昼間だけじゃ勿体無い!「倉敷美観地区」は夕景&夜景が美しい!

昼間だけじゃ勿体無い!「倉敷美観地区」は夕景&夜景が美しい!

更新日:2016/06/10 11:11

古都の U助のプロフィール写真 古都の U助 ブロガー
岡山県屈指の観光地、倉敷市美観地区。白壁の建造物群や倉敷川沿いの光景が美しく、多くの人で賑わう場所ですが、ツアーなどでは特に早い時間に観光を切り上げることが少なくありません。しかし、人通りも減ってゆったりと見学することができるのは、夕方以降。しかも美観地区では毎日「夜間景観照明」が実施されており、昼間とはまた違ったライトアップの光景が楽しめます。
夕景とともに見学されるのがオススメです!

まるで映画のスクリーン

まるで映画のスクリーン

写真:古都の U助

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倉敷美観地区の最大の特徴は、やはり美しい白壁の建造物群です。
昼間の青空に映える景観が美しいのはもちろんですが、夕刻ともなると建物の壁面がまるでスクリーンのようにオレンジ色の夕日に染まり、ノスタルジーあふれる光景となります。

倉敷美観地区は、昭和54年に国の伝統的建造物群保存地区に選定され、近年ではミシュランガイドブックにも記載されるなど大人気の観光地。日中は混雑しますが、夕方以降は賑やかだった人通りもめっきり減ってゆっくり見学できます。

倉敷川の夕景

倉敷川の夕景

写真:古都の U助

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倉敷美観地区の代表的な景観の1つが倉敷川です。写真は倉敷川に架かる中橋そばから西側を見た眺めで、お天気に恵まれれば夕焼け空が川面に映り、とても美しいです。

倉敷川は、かつて天領時代は多くの物資を運ぶ経済の動脈でしたが、現在は風情溢れる光景をゆったり楽しむ観光船「くらしき川船流し」が運行されています。(冬季は土日祝のみの運行、定休日など詳しくは下記メモ欄より確認ください。20分大人500円)
さらに2016年4月〜11月までの毎週土曜日は、「夜のくらしき川舟流し」も運行され、ライトアップされた美観地区の眺めを楽しめます。

大原美術館ライトアップ

大原美術館ライトアップ

写真:古都の U助

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倉敷には数多くの資料館や美術館、博物館がありますが、なかでも世界的にも評価が高くはじめて倉敷に来られる方にはぜひともオススメしたいのが、この大原美術館です。

昭和5年開設された大原美術館は、「日本の近代遺産50選」にも選ばれたギリシャ神殿風の建物。純和風の建築が並ぶ美観地区にあって不思議と違和感無くとけ込んでいます。
美術館の開館時間としては通常夕方までですが、日没以降はライトアップがはじまり、外観だけでも一見の価値があります。

今橋より美観地区の光景

今橋より美観地区の光景

写真:古都の U助

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こちらは大原美術館の前に架かる「今橋」から東側を見た光景です。「今橋」は大原美術館のコレクションの多くを選定し、自らも洋画家であった児島虎次郎がデザインした橋で、菊の文様のほか龍の彫刻も施されています。

倉敷川沿いの光景は、新緑の時期のセンダンの花が美しく、夏は柳並木、春は桜も楽しめます。そして日没以降は洋風のデザインの街灯が点き、レトロとモダンが入り混じった倉敷独特の光景となります。

ほんのりとした優しい灯り

ほんのりとした優しい灯り

写真:古都の U助

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昼間の賑やかさと違い夜の美観地区は一転して静かで幻想的な光景へと様変わりします。
夕景から夜景へと、刻一刻と表情を変える倉敷の町並みはとても美しく見ごたえがあり、昼間だけの見学で終わらせてしまうのは本当に勿体ないです。

現在、倉敷美観地区で毎日行われている「倉敷夜間景観照明」は、東京タワーや東京駅のライトアップなども手がけた世界的照明デザイナー、石井幹子さんプロデュースによるものです。
倉敷川の周辺と倉敷アイビースクエア一帯で、日没から22時まで(時期により21時まで)毎日実施されています。
ぜひ、倉敷の町にゆっくり滞在してみて下さい。

その他に

美観地区のメインストリートにある見学施設や売店等は、夕方以降は閉まってしまう所がほとんどですが、飲食店は開いてるところも多いです。
特に夏場は、倉敷アイビースクエアや林源十郎商店などのビアガーデンを楽しむのも良いですね。ガッツリ観光したいなら「倉敷昔物語館」が4月から11月の期間は21時まで、12月〜3月までは19時まで見学できるので、そちらがおススメです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/08 訪問

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