、武田信玄が戦で傷付いた兵の治療を行うために温泉を利用した、という“武田信玄の隠し湯説”があります。『松川渓谷温泉 滝の湯』も、その隠し湯説に出てくる温泉一つ。『滝の湯』の歴史は古く、江戸時代にまで遡ります。江戸時代には、温泉治療をする人で賑わっていたそうですが、いつしか訪れる人の数が減り、幻の湯と言われるようになりました。
昭和42年に“武田信玄の隠し湯”として再び注目されるようになってからは、全国から温泉ファンが通う人気の温泉になり、再び脚光をあびることに。自家源泉を持つ、源泉100%かけ流しの湯は、一度入浴しただけでお肌がツルツルになる“美人の湯”としても評判です!
また、一人500円という格安料金で日帰り入浴が出来るのも嬉しいところ。さらに! JAFカードを見せれば、温泉卵ももらえますよ♪
温泉には、宿泊施設もあります。泊まれる上に、ペット同伴も可! ゆっくり時間を忘れてくつろぎたい時には、もってこいの温泉です。
『滝の湯』の場所は、県道66号沿い。藁葺き屋根に「天然堅天岩風呂」と書かれた立派な門が目印です。ですが、一つ注意! この門は、閉められているため、入り口は県道66号を少し上に登ったところまで移動してくださいね。
写真:安藤 美紀
地図を見る露天風呂のある場所へ近付いていくと、辺りは硫黄の香りに包まれていきます。温泉の入り口は二手に分かれていて、右側が女湯、左側が男湯になっています。
扉を開けると、すぐ素朴な雰囲気の脱衣所があり、鍵付きのロッカーも用意されています。貴重品はロッカーに入れられるので、ご安心を^^
写真:安藤 美紀
地図を見る『滝の湯』の名物、全長17mの大露天風呂です。ゴツゴツした大きな岩で囲まれた露天風呂は、野性味があふれていて、すぐ目の前には松川が流れています。
温泉には白い湯の花がプカプカと浮き、色は無色透明ではなく、うっすらエメラルドブルーに見えます。この温泉、お肌がしっとりする“メタケイ酸”という成分が入っていて、天然の化粧水とも言われているんですよ。
なんと言っても、大露天風呂は景色が最高!目の前には鮮やかな緑が広がり、松川の流れる“ザーザー”という音や、小鳥のさえずりが聞こえます。紅葉シーズンに入ると辺り一面真っ赤に染まるため、紅葉が美しい温泉としても人気です。
露天風呂は混浴になっていますが、男性ばかりでなく、若いカップルやご夫婦も訪れます。大きな露天風呂のわりに、人が少ないので、カップルで入浴しても2人の時間を邪魔されることなくラブラブな時間を過ごすことが出来ますよ♪ もちろん、一人でも温泉に浸って、リフレッシュするにも最高です。
女性も男性も、生まれたての姿はNGなので、タオルを巻いて入浴してくださいね。(バスタオルを忘れてしまったら、受付で買うことも出来ます。)
写真:安藤 美紀
地図を見る『滝の湯』の内湯は、ぬる湯と熱湯の2つに分かれています。大きい方が“ぬる湯”、小さい方が“熱湯”です。熱いお風呂が苦手な方には、ぬる湯がおすすめ!
滝の湯の“ぬる湯”は40℃弱くらい。“ぬる湯派”には嬉しい温度なので、いつまでも入っていられます。
内湯には大きな窓があり、お湯に浸かりながら外の景色を楽しむことも出来ますよ。
写真:安藤 美紀
地図を見る内湯の一角に、あがり湯と湧き水が出ている場所があります。あがり湯は、源泉になっていて、お風呂から上がる時に最後にサ〜っと身体にかけます。
湧き水は、コップが置いてあるので飲むことが出来るようになっています。私も飲んでみましたが、冷たい湧き水は、まろやかで癖がなく美味しい! お風呂あがりにはおすすめです。
混浴露天風呂で使用したバスタオルは、脱衣所の角にある洗濯機で乾燥させることが出来ます。昔なつかしの2槽式なので、ちょっとビックリしますが、ベタベタのままタオルを持って帰る必要がないのでとっても便利!
青空の下、大自然に囲まれて入る大きな露天風呂は、開放感抜群です。『滝の湯』は、四季を通じて景色が変わるので、いつ行っても楽しめますよ。
混浴ですが、人が少なくカップルでも入りやすいので“温泉デート”にもピッタリです。
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(2024/12/14更新)
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