写真:安藤 美紀
地図を見る都心から車で約2時間半。長野県東部に位置する別所温泉は、約1,500年前に発見されたと言われる歴史ある古湯です。ここは真田一族とも関わり深い場所。別所温泉の外湯の一つ“石湯”は、真田幸村が度重なる戦で傷ついた身体を癒しに通ったお湯だと言われています。
そんな石湯の正面にあるのが、老舗の温泉旅館 上松屋旅館。館内は真田愛に溢れ、無料で着られる記念撮影用の鎧や真田の資料などが多々。外に出なくとも、館内で楽しめるようになっています。
上松屋旅館は一人旅用のプランが大変充実していますが、中でも話題になっているのが、2016年3月にリニューアルオープンした真田戦国部屋。この部屋は、戦国最強の武将 真田幸村をモチーフにしたコンセプトルームで、現在2部屋のみ。それぞれ『幸村』・『信繋』と名付けられています。
※信繁は真田幸村の正式な名前。
写真:安藤 美紀
地図を見る真田戦国部屋の扉を開ければ、すぐそこは戦国モード!
室内はやや暗めになっていますが、これは戦で使われる陣小屋をイメージしているからだとか。
陣地であることを示す陣幕、六文銭付の間接照明、真田幸村の甲冑“赤備え”のカブトなどが置かれ、非日常の空間にドキドキしてしまいます。
さらに壁には“白山大権現”の掛け軸が。“白山大権現”とは、真田幸村が信仰していた山家神社の神様のことで、実はこれを書いたのも山家神社の方だそう。
写真:安藤 美紀
地図を見る室内にあるTVなど電化製品は、すべて扉の中に隠されています。そして、電話やスピーカーは、すべて“赤備え”と同じ赤色で統一。さらに、松代焼で作られた湯のみやグラスなど、細かい備品も六文銭入りを使うという徹底ぶり。真田戦国部屋なら、時代を超えた戦国時代の雰囲気をおしゃれに味わうことができます。
写真:安藤 美紀
地図を見る歴史好きの方にとって嬉しいポイントがもう一つ。
真田戦国部屋には、池波正太郎氏が書いた“真田太平記”が全巻置いてあります。
一度読んでみたかった!という方や、途中まで読んだけど最後までは読んでなかったな…。という方は、ここでじっくり読書してみませんか?
真田戦国部屋は1人部屋なので、本を読むにも最高なのです。
写真:安藤 美紀
地図を見る真田戦国部屋は1泊2食付きのプラン。
夕食は部屋食で、長野県産の食材にこだわったオリジナルの懐石料理が、テーブルいっぱいに並びます。
メニューには、信州サーモンや信州産の黒毛和牛、真田丸という歯ごたえの強い地鶏や、信州のお味噌など、地元の素材がぎっしり!また、赤色を中心に使った器や、巻物風の献立なども、真田幸村を意識した楽しい演出の一つです。
一人旅だからこそ、豪華な食事を楽しみたい!という方にはもってこい。真田愛に溢れてる…と感じさせてくれる華やかな夕食になることでしょう。
上松屋旅館は泉質の良さも魅力!泉質はpH8.9の弱アルカリ性単純硫黄泉で、お肌の不要な角質をとってくれたり、美白効果があると言われています。
大浴場は、循環ろ過なし・加水なしの源泉をそのまま贅沢に使用。そのため、夏場は少し熱く感じることがあるかもしれませんが、そんな時は湯桶などで一旦湯もみ(お湯をかき混ぜて冷ます)して、お湯に浸かるようにしましょう。
また上松屋旅館の浴槽には、湯の花が浮いてくることがあります。これは温泉成分が結晶化したもの。汚れではなく源泉かけ流しの証なので、安心して別所温泉を満喫してくださいね。
そして酒好きに嬉しいのが、ビールを露天風呂まで持ってきてくれるサービスです。このサービスは、ちょこっと、ほろ酔い、ガッツリ、と3種類の中からお好みの酒量を選ぶことができます。温泉に浸かりながら冷たくひえたビールを飲む幸せ…。お酒好きの方はオススメです。ぜひ体験してくださいね!
硫黄漂う優れた温泉と真田戦国部屋がある上松屋旅館は、ちょっぴり贅沢な一人旅をしたい人にピッタリ。スタイリッシュに仕上げられたお部屋で、歴史ロマンを感じるおしゃれな旅をしてみませんか?
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(2024/9/16更新)
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