写真:東郷 カオル
地図を見る「みろく石」というのはお菓子の名前で、お店の名前はその名も「みろく石本舗」! そのまんまです。それほどに有名なお菓子だとも言えるでしょう。
お菓子の由来となった弥勒石は、奥の院の御廟橋(みみょうのはし)を渡ったところにある祠の中に置かれた石のことです。祠の四面は格子となっており、その中の一面だけに片手のみが入るように造られていて、弥勒石に触れたり持ち上げたりすることができます。
中は二段になっていて、上段へと片手で上げることが出来れば願いがかなうとか、罪の軽い者は簡単に上がり、逆に罪の重い者は上がらないともいわれています。
しっとりした皮に、ほどよい甘さの粒餡の御菓子で、高野山土産として昔から有名です。高野山の宿坊に泊まると、お茶とみろく石が出されることからも、地元からの信頼の高さが感じられます。
写真:東郷 カオル
地図を見る最近の高野山スイーツといえばコレ!
麩善かるかや堂前店の「笹巻あんぷ」です。
この、生麩のまんじゅう「笹巻あんぷ」は、よもぎを混ぜた麩の中にあんを入れ、さらに熊笹で包んだものです。高野山の麩の歴史は古く、大和朝時代に僧が中国より伝えたといわれています。そんな、昔から高野山にあった麩を使ったスイーツ「笹巻あんぷ」ですが、その甘すぎない上品な味が最近人気なのです。笹の結びをとくと特有の香りが広がり、高野山の杉木立の静謐な空気を思い出させるような、そんな清清しいお菓子です。
自然の香りと昔からの製法、こだわりのある材料で作られた笹巻あんぷのつるっとした食感を、是非お試しください!
写真:東郷 カオル
地図を見る高野山のお土産といえば、精進料理にもかかすことのできないごま豆腐。
高野山の生のごま豆腐を一度口にしたら、下界のスーパーのごま豆腐なんて不味くて食べれないという話しをよく耳にします。
鮮度命の生のごま豆腐ですが、持ち帰ることが可能です。生のごま豆腐でオススメなのが「濱田屋」さん。濱田屋さんでは保冷バッグもご用意されていますが、自宅から保冷バッグと小さな保冷剤を3〜4個持って行くと良いでしょう。保冷剤は凍っていないものでかまいません。凍っていない保冷剤と交換で、濱田屋さんで凍らせた保冷剤を入れてくれます。あなたの持参した保冷剤はまた次の方のごま豆腐を冷やしてくれるという訳です^^
でも、やっぱり今すぐ食べたいという方は、店内で食べることができますので、店員さんに一声かけてみてくださいね。カフェスペースはありませんが、店内でちょっと腰掛ける場所があって、そこで食べさせてもらえます。
ねっとりとした濃厚な生のごま豆腐は、一度食べると病みつきになります。王道の「わさび醤油」の他にも、スイーツとして「和三盆」でいただくこともできます。最近では土日限定で抹茶味もご用意されていらっしゃいますよ。
どうしても生のごま豆腐は持って帰れないという方にオススメなのが、「鈴木」の真空パックのごま豆腐です。鈴木は店舗は構えていませんが、高野山の宿坊や龍神温泉のお宿にごま豆腐を収めているお店です。味とコストパフォーマンスを考慮すると、お持ち帰り用のごま豆腐は鈴木に軍配が上がります。鈴木の真空パックのごま豆腐はお土産やさんで売られていますので探してみてくださいね。
世界遺産になり、更に2015年には開創1200年を迎える高野山では、今、かつてないほど目まぐるしく山内の様子が変わりつつあります。とは言っても、都会の変化と比べると、かなりゆっくりのペースです。高野山を訪れたことがある方は、高野山では時間の流れ方が都会とは全く異なるということを感じることでしょう。今年の7月には山内初のコンビニエンスストアもできました。以前はコーヒー一杯いただくのも苦労したのがウソのように、いくつかの喫茶店もできています。あ、でも「カフェ」ではないです(笑)。お土産もどんどん新しいものが登場して、いつかは今回ご紹介したベスト3に肩を並べるような名物も出てくるかもしれませんね。期待大です!
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(2023/11/29更新)
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