写真:Naoyuki 金井
地図を見る熊谷市の裏道にある『慈げん』の店構えはまさに昭和で、「本当にここが人気店なの?」と思うくらいのオシャレ感のない店舗です。しかし、店の前に設置された白いポールと看板の数々はインパクト大。「行列禁止」「白いポールの内側でお並びください」「禁煙」等々、その物々しさに後ずさりするかもしれません。
真冬でも行列ができるくらいですから、トップシーズンでは5〜6時間待ちも出るほどです。その為、トップシーズンは整理券システムとなり行列が解消されたかと思えば、整理券をもらうために行列ができると云う本末転倒の大騒ぎ。それでも飽くなき"慈げん信者"はひたすら待ち続けています。酷暑の街熊谷で、冷たいかき氷を食べるために恐ろしく熱くなるお店なのです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る「色々な種類を食べたくなる」とリピーターたちが口をそろえて云うのが人気の秘密。
神が造りだすかき氷は、斬新で超高度な味を組み合わせた数々のメニューにあり、《和三盆系》《ミルク・抹茶系》《黒蜜・あん系》等のレギュラーメニューの他に、『只今のかき氷』と云う、メニュー表にはないかき氷が大人気です。
店内にディスプレイされている『只今のかき氷』は、季節により次々とかわります。冬にはクリスマスやバレンタインバージョンなどがあるので一年中楽しめるのですが、トップシーズンの夏ともなれば怒涛の新作ラッシュ!
そこで限定かき氷があるうちに食べなければと、三杯、四杯食べていく人が多いのです。
お腹を壊さないように、あなたは何杯食べられますか。
写真:Naoyuki 金井
地図を見るかき氷選びのポイントは《「と」と「に」のつくかき氷》で、「と」のつくかき氷は上下分割タイプで、先名が上で後名が下。また「に」の付くかき氷は先名がベースのシロップで、後名が後掛けシロップと云う意味で、必ず一杯は食べていただきたいおススメは「に」のかき氷なんです。
只今のかき氷のひとつ《レモンミルクヨーグルトにすもも》。
レモンミルクヨーグルトがベースになっていて、すももがメインのかき氷です。"すもも"の甘酸っぱい味が際立ちながら、何種類ものシロップが融合し「かき氷にコクがある」とまで云わせた究極の味。
そして国宝の手が削った"ふわふわサクサク"の食感と相まって、お口の中でスッと染み込んでいく清涼感が病みつきにさせるのです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る意外と知られていないのが、店内にあるメニューの裏面の『取扱い説明書』。かき氷を美味しく食べるために“店内は常に28〜30度”に保たれ、何と云われても温度は変えない徹底ぶり。“二杯目は一杯目の約20分後”におかわりを出すのが一番美味しく食べるタイミングだと、科学的(?)な対応も神の腕だけに驕らないきめ細やかなホスピタリティなんです。
特に究極のサービスが「箸休め」ならぬ「スプーン休め」! 複数杯以上の場合は“きゅうりの漬物”が出されるサービスで、1杯目(漬物)2杯目、3杯目(漬物)4杯目という神対応なのです。
あなたなりの究極のチョイスを考えて、最高に贅沢なかき氷を味わってみてください。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る元祖《ティラミスかき氷》、濃厚ミルクと苺の酸味が上品なパフェを思わせる《ザ・生いちご》、贅沢な完熟マンゴーを贅沢に使った《レモンミルクヨーグルトにマンゴー》、コーヒーベースのシロップに餡をかけた《あんプレッソ》、そして常に人気の高い《じゃがいもコーン》といった限定ながら季節によって人気メニューが目白押しの慈げん。
そういった煌びやかなかき氷のなかで、隠れた人気かき氷が《和三盆レモン"覚醒"》、シロップ漬けしたレモンが氷に乗っているだけのシンプルなもの。シロップ漬けとはいえ酸っぱいかき氷なので、酸っぱすぎる場合は和三盆のシロップをかけながら食べます。
複数杯食べる方の締めとしてオーダーする方が多く、心は満足、身体はスッキリで慈げんを後にできるのです。
あなたも神の創りだす究極のかき氷を食べに行きましょう。
埼玉県が全国に誇るかき氷の名店『慈げん』は、今や全国から来店する観光スポットです。
待ち時間は長いですが、早朝に整理券さえ貰えばその日の来店の時間指定ができますので、夕方予約をしてそれまで東京で観光すると云った離れ業もできるのが埼玉県の良さです。
是非、全国的に名高いかき氷を暑さの聖地熊谷で味わってみてください。
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(2023/12/3更新)
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