写真:月宮 うさ
地図を見る礼文島を代表する観光スポット「桃岩展望台」を経由するトレッキングコースは、いくつかありますが、ご紹介するのは往復約2.4kmの、登山口から展望台までのコース。多少のアップダウンはありますが、舗装されており歩きやすい道ですので、長めのお散歩ができ階段の上り下りが可能な脚力があれば大丈夫。足元はスニーカーでOKです。
また、駐車場のあるレンジャーハウスから展望台までは約0.2km・約10分ですので、上記コースに不安がある人は、駐車場から歩くのもよいでしょう。
「桃岩」はその名の通り、高さ約250mの桃の形をした巨岩。海底の柔らかな堆積物にマグマが貫入して誕生したものと考えられています。その後、侵食により今の姿になったのでは…と、いわれています。
写真:月宮 うさ
地図を見る展望台までの道のりは、花々が咲き誇るフラワーロード。礼文島の別名である「花の浮島」にぴったりな風景が続きます。また、桃岩周辺は北海道の天然記念物にも指定される植物の群生地。その数約300種類、島に咲くほとんどの花が自生していますので、植物図鑑を片手に散策を楽しむのもオススメです。足元に咲く小さな花々にも注目してみてくださいね。
写真:月宮 うさ
地図を見る自然歩道(散策路)沿い咲く花々には、ここだけでしか見ることのできない固有種の姿も。写真は、礼文島とお隣の利尻島にのみに自生する「リシリブシ(利尻附子)」です。大変美しい花ですが、触るのは危険。この花は、解毒剤がないといわれる猛毒"アルカロイド"を含むことで知られる"トリカブト"の仲間。夏〜秋にかけて、島のあちらこちらにたくさん咲いていますが、かぶれる危険性などがありますので、うっかり触れてしまわぬようお気をつけてください。
写真:月宮 うさ
地図を見る道中は、前方に広がる美しき大自然、左右に広がる可憐なお花たちに目がいってしまいますが、途中立ち止まって振り返ってみてください。そこにも緑の大地と日本海の絶景が広がっています。
写真:月宮 うさ
地図を見る桃の形の巨岩"桃岩"、礼文島西海岸に広がる美しい緑のビロード、日本海の大海原が眼下に広がる「桃岩展望台」からの眺め。それは息を飲むほど美しい絶景です。晴れた日にはお花畑の向こうに、お隣の利尻島のシンボル"利尻富士(利尻山)"の姿も。そして、写真中央付近の海の中にたたずむ、「猫岩」のかわいい形にも注目してみてくださいね。
写真は明るい時間の撮影ですが、サンセットタイムもオススメ。見るもの全てがオレンジに染まる感動の瞬間に出合うことができます。
桃岩展望台は上から見下ろす風景を観察できるスポットですが、礼文島の元町地区にある展望台「桃台猫台」もぜひ訪れてほしいスポット。ここでは、見上げる形で桃岩を眺めることができます。とがった両耳・まるい背中が特徴の猫岩もよく見えますよ。
島を訪れたならば、体力に合わせてトレッキングができる、桃岩周辺散策をぜひ楽しんでくださいね。
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この記事を書いたナビゲーター
月宮 うさ
花と自然と四季の風景が好きな道産子。趣味は旅行と散歩と食べること。旅のスタイルは歩く!をモットーにあちらこちらに出没中。皆さまの旅行の計画に少しでもお役に立てることを願いつつ、旅の途中で見つけた感動を…
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(2025/2/15更新)
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