昨年改装された東京駅。いまやすっかり都民の目に定着した東京駅駅舎が、約100年の歳月を経て復元されたのが2012年。象徴でもあるドーム天井には、大正時代から飾られている8匹の干支の装飾も見事に再現されました。高い位置にありますので、見上げていると首が疲れますが、何時までも見上げていたいほど、その容姿は見事です。列車到着後、雨でも濡れずに見られるのも大きな魅力の一つですね。
さて丸の内南口を出て、皇居に向かって歩き、丸ビルの前を新丸ビルの方向、右に曲がって行幸通りの先端から東京駅に向かって正対すると、そこには現代建築技術の英知を集め、開業当時の姿に復元された、駅舎の全景を眺めることが出来ます。
駅前通りの交通量は決して少なくはありませんが、信号機の全赤の合間を狙って、車の途絶えた瞬間にシャッターを切りましょう。きっと素晴らしい東京駅が微笑んでくれることでしょう。
今度は八重洲口に回ってみましょう。こちらは丸の内の重厚さとは正反対。軽快でモダンな造りの高層オフィス・商業施設の複合ビルである、グラントウキョウのノースタワーとサウスタワーを結ぶペデストリアンデッキと大屋根、グランルーフが現れます。
こちらは2013年9月にオープンしました。秋の爽やかな風に当たりながら、ゆったりと歩くも良し、テラスに面したカフェでくつろぐも良し。都会の真ん中で、ちょっぴりお洒落で閑静な雰囲気に浸ってみませんか?
さて、そろそろお腹が空いてきました。夕食は、東京ステーションホテル内の地下1階にある、レストラン「エノテカノリーオ」で、イタリアンディナーを堪能してみては如何でしょうか? 東京駅周辺にはここに限らず、レストランには事欠きません。しかし今回この「エノテカノリーオ」を私がお薦めするのには、二つ理由があります。一つは非常に静かであること。もう一つはお値段がリーズナブルであることです。
特にお薦めは、5500円のプリフィックスディナーコースです。実はこのレストラン、アラカルトが2000-3000円とやや高めであるのに比べ、このコースディナーは前菜、パスタ、魚、肉(この値段でメインディッシュ2品ですよ!)の4品とデザートがついて、お得感満載です。2名分からの限定メニューではありますが、記念日やご褒美に優雅な気分の非日常を存分に味わってください。
宿泊もやはり東京駅。数ある都内のホテルからここをお薦めする理由は、やはり、駅から0分という最高のアクセス! そして暖かいくつろぎ感! この二つです。
宿泊料金はやや高めですが、内装は開業当時の面影を残しつつ、英国のリッチモンドインターナショナル社が手がけた、ヨーロピアンクラシック調のデザインコンセプトに基づいたベージュ基調の客室は、到着日の疲れを癒やすのに十分なくつろぎを与えてくれるでしょう。
もちろんお部屋からも駅舎ドームが眺められます。お二人の記念日に、ご自分へのご褒美に、ここでもゆったりとした時の流れを味わいつつ、翌朝の爽快な目覚めをご体験下さい。そして、翌日以降の東京見物の素晴らしい基地となることでしょう。
今回は、到着初日に効率的、かつ賢く遊ぶスポットを紹介しました。なんと到着からお泊まりまで、初日は殆ど駅を出ずに全て済んでしまう、この「ハイパーステーション東京」。
秋の東京観光をお考えの皆様に良きご参考となればこの上ない光栄に存じます。
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(2024/10/5更新)
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