更新日:2016/06/14 16:43
提供元:松本ホテル花月
http://matsumotohotel-kagetsu.com/松本の市街地を散策すると井戸や湧き水場が多く見られます。松本のような都市の市街地で多くの湧き水が見られるのは驚きです。「まつもと城下町湧水群」として平成の名水百選にも選定された名水です。
そんな井戸や湧水が多い理由は、地下水が豊富であることもありますが、水環境保全への意識の高さにあるでしょう。市街地で多く見かける公共の井戸は、水汲みはもちろん、街路樹への灌水、打ち水等にも利用されています。そのような環境なので、水の美味しさも抜群! 美味しい水は食文化の発展にも繋がります。お城、景観、文化、そして水。松本へ訪れる度に新たな発見があることでしょう。
ホテルに隣接する上土・下町会館にも「東門の井戸」があります。井戸は御影石で作られており、地下30メートルから地下水を汲み上げているそうです。
提供元:松本ホテル花月
http://matsumotohotel-kagetsu.com/そんな松本の魅力を存分に感じるホテルが「松本ホテル花月」です。従前のホテルが2016年4月5日にリブランドオープンしました。ホテルのコンセプトは「民藝フィロソフィ 松本の日常の記憶」。
歴史と文化が至る所に鏤められた“民藝の美しさ”を感じる館内は、全体にホッとする空気が流れています。ホテルといえば、洗練さやスタイリッシュといったイメージが先行しがちですが、ここでは自然や風土、伝統を尊重する、凛とした空気がホテルを包んでいます。
写真:瀧澤 信秋
地図を見る松本ホテル花月に流れるホッとした雰囲気の理由は、随所に配置された「松本民芸家具」の存在によるところも大きいでしょう。美しさと実用性を併せ持つ、生活に密着してきた家具ならではの落ち着いた雰囲気に思わずため息が出ます。
ロビーは、大正ロマンの趣を感じる空間。松本にゆかりある書物を備えたギャラリーも併設されています。松本に精通したコンシェルジュも常駐し、ゲストの快適滞在を約束します。
ホテルは本館と別館に分かれますが、高い天井の広々とした開放感ある客室の本館、天井に張り巡らされた木の梁や漆喰の壁など、歴史息づくエスプリを感じる別館、とそれぞれ趣ある雰囲気を醸し出しています。客室にも松本民芸家具が備えられています。
写真:瀧澤 信秋
地図を見る松本ホテル花月でのディナーはレストラン「I;caza[ikaza]」(イカザ)。レストラン名は、長野の歴史・風土に根ざした言葉(テロワール言葉)から「行こうよ!」という意味を持ちます。
「ながのテロワール」がコンセプトの料理監修を手掛けるのは、旧軽井沢ホテルでエグゼクティブシェフを務める 上野宗士さん。パリの5つ星 オテル・ド・クリヨンでの修行経験をもち、ベージュ アラン・デュカス東京の副総料理長やル・コントワール・ブノワ大阪の総料理長として腕を振るった若き鬼才です。
長野の食材の力を最大限に活かした一品一品は、信州の魂が宿っているかのようです。魂揺さぶられる食は、料理という枠を超越し文化や芸術の域に達します。ワインセレクトやサービスも秀逸。夢心地の時間を過ごせることでしょう。
写真:瀧澤 信秋
地図を見るホテル松本花月へ行ったら是非訪れて欲しいのが喫茶室「八十六温館」(やとろおんかん)。Nel Drip(ネルドリップ)で淹れた珈琲が楽しめます。鮮度の良い珈琲豆を美味しさが一番際だつといわれる「86度」のお湯で淹れることが、店名である「八十六温館」の由来です。
珈琲の香りや温かさと民芸家具の親和性は抜群。家具とコーヒーの温もりにつつまれた空間で楽しむ一杯は、名水の街である松本でこそ感じられる薫り高き一品です。
松本に古くから根付き受け継がれてきた「民藝フィロソフィ」。これほどまでに“松本”を感じられるホテルはないでしょう。信州松本への旅を実感できる松本ホテル花月で歴史や風土を感じてみませんか。
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この記事を書いたナビゲーター
瀧澤 信秋
ホテル評論家 旅行作家、JTWO一般社団法人日本旅行作家協会正会員、JALF一般財団法人宿泊施設活性化機構理事、JARC一般社団法人宿泊施設関連協会アドバイザリーボード、Yahoo!ニュース(個人)オ…
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(2025/1/22更新)
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