コモ湖ほとりの街コモは、古くはローマ皇帝、多くのヨーロッパ王室・貴族に愛された地です。湖岸の一等地には、4・5つ星の豪華なホテルが並び、現在も避暑地として毎夏賑わいます。
コモ湖には、コモのほかにも小さく可愛らしい町々がたくさんあり、それを湖上から、また、実際訪ねるにもおすすめなのが遊覧船。チェルノッビオなど近くの町であればすぐなので、時刻表を確かめて気軽に乗ってみましょう。湖上は涼しく快適です。
また、コモ湖東岸を歩いて行くと見えるのがロープウェー駅です。このロープウェーの頂上まで上がると、コモ湖の美しい展望を見晴らせます。
写真:橘 凛
地図を見る東岸のロープウェーとは反対側のコモ湖西岸は、ヴィラと呼ばれるゴージャスな避暑用のお屋敷が並び、見ているだけでも楽しい地域です。現代ではハリウッドスターなど著名人が別荘を置く地としても有名。
その中でも目立つのがオルモ邸(Villa Olmo)でしょう(写真参照)。邸宅内は展示会などの期間開催中しか入ることができませんが、広々とした庭園はいつでも入場可能で、コモの憩いの場となっています。
オルモ邸すぐそばにあるレストラン“Ristrante Pizzeria Lake Heart”は、湖に浮かんだようなオープンテラスが気持ちの良い、おすすめレストラン。シーフードメインの食事とプロセッコでバカンスを味わいましょう!
写真:橘 凛
地図を見る湖の上の遊覧船からもすぐに見つけられる、ロココ様式のキューポラが美しい大聖堂は、コモを代表する歴史的建造物のひとつ。旧市街にある大聖堂広場には、いつも多くの人々で賑わっています。15世紀のものといわれる正面ファサード(写真参照)はもちろん、内部の絵画・タペストリーなども見どころです。
観光地として市内を歩いていると目につくのは、コモの特産品であるショールなどシルク製品のお店。コモは古くからやせた土地で産業が少なかったため、生産が比較的容易なシルク産業が盛んでした。コモ湖のお土産としていかがでしょうか?
写真:橘 凛
地図を見る街歩きに疲れた際におすすめしたいのが、ティーハウス“I Tigli in Theoria” 。コモ湖畔からも歩いてすぐのティーハウスは、中庭のあるエントランスからして「隠れ家」といった表現がぴったりの、とてもおしゃれなカフェです。落ち着いたインテリアの中、緑茶など多くの種類を揃えたお茶を飲むと、ほっと一息できそう。
併設のレストランは、ミシュラン1つ星の実力派。季節ごとの地元の食材を使った料理が、カラフルにお皿を飾ります。多くのイタリアのレストラン同様、月曜定休なのでご注意を。
コモ観光の窓口となる都市・ミラノからコモ湖へのアクセスは非常に簡単。
電車は、ミラノ中央駅(Milano Centrale)もしくはカドルナ駅(Milano Nord Cadorna)から、コモ湖にほど近いComo Nord Lago駅まで、約1時間少しの車窓の旅です。ミラノ中央駅からのアクセスの場合、Milano Nord Bovisa駅での乗換が必要なので注意しましょう。
コモからミラノまで通勤・通学している人々もいるほどなので、両区間には毎日たくさんの本数が出ています。もちろん、ツアーバスや車での行き来も可能です。ミラノからの日帰り・一泊旅行としては最適のリゾート地でしょう。
コモの魅力が伝わりましたか?
コモは、ミラノからの日帰り・一泊旅行としては最適の観光地でしょう。太陽の眩しい季節はもちろん、秋冬にも落ち着いた大人のリゾートといったムードを醸し出します。
イタリア旅行が初めての方にはもちろん、ベテランの方にもオススメです!
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(2024/3/28更新)
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