断崖絶壁!「サン・マリノ共和国」は世界で5番目に小さな独立国家&最古の共和国

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断崖絶壁!「サン・マリノ共和国」は世界で5番目に小さな独立国家&最古の共和国

断崖絶壁!「サン・マリノ共和国」は世界で5番目に小さな独立国家&最古の共和国

更新日:2016/06/18 17:49

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

地中海に突き出した長靴型の半島=イタリアと思っている方が多いのではないでしょうか。実はこの半島には、バチカン市国の他に、もう一つの独立国が存在するのです。それが、断崖絶壁上にある、世界で5番目に小さな「サン・マリノ共和国」なのです。この国の最高峰、海抜750メートルのティターノ山上に建設された都市を首都とし、世界遺産にも指定されており、中世の町並みを残す世界最古の共和国とも言われています。

サンフランシスコ門から町へ

サンフランシスコ門から町へ

写真:Hiroko Oji

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イタリア半島の中東部、アドリア海にほど近いリミニ(Rimini)という町からバスに乗って、標高750メートルのティターノ山頂に向かいましょう。到着するのが、世界で5番目に小さな国家であり、最古の共和国でもある「サン・マリノ共和国」!サンマリノは山頂に城砦を築いたため天然の要塞となり、1700年にもわたってヨーロッパの幾多の侵略や戦火から独立を守り抜いてきました。そのおかげで、中世の情緒深い町並みが残っているのです。

バスターミナルを出て、写真の石造りの門「サンフランチェスコ門」をくぐると、そこはもう中世の町並みが続く石畳の通り。城壁を利用した石造りの家屋が続き、坂になった石畳の両側にホテルやバール、レストランにお土産物屋さんなどが軒を並べ、その間には普通に暮らしている人々の活気ある生活も垣間見られる旧市街。歩くだけでもウキウキした気分にさせてくれる町並みです。山間にあるため、とにかく坂道が多い!坂道を上って行くと、リベルタ広場に辿り着きます。

政庁舎が面するリベルタ広場

政庁舎が面するリベルタ広場

写真:Hiroko Oji

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その起源は古く、4世紀初めまで遡るサン・マリノの中心地「リベルタ広場」には、政庁舎が面し、政庁舎前に、白さがまばゆいばかりの自由の女神像が建っています。広場の周りにはレストランなどがテラス席を広げています。

この広場では、4月と10月、国旗カラーに身を包む衛兵による執政交代式、また、9月の共和国創立記念日に行われる伝統衣装による儀式を見ることができますので、可能ならば、その日に合わせて訪れるとよいでしょう。広場の端の展望所からは素晴らしい平原を見渡すことができます。

アドリア海まで見渡す、とっておきの風景

アドリア海まで見渡す、とっておきの風景

写真:Hiroko Oji

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サン・マリノはティターノ山頂にあるため、バスターミナルや政庁舎広場をはじめ、町の各所から素晴らしい眺望が得られます。

手前には山麓の町ボルゴ・マッジョーレをはじめ、税関のあるドガーナなど、緑の平原の中に赤茶色の屋根瓦を連ねた町並みが散在する風景、さらには奥に控える碧く輝くアドリア海まで、遮るものの無い眺望が、とっておきの見所と言えるでしょう。

一番の見所は断崖上の3つの城砦

一番の見所は断崖上の3つの城砦

写真:Hiroko Oji

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町の東側には、サン・マリノの一番の見所があります。それは断崖上に聳える3つの城砦!北側から、ロッカ・グアイタ、チェスタの塔、ロッカ・モンターレと並び、それぞれの間は石造りの城壁沿いの石畳で繋がっています。

一番北側のロッカ・グアイタは11世紀に建てられ、3つの城砦のうち一番古い歴史をもつもので、何度も拡大と修復が繰り返されてきました。1975年までは、何世紀にも渡って牢屋として実際に使用されていたそうです。3つの真ん中にあるのが、ティターノ山頂の最高点にあるチェスタの塔で、13世紀に建てられました。緑が生い茂る小道で繋がるのは、一番南のロッカ・モンターレ。この砦は14世紀にティターノ山の尾根に建てられ、主に遠くの敵を偵察する役目を担っていました。

写真は、チェスタの塔から眺めるロッカ・グアイタ。山頂に聳える独立国サン・マリノを象徴する眺めです。

チェスタ塔の上で浸るロマンの世界

チェスタ塔の上で浸るロマンの世界

写真:Hiroko Oji

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ティターノ山頂にあるチェスタの塔の中央部分は、他の2つの砦と同様に5角形の形をしており、現在は、中世の武器が展示される博物館となっています。ほんとに戦いに使用したのかと思いたくなるほど美しい、細かい細工の柄のついた鉄砲や剣がたくさん展示されています。

山頂という最高点にあるため、さらに素晴らしい眺めが得られるのは、塔のテラスや最上階!上部がデコボコになった石の壁に囲まれた通路を伝って、ぐるりと歩き回ってみましょう。四方八方どの風景も最高のもので、現在のせかせかした生活から中世の世界に迷い込んだような錯覚を覚えます。塔の窓からは、窓枠を額縁にした絵のようなロッカ・グアイタやロッカ・モンターレも見られ、時が止まったかのように感じてしまいます。

サン・マリノ独自の切手や入国スタンプ、ロープウェイもお薦め!

サン・マリノへは、鉄道駅のあるリミニからバスに乗ること約55分で行くことができますが、到着直線の麓の町ボルゴ・マッジョーレからは、ロープウェイに乗り換えて、眺望を楽しみながらアクセスするのもお薦めです。到着するのは政庁舎の近くです。

サン・マリノは独立国家なので、そこで発行される切手もサンマリノ独自のモノが多く、コレクターにはたまらないお目当てになるはずです。また、海外旅行で入国スタンプをパスポートに押してもらうのを楽しみにしている人にとっては、このスタンプも忘れられないものの一つのはず。入国スタンプはその国に行った証になるのですが、イタリアから入国する際には入国審査など無く、スタンプも押されません。サン・マリノのスタンプは珍しいものなので、押してもらえると格別の喜びがあるかも?有料なのですが、インフォメーションで押してもらえますので、興味のある方はいらしてくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2004/08/21 訪問

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