写真:沢木 慎太郎
地図を見るそごう神戸店のデパ地下で、まずおススメしたいスイーツは、アンテノールのモンブラン。いかがでしょうか? きらきらと輝いたおいしそうな大粒の栗が二つも乗っています。名前は“シャテーニュ”。この秋に初登場し、そごう神戸店でしか買えない幻のスイーツ!
秋の高級スイーツには欠かせない風味豊かな渋皮マロンをぜいたくに焼きこんだバターケーキは、ふんわりと優しい甘さ。渋皮栗のほくほくとした食感も楽しめますよ。
バターケーキの上に絞ったマロンクリームは、とてもまろやかな味わい。バターケーキと一緒に食べると、甘さがぱあっと口の中に広がりますが、それは後にまで残らない上質な大人の甘さ。秋ならではのおいしさです。アンテノールといえば、スイス菓子エーデルワイスの高級ブランドとして設立された会社ですが、その貫録を存分に感じさせてくれる逸品。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いてのスイーツは、アンリ・シャルパンティエの“トゥレトゥレトゥレ・ボン”。この舌を噛みそうな長い名前の洋菓子ですが、『感謝の気持ち』をたっぷりつめこんだお花のケーキなのです。
淡いピンク色のチョコレートで作った大きなお花。花びらはラメのようにキラキラと輝いています。お味は、ほんのりとラズベリーの味がするホワイトチョコ。
ケーキのまわりをベリー類のフルーツで彩り、フラワーボックスに見立てたホールケーキはなんとも鮮やか。
柔らかく口どけの良い生クリームがたっぷり入っていて、ベリー類の酸味とジュレ(ゼリー)の甘みが絶妙。シトロンのマカロンが食感にアクセントを添えています。最高級の味わいに感激!「おいしい!」としか言いようがありません。
満足感タップリの華やかなフラワーケーキ。
これはフランス語の「Très Bon!」(=とても素敵)にちなんだもので、大切な人への贈物との願いから、「Très Très Très Bon」(=とても、とても、とても素敵)という名前になったのです。彼女のお誕生日のケーキにおススメ。きっと、歓ばれますよ。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いてのもう一品は、同じアンリ・シャルパンティエから。名前のまんまですが、“フルーツたっぷりタルト”というネーミングです。
さきほどの“トゥレトゥレトゥレ・ボン”の味わいを十分に堪能できるおいしさ。カスタードクリームの柔らかさと甘さ、これに加えてフルーツの甘さが互いに打ち消しあうことなく引き立て、それぞれの味わいを存分に楽しませてもらえます。
カスタードクリームは溶けてしまいそうなほどに柔らかく、真ん中のカステラの生地はほど良い柔らかさ。底にある下地のクッキーは硬く、サクサクとした歯触り。これをスプーンでざっくり縦に割り、一気に口の中に入れると、“柔らか”“甘み”“サクサク感”がミックスされ、上質なおいしさに打ちひしがれます。
こちらのお店は、19世紀に活躍したフランスの料理人のアンリ・シャルパンティエさんの名前に由来するもの。神戸と大阪の間にある芦屋に喫茶店を開いたことがきっかけでお菓子作りを始めました。そごう神戸店からの出店要請で、生菓子だけでなく焼き菓子も取り扱うことに。アーモンドとバターの風味が広がる焼き菓子“アーモンド・ハグ”もおいしくておススメです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る次にご紹介するのは、言わずと知れた神戸が発祥の老舗洋菓子店、モロゾフ。代表的なお菓子はチーズケーキやプリンなどで、バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣を始めた会社のひとつです。
定番のカスタードプリンは、なめらかで優しい味わい。上等なガラスの容器に入ったプリンは高級感にあふれ、食べ終わってもガラスコップとして、つい使ってしまいます。
そんなモロゾフが、この秋の新作として販売しているのが、“お月見プリン”。まんまるのお月さまをイメージしたプリンです。
このプリンを最初に見た時、「えっ!プリンの上に生卵?」と思いました。卵の黄身のようなものを、スプーンで恐る恐るすくって口の中に入れると、スッキリ爽やかなオレンジ味のゼリー。これはおいしいと思い、食べ進めてゆくと、ミルクゼリーに突きあたり、さらにコクのあるカスタード風味のミルクプリンが。
ぷっくりとした“オレンジゼリー”、ほんのりと甘い“ミルクゼリー”、濃厚な味わいの“カスタード”という3種類の組み合わせがなんとも絶妙。口の中にとろけるおいしさ。これが9月だけの限定商品なんて、とても残念です。見た目も、味わいも楽しめる秋の新定番プリン。さあ、お早くお店にまでどうぞ!
写真:沢木 慎太郎
地図を見る最後に、小さなぜいたく感を満たしてくれる可愛いお菓子を。
ご紹介するお店は、神戸チョコレートを作り続けて約90年のゴンチャロフ。日本で初めてウイスキーボンボンを作り出したお店です。
毎年、秋になるとハロウィン仕様の商品が並びますが、写真の通り、パッケージが可愛く、手軽に買えて、小さな幸せを感じさせてくれるところが魅力。
カボチャやネコ、こうもり、おばけのイラストがとてもユニークで可愛く、ちょっとした贈り物に最適です。
写真は、クッキーとチョコレートをアレンジした商品ですが、このほかにもキャンディ&チョコレートといった組み合わせもあるので、お好みでどうぞ。
包装が素敵なので、ハロウィンパーティを盛りあげること間違いなし。可愛いキャラクターとは逆に、中身のチョコレートやクッキーは甘さを控えた上質な大人の味。クッキーは少し苦みがあり、ぴりりと引き締まった繊細なおいしさを楽しむことができます。
お店は、ロシア革命から逃れるために日本に亡命してきたゴンチャロフさんが神戸で店を構えたのがはじまり。甘さに溺れず、人生の苦難を乗り越えてきた心意気が感じられるビターな味です。
以上、いかがでしたでしょうか?
明治維新の文明開化で外国船が入港するようになった神戸は、アメリカとの航路を結んだ横浜と違い、フランスやドイツ、スイスなどのヨーロッパ各国の船を受け入れたために洋菓子の文化が花開くようになったともいわれています。
異国情緒たっぷりの神戸には、個性豊かな洋菓子がいっぱい!
神戸の味を凝縮した「そごう神戸店」で、あなたのお気に入りのスイーツを見つけてください。
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(2023/12/4更新)
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