札幌から路線バスを利用してでも1時間程度で訪れることのできる定山渓温泉は、札幌の奥座敷として親しまれています。札幌市内からはニセコへと向かう途中にある温泉地ですので、レンタカーで通ったことがある旅行者も多いでしょう。特に渓谷が鮮やかに染まる紅葉の季節が人気で、北海道の短い秋を楽しむ人々で賑わいます。
アクセスは簡単。レンタカーなら、中山峠に向かう途中にあります。バスはツアーも含めて複数の選択肢があります。
もし日帰りで定山渓ネイチャールミナリエを楽しみたい場合は、夜まで札幌へ帰る便のある路線バスがおすすめ。この場合は「じょうてつバス」の「温泉日帰りパック」がお得。往復のバスと入浴券がセットになっていますが、札幌駅から定山渓温泉の往復だけでも1500円〜1600円程度しますので、1800円で販売されているこの券は価値があります。バスの中でも買うことができますので、単純往復にするか温泉も楽しんで帰るかは、バスを降りる時までに決めれば良いでしょう。
写真:東郷 カオル
地図を見る月見橋のたもとにある「定山源泉公園」。園内には開祖「美泉定山の像」(写真)のほか、「足湯」や温泉たまごを作ることが出来る「温泉たまごの湯」などがあります。
定山渓温泉は、修験僧・美泉定山がアイヌの人々の案内で泉源と出会った時に始まり、2016年で開湯150周年を迎えました。今回ご紹介する定山渓ネイチャールミナリエは、2016年・開湯150周年を皮切りに開催されたライトアップで、2017年で2年目。是非自然と灯りとの美しいコラボレーションをご覧ください。
写真:東郷 カオル
地図を見る定山渓ネイチャールミナリエの入口は、二見公園。二見公園から二見吊橋にかけて遊歩道沿いが美しい灯りに彩られます。
いつもは暗くなってから訪れることのない場所ですが、定山渓ネイチャールミナリエ開催期間中は、日が暮れてからでも楽しめるスポットとなりました。
かっぱ伝説のある定山渓温泉では、かっぱがマスコットキャラクター。定山渓温泉では、いたるところでユニークなかっぱに出会えます。二見公園にあるのは「かっぱ大王」。このかっぱ大王を過ぎて吊橋方面へ進むと見えてくるのが繊細な光に包まれる「光の森」。何度も訪れている人でも、今までとは全く違った光景に出合えます。
写真:東郷 カオル
地図を見る定山渓ネイチャールミナリエのゴールは渓谷に架かる赤い姿が印象的な二見吊橋。今回のライトアップではこの二見吊橋がいつもとは違う表情を見せてくれます。
人が通るとセンサーが反応して吊橋に色とりどりの可憐な花が踊りだします。貸切状態の時に橋の奥のほうでのんびりしているとセンサーが反応しないので、スタッフの方が手動で動かしてくれるというサービス精神も。
歴史ある札幌の奥座敷・定山渓温泉で、いつもとは違う幻想的な夜をお楽しみください。
観光客にとっては、深い渓谷と緑で覆われた温泉地、という印象の定山渓温泉。ですが実は札幌から意外と近く、路線バスで行くことも可能なアクセスの良い奥座敷。
曜日やカレンダーの並びでお宿の確保が困難でも諦めないで!路線バスで日帰り入浴と定山渓ネイチャールミナリエを是非楽しんでください。
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この記事を書いたナビゲーター
東郷 カオル
国内外のラグジュアリーホテルを中心に、オトナ女子のおひとりさま旅、女子旅を提案。"癒し系"ではなく、私自身の"癒されたい系"の目線から、忙しく毎日をがんばる女性…
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(2025/1/18更新)
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