初心者OK!鎌倉「葛原岡・大仏ハイキングコース」で名所めぐりハイキング

初心者OK!鎌倉「葛原岡・大仏ハイキングコース」で名所めぐりハイキング

更新日:2016/06/18 17:21

下川 尚子のプロフィール写真 下川 尚子 ライター
海と山が近く歴史的名所も多い鎌倉には、魅力的なハイキングコースが数多くあります。今回ご紹介する葛原岡・大仏ハイキングコースは、北鎌倉の浄智寺から源氏山公園・葛原岡神社を経由し、鎌倉大仏の高徳院へと至るコース。アップダウンのある山道を歩きながら鎌倉の名所をめぐる、人気の高いコースです。初心者でもトライできますので、ぜひ、動きやすい服装でどうぞ!

北鎌倉・浄智寺より葛原岡ハイキングコースへ

北鎌倉・浄智寺より葛原岡ハイキングコースへ

写真:下川 尚子

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「葛原岡・大仏ハイキングコース」の全長は約3km。ハイキングコースとして整備されているため初心者でも歩きやすいコースです。ただ、舗装されていない山道を歩く時間も長いため、十分に履きなれた靴と、両手があくリュックで歩きましょう。

ハイキングコースの入口は、北鎌倉駅より徒歩8分の浄智寺。浄智寺は鎌倉の禅宗寺院を代表する「鎌倉五山」第四位の名刹。二階が鐘楼という珍しい鐘楼門など見どころは多数で、野趣に富んだ境内の雰囲気も味わいがあります。ハイキングコースへ入る前に、ぜひ立ち寄ってみましょう。

浄智寺を出たら、いよいよハイキングのスタート。「葛原岡ハイキングコース」は、この浄智寺の脇道が入口。しばらくは舗装された道が続きますが、しだいに山道に。木の根が絡み合う道や、すぐ隣は急な崖という場所もありますので、注意しながら進みます。

葛原岡神社に到着

葛原岡神社に到着

写真:下川 尚子

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葛原岡ハイキングコースは距離は短いものの起伏があり、山歩きの気分を味わえます。浄智寺より約1km・20分程度アップダウンのある山道を歩くと、まずは葛原岡神社に到着。葛原岡神社は後醍醐天皇の家臣であった日野俊元を祀る神社で、境内には俊元の墓所もあります。

近年は縁結びの神社として知られ、境内には「男石」と「女石」が並ぶ縁結び石も。縁結びのお守りや絵馬も販売しており、お守りを買うといただける赤い紐を縁結び石に結ぶと、良縁祈願になると評判です。

源氏山公園を散策

源氏山公園を散策

写真:下川 尚子

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葛原岡神社に隣接している公園が、源氏山公園。ベンチとテーブルがありますので、お弁当を広げるならここがおすすめ。天気の良い日には富士山が見えるスポットもありますよ。

源氏山公園は、四季折々の自然が楽しめる場所としても有名。春は桜、初夏にはあじさい、秋は紅葉がきれいです。葛原岡神社のある場所から少し歩くと「源頼朝像」もありますので、しばし散策を楽しむのもおすすめです。

大仏ハイキングコースへ。佐助稲荷神社にも

大仏ハイキングコースへ。佐助稲荷神社にも

写真:下川 尚子

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源氏山公園で一休みしたら、ふたたびハイキングを開始。源氏山公園からのルートはいくつかありますが、高徳院(鎌倉大仏)までの一番スムーズなルートは大仏ハイキングコース。比較的傾斜が緩やかで、森林浴気分を味わいながら歩けます。途中には海が見えるポイントも!分岐点が多いため、案内表示に注意しながら歩きましょう。

大仏ハイキングコースの途中には、佐助稲荷神社(写真)への分岐もありますので、立ち寄るのもおすすめ(かなり急な山道を通りますが)。およそ100基もの鳥居が並ぶ風景が特徴的で、鳥居の朱と周辺の緑のコントラストが美しく、心に残ります。近くには銭洗弁財天もありますので、行きつ戻りつしながら、たくさんのスポットを巡るのも可能ですよ。

高徳院(鎌倉大仏)へ到着

高徳院(鎌倉大仏)へ到着

写真:下川 尚子

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源氏山公園から大仏ハイキングコースの終点までは約2km、30分強の距離。そこから高徳院まではさらに、5分程度の距離です。

高徳院といえば、鎌倉大仏。空の下穏やかな表情で鎮座する大仏様に出会うと、ハイキングの疲れも癒されるはず。鎌倉大仏の正式名称は阿弥陀如来坐像といい、鎌倉唯一の国宝仏です。

帰りは、高徳院前から鎌倉駅へ戻るバスがあります。また、最寄りの江ノ電「長谷駅」までは徒歩7〜8分。周辺には、花の寺として有名な長谷寺や、鎌倉観音がありますので、あわせて立ち寄ってみてはいかがでしょう。

「葛原岡・大仏ハイキングコース」トライするときの注意点は?

葛原岡・大仏ハイキングコースは、ハイキングを楽しみながら観光できる人気のコース。初心者でも歩ける道ですが、いくつか注意事項を。

基本的なハイキングの注意点と共通することですが、まず、ハイキングとはいってもそれなりのアップダウンがあり、急斜面や足場の悪い箇所もあります。スニーカーでも歩けますが、トレッキングシューズをお持ちであれば、そちらを利用するのがベスト。雨の後は地面がぬかるんでいる箇所もありますので十分に注意し、自信のない時は見送ることも大事です。

暑い時期には水分をこまめに取り、疲れたら無理をせず休憩を。自分のペースで、心地よい鎌倉ハイキングをお楽しみください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/15 訪問

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