写真:古都の U助
地図を見る「倉敷物語館」は、倉敷中央通りにある美観地区入り口の交差点からすぐ近くにある、無料の見学施設です。
ご覧の通り立派な門がある入り口。内部が無料で見学できるなんて知らなければ、ちょっと想像がつかないかもしれません。
施設内には江戸期以前の倉敷を紹介する展示室や、観光パンフレットなど揃う情報コーナー、ドリンクの自販機やベンチ、有料のコインロッカーもあるので、ちょっとした休憩にもピッタリの施設です。
4月から11月の期間は21時まで、12月〜3月までは19時まで利用することができるます。昼間だけではなく、風情たっぷりの倉敷の夕焼けや夜景を見学したいときにもぜひ利用したい施設です。
写真:古都の U助
地図を見る倉敷物語館の中には蔵を利用したカフェもあるので、観光で疲れてしまった時や小腹がすいた時には利用してみてはいかがでしょうか?
こちらはNPO法人子育て応援ナビぽっかぽかの運営するカフェで、お子様から中高年の方まで気軽に利用していただけるお店です。
大人気の倉敷美観地区にありながら気取りのないアットホームな内装と接客、お値段もお手ごろ価格で、観光客だけでなく地元の方にも愛されています。
お飲み物は300円〜、ケーキセットは600円〜。
軽食もホットサンドはハムチーズorカレーチーズなどがあり、季節やその日によって若干メニューが変動しますが、それもとっても楽しみです。
蔵の外にはテラス席もあるので、お天気が良ければ敷地内の建物や中庭を眺めながらのお茶もオススメです。
※カフェの営業は通常18時まで、ラストオーダー17時半。冬季は各30分切り上げ
写真:古都の U助
地図を見る「倉敷物語館」の敷地には全部で3つもの土蔵があり、それぞれ展示室やカフェ、多目的ホールとして利用されています。
「倉敷物語館」はもともと東大橋家の住居だったものを倉敷市が観光用に整備した施設です。
東大橋家は倉敷でも指折りの名家、大橋家から分家したうちの一家です。
本家に当たる大橋家も倉敷中央通りをはさみ美観地区の少し西側に住居が現存し、重要文化財の指定を受けた有料の見学施設となっています。
大橋家の先祖は豊臣家に仕えたとの伝承があり、豊臣家の滅亡後は京都の五条大橋のそばに住んだ後、明暦年間倉敷に移り住んだとされています。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは昭和初期に建てられた東大橋家の母屋です。
母屋では伝統的な倉敷の町並みを伝える展示や2階には和室や会議室も設けられ、様々なイベントへの貸し出し利用もされています。
夕方以降も見学できるこの施設は、明かりがついた母屋の大きな窓ガラスも素敵です。時にはこの窓ガラス、取り外して母屋をステージとして見立て、コンサートや子供神楽が上演されたりします。
また、2016年3月には初の試みとして母屋の壁面を利用したプロジェクションマッピングも実施されています。
写真:古都の U助
地図を見る東大橋家は新田や塩田を開発し富を築いたほか、村役などを歴任し地位を築きました。身分の高い家だけが築くことを許された格式ある長屋門が、とても立派で象徴的です。
江戸中期に建てられたというこの長屋門の内側は、現在はパンフレットなどが揃う情報コーナーとなっています。
「倉敷物語館」の周囲には長屋門の他、東西にもそれぞれ出入り口があり、東側の出入り口は林源十郎商店への近道の看板が出ていて、メインストリートとはちがう一歩入った路地歩きも楽しめます。
倉敷は夕方以降人通りがめっきり減ってしまうのですが、2016年現在「夜間景観照明」が毎日実施されています。
ほのかな優しい灯りの美観地区の光景は、昼間とは全く違った表情となり、「倉敷物語館」とあわせぜひ一度見ていただきたいです。
「倉敷物語館」は古い時代の建築景観や様々な展示が夜まで無料で見学でき、明かりが灯った姿もとても素敵です。
また、倉敷美観地区は夕景や夜景も大変美しいです。倉敷美観地区の夕景や夜景については、別記事で紹介しています。記事下関連MEMOのリンクよりぜひご覧下さい。
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(2023/12/3更新)
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