写真:大宮 つる
地図を見る埼玉県さいたま市見沼区染谷という地域にある「染谷(そめや)花しょうぶ園」。1983(昭和58)年に開園された、30年以上の歴史をもつ植物園です。
染谷花しょうぶ園の始まりは、有限会社染谷植物園の前社長・高橋清治氏が福岡県内の大学に入学する際に訪れた柳川市で、花菖蒲(ハナショウブ)に魅了。柳川の生産者から花菖蒲を買い付けたのち、会社が保有する土地に植え、生育が成功したことから開園することになったといいます。
染谷という土地はもともと低湿地帯。作物や植物が育ちにくい荒れ地だったそうですが、幸いにも花菖蒲は“湿った場所”が適地だったことから、この地での生育がうまくいったという背景があるようですよ。
写真:大宮 つる
地図を見る染谷花しょうぶ園の特徴の一つとして、入口がやや高い位置にあり、花菖蒲が植えられている場所はそれよりも低い土地という点があります。ですので、入場するとすぐに園の全体を見渡せるのがポイントになっています。
和が感じられる池、八つ橋、あずま屋…とあり、花菖蒲と実にマッチしています。青もみじの新緑も映え、まさしく癒しの空間といった様相です。
写真:大宮 つる
地図を見る全体を見渡したら、間近から花菖蒲を愛でることにしましょう。約8,000平方メートルの敷地には、約200種2万株もの花菖蒲が植えられています。その景観には圧巻!の一言。
写真:大宮 つる
地図を見る紅紫、紫、青、白、黄など色とりどり、種類豊富な花菖蒲が咲き誇り、その規模は埼玉県一を誇るとも。花菖蒲の足元にはネームカードがついていますので、種類を確認しながら、観賞してみるのもいいですね。
写真:大宮 つる
地図を見る30年以上の歴史がある染谷花しょうぶ園ですが、口コミで人気が徐々に広がり、埼玉県内のみならず、全国各地から人が訪れる植物園となっています。6月の1ヵ月だけで、なんと約1万人もの方が訪れるとか……!
来園して気づくのが、本格的なカメラを持参して写真を撮っている方が多いこと。フォトジェニックな染谷花しょうぶ園は、カメラ愛好家を魅了し続けています。ぜひ自分だけの1枚をカメラにおさめてみてはいかが?
写真:大宮 つる
地図を見る染谷花しょうぶ園には、花菖蒲だけでなく、紫陽花も植えられています。
前述のとおり、染谷花しょうぶ園は6月の1ヵ月しか開園していないのですが、それ以外は準備期間として、花菖蒲の株上げ・株分け、土壌の改良、植えつけ、草むしり、紫陽花など植木の選定等が行われています。
写真:大宮 つる
地図を見る時間、手間ひまがかかっているだけあって、紫陽花も美しく咲き誇り、花菖蒲との相性もバツグンです。いずれも梅雨の季節に映えるお花。雨に濡れるお花の観賞、写真撮影もオススメですよ。
写真:大宮 つる
地図を見る入口付近には休憩処があります。そこでは、おだんご、和菓子、あんみつ、ぜんざいなどをいただくことができます。しょうぶを観賞したあとは、甘味で癒されてはいかがでしょうか。
以上、埼玉県一を誇る「染谷花しょうぶ園」の魅力、見どころをご紹介しましたが、いかがでしたか? 6月の1ヵ月しか開園していない、レアでフォトジェニックな花しょうぶ園は足を運んでみる価値大です!
開花状況は、天候や気温などによって変化する場合がありますので、園のHPを確認後、来園するようにしてくださいね。
なお、染谷花しょうぶ園から車で10分の距離に、武蔵一ノ宮で竜神のパワースポット「氷川女体神社」がありますので、あわせて来訪されてみては。記事下の関連MEMOにガイド記事がありますので、ご参照ください。
住所:埼玉県さいたま市見沼区染谷2-248
電話番号:048-683-8787
アクセス:JR大宮駅東口より、国際興業バス7番乗り場で「さいたま東営業所行」「浦和学院高校行」「浦和美園駅行」に乗り、「染谷新道」で下車後、徒歩10分の距離。車の場合、園の駐車場(有料)あり
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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