写真:藤田 聡
地図を見る佐原の大祭は、開催日程が毎年変動します。夏祭りは7月10日以降の金曜・土曜・日曜日の3日間、秋祭りは10月第2土曜日を中日とする金曜・土曜・日曜日の3日間です。
夏祭りは八坂神社の祭礼、秋祭りは諏訪神社の祭礼なので、まずは神社にお参り。祭り期間中は多数の屋台が立ち並び、祭り風情も楽しめます。写真は夏祭りの八坂神社の様子です。
写真:藤田 聡
地図を見る神社でお参りを済ませたら、佐原の中心部「忠敬橋」へ向かいます。日本初の実測地図を完成させた郷土の偉人「伊能忠敬」ゆかりの橋で、近くに旧宅や記念館もあります。川沿いや道路沿いに古い建築が立ち並ぶ、魅力的な町並みは小江戸と呼ばれます。
佐原の大祭では10台以上の山車が曳き廻され、夏祭りでは忠敬橋付近が指定会場になっており、一通りの山車を見物出来ます。
写真:藤田 聡
地図を見る佐原の大祭では、山車は通常の曳き廻しの他に、曲曳きと呼ばれる技を繰り出します。その代表格が「のの字廻し」。大きく重い山車を、その場で回転させる技です。指定会場で行われ、夏祭りでは忠敬橋一箇所のみ。秋祭りでは、6カ所で実施されます。
曲曳きは「のの字廻し」の他にも、「そろばん曳き」「小判廻し」の3つがあります。佐原の大祭は雨天決行ですが、台風襲来のような荒天時には変更される場合もあります。雨が降る可能性のある日には、すべての提灯がビニールで覆われ万全の体制になっています。
写真:藤田 聡
地図を見る佐原の大祭は、実は背景が魅力的。小江戸と呼ばれる町並みが背景なので、川の対岸から眺めると、本当に江戸時代の祭りの光景ではと思う程。口コミやブログでも大人気の絶景です!
こんなに素晴らしい風情を楽しめる祭りは、日本でも本当に貴重。関東三大祭りの一つに数えられるだけあり、約300年に及ぶ歴史と伝統を目の当たりに出来ます!なお写真の場所は、忠敬橋から川沿いに少し北に歩いた地点です。(写真右下の「地図を見る」をクリックすると、撮影場所の地図が表示されます)
写真:藤田 聡
地図を見る佐原の大祭は、提灯に彩られる夕方から夜がおすすめ。深夜22時まで行われるので、夜だけでも存分に楽しめます。山車には人形が載っていますが、夏祭りでは鷹や鯉の人形も登場。写真は鷹の山車です。
佐原の大祭は夏祭りと秋祭り、一年に2回行われるます。夏祭りは歴史のある本宿地区で行われるので、歴史的風情を重視するなら、夏祭りがおすすめ。一方、秋祭りは佐原駅がある新宿地区で行われるので、駅前が祭り会場。大変に便利なので、電車で行くなら秋祭りが断然おすすめです!
車で行く場合は、香取市役所の北東に開設される、利根川河川敷の臨時無料大駐車場を利用します。祭り会場まで距離があるので、有料のシャトルバスやシャトル舟で向かいます。(年により舟の場合とバスの場合があります)
開催期間:佐原の大祭夏祭り 2019年7月12日(金)〜7月14日(日)
佐原の大祭秋祭り 2019年10月11日(金)〜10月13日(日)
開催時間:10時から22時まで
住所:千葉県香取市佐原(夏祭り:本宿地区、秋祭り:新宿地区)
電話番号:0478-52-6675(水郷佐原観光協会)
アクセス:JR成田線佐原駅から徒歩10分(夏祭り)
秋祭りは徒歩0分の駅前で開催
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
藤田 聡
「源泉かけ流し」にこだわる、泉質重視の温泉研究家。温泉旅行検定試験2年連続日本一で、温泉旅行博士の称号を獲得。日々、温泉や周辺観光地の取材・撮影を行い、国内旅行の奥深い魅力を各種メディアで発信中!温泉…
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