写真:下川 尚子
地図を見る鎌倉・若宮大路から路地に入った先にあるお店、それが「鎌倉キネマ堂」。レトロなたたずまいの小さなお店は、そこを目的地にしていなければ通り過ぎてしまうほど、何の気なしにそこにあります。
このお店で今話題になっているメニューが「しらすトースト」。鎌倉を舞台として描かれる『海街diary』という漫画をご存じでしょうか。2015年には映画化された人気作品ですが、その『海街diary』に出てくる「しらすトースト」のモデルが、ここで提供されているメニューだと言われ、訪れるファンが絶えないお店となっています。
写真:下川 尚子
地図を見るこちらが話題のしらすトースト。パン、バター、しらす、刻み海苔というシンプルな組み合わせですが、食べてみると「パンとしらすってこんなに合うんだ!」と驚きの相性です。厚切りのパンは歯切れよくサクサクで、たっぷりのしらすとバターの風味に、海苔がほどよいアクセント。一度食べ始めると止まらない美味しさです!
しらすトーストは、鎌倉キネマ堂で10年ほど前から提供されている名物。そのしらすトーストの注文が増えてきたのは、ここ数年のこと。徐々に増えていくしらすトーストの注文を疑問に思ったマスターがお客さんと話すうちに、海街diaryファンの中で「しらすトーストのモデル」と話題になっていることを知ったのだそうです。
海街diaryに出てくる「山猫亭」という喫茶店で出しているしらすトーストはまさにこのトーストにそっくり。4巻で初めて登場しますので、ぜひそちらもご覧になってみてください。
写真:下川 尚子
地図を見るしらすトーストはドリンクセットにもできます。その際にぜひ選んでほしいのが「ジンジャーミルクティ」。海街diaryでは、主役のひとり「すず」が母親の思い出の味としてジンジャーミルクティーを回想するシーンがあります。
このメニューはしらすトーストとは違い、当初から存在していたわけではありません。海街diaryファンが多く訪れるようになり、その作品を見たマスターがメニューに取りあげようと決めたのが、その始まりなのだそう。ぜひ、しらすトーストとセットで注文してみてください。
新鮮なしらすが手に入る「鎌倉キネマ堂」では、その他、生しらす丼や釜揚げしらす丼、しらすに卵・そぼろを組み合わせた鎌倉キネマ丼もおすすめ。ぜひお試しください。
写真:下川 尚子
地図を見るさて最後に、お店の雰囲気をご紹介しましょう。鎌倉キネマ堂は、カウンターとテーブル3つの小さなお店。内部はなんともレトロでキッチュな雰囲気です。
もともと昭和30年代の邦画が大好きだったマスターが邦画本やグッズを扱う古本屋として始め、そのかたわらブックカフェもすることになった…というのが、この喫茶店の始まり。店内にはレトロなポスターや雑誌がたくさん。タイムトリップした気分で楽しめます。
ちなみに、こちらの写真に写っているのがマスター。海街diaryに出てくる山猫亭のご主人とどことなく風貌が似ているような…?ぜひお店に足を運んで、マスターにも会ってみてくださいね。
『海街diary』山猫亭のご主人はちょっと気難しい人物ですが、鎌倉キネマ堂のマスターはおしゃべり好きでとっても気さくです。カウンター席に座ると、海街diaryを見せてくれたり、ガイドブックを広げてくれたりと、話は絶えません。
お昼どきにはマスターも大忙しですが、店内が比較的空いているときには、ぜひそんな「おしゃべり」も楽しんでくださいね。
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(2023/12/5更新)
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