写真:櫻井 れき
地図を見る東京ドームに併設された「野球殿堂博物館」は、1959年に当時の後楽園球場横に開館した日本唯一の野球専門博物館です。1988年の東京ドームの完成とともに移転したこちらの博物館には、野球界の発展に貢献し殿堂入りとなった野球関係者の肖像レリーフをはじめとした、野球の歴史資料など貴重なコレクションが展示されています。
館内には歴代の名選手たちから寄贈されたバットやグラブなどの野球用具、後楽園球場時代の客席・リリーフカーといった展示物や、子供も遊べるバッターボックス体験コーナーなど、野球ファンなら誰しもがワクワクするような要素がいっぱいつまっています!
写真:櫻井 れき
地図を見る館内に入るとまずたどり着くのが、現役選手たちのコレクションが集まる「プロ野球コーナー」。プロ野球12球団の主力選手たちのユニフォームやバット・グローブなどの展示を見ることができます。
こちらの写真は、野球場のロッカーをイメージして作られた12球団の現役選手たちのユニフォームやバット・グローブなどの展示です。開幕前に更新され、前年に活躍した主力選手たちが実際に使用していた用具が毎年追加されていきます。選手からの寄贈ですので、これらの展示物には選手たちのサインも入っていますよ!
写真:櫻井 れき
地図を見るこちらは現在までのプロ野球の歴史を彩った名選手たちのコレクションが展示されているコーナーです。アメリカのメジャーリーグに移籍し輝かしい功績を残した野茂英雄や、連続試合フルイニング出場などの世界記録保持者である金本知憲の現役時代のユニフォームなど、ファンにとっては感涙モノの展示の数々が並びます。
他にも、あの「世界の王」と呼ばれた王貞治が現役時代に素振りのトレーニングの際に使用した日本刀や世界記録となった756号ホームランボール、長嶋茂雄のユニフォームといった大変貴重な展示品も間近で見ることができるんです!
写真:櫻井 れき
地図を見るこちらのコーナーには、アメリカで誕生した野球がどのようにして日本に伝わり現在に至るまでに発展したのかがわかる年表や、それにまつわるコレクションが展示されています。
中でも必見なのはこちら。日本のプロ野球誕生のきっかけとなった日米野球のポスターに描かれているのは、アメリカ野球に大きく貢献したベーブ・ルースです。当時、日本はベーブ・ルースを日本各地で開催される日米野球に招いたのですが、当初ベーブ・ルースは来日を渋っていました。そこで彼の似顔絵を大きく描いたこのポスターを見せたところ、ベーブ・ルースは来日を快諾したという逸話があるのです。
写真:櫻井 れき
地図を見るこちらの「野球殿堂コーナー」では、現在にいたるまでの日本の野球界の発展に大きく貢献した人物たちの功績をたたえた肖像レリーフが展示されています。
日米野球を成功させ読売巨人軍を創設したことで1959年に最初の殿堂入りとなった正力松太郎を筆頭に、最新の殿堂入りの人物までおよそ200人近くにも及ぶ功労者たちのブロンズ製肖像レリーフが、格調高い展示室にズラリと並ぶ様子は圧巻です。
野球殿堂博物館では新しい試みとして当博物館の公式アプリをリリースしました。博物館内でアプリを起動し、カメラを肖像レリーフに当てると、殿堂入りした人物のショートムービーや写真が見られる面白いアプリです。博物館を訪れた際は、ぜひダウンロードをおすすめします。
こちらでご紹介したのは館内のごく一部ですが、この博物館にはまだまだおもしろいコーナーがたくさんあります。大学野球・高校野球などのアマチュア野球に関する展示や、日本代表「侍ジャパン」のWBC優勝トロフィーもこちらに展示されているんですよ!ほかにも定期的に内容が変わる「企画展示室」、野球やその他のスポーツに関する書籍や雑誌が閲覧できる図書室など、見どころは盛りだくさんです。
なおこの博物館は東京ドームにあるということでドーム内に入らないと見られないとお思いかもしれませんが、こちらはドームの外に併設されている施設ですので誰でも入場可能です。一部をのぞけば写真撮影もできちゃいますよ!
東京観光や東京ドームに野球観戦に訪れた野球ファンの方たちにぜひ訪れていただきたい「野球殿堂博物館」のご紹介でした。
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(2024/10/3更新)
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