写真:藤谷 愛
地図を見るフィレンツェと言えばドゥオモの巨大なクーポラ(ドーム部分)!ですよね。初めてこの街に来たら、まず心を奪われる、美しく巨大な建造物です。1296年から140年かけて完成したこの大聖堂は世界でも4番目の大きさを誇ります。
高さ107メートルのクーポラにある展望台までは463段の階段をひたすら上る必要があります。「疲れたら休めばいい。」と思うかもしれませんが、階段の幅は狭く、前後は観光客でギュウギュウ!とにかく気力を奮い起こして上る必要があります。しかし、上り切ったあとの光景は素晴らしいものです。隣接するジョットの鐘楼や、ヴェッキオ宮殿などとともに広がるフィレンツェのオレンジの世界はきっとあなたを魅了することでしょう。
なお、ここで紹介するスポットとしては一番体力的に厳しい場所なので、体力・気力の一番ある日にアタックしてみてください。
写真:藤谷 愛
地図を見るこちらは、画家であり建築家でもあるジョットの建築ですが、着工後3年で他界したため、1359年の完成を見ることができなかった建築物。
高さ84メートル、414段の階段、と聞くと「ドゥオモと大して変わらずしんどそう・・」と思うかもしれませんが、所々で広さのある階がある為、休憩ができるのがこちらの特徴。そしてなんと言っても、写真のように、巨大なクーポラを一番間近で見ることができるのです。「クーポラも鐘楼も二つも上るのは無理、でも、これぞフォレンツェ!という風景を見たい!」という方には、ジョットの鐘楼がお勧めです。
写真:藤谷 愛
地図を見る現在、フィレンツェ市庁舎として使用されているこの歴史遺産は、1298年〜1314年に建設され、かつてはメディチ家の住居でもあった要塞宮殿です。アンソニー・ホプキンス主演の「ハンニバル」や、2016年公開の、トム・ハンクス主演「インフェルノ」など、映画の舞台としても度々登場。映画ファンなら、その眺望に関係なく訪れたい場所の一つです。
宮殿の上部にそびえる塔は、高さ94メートル。クーポラやジョットの鐘楼に比べると、上り下りの階段の幅も広く、途中休憩個所もあるので、ずいぶん楽に感じます。展望所は少し狭いですが、こちらのおすすめポイントはドゥオモ全体をくっきり見渡せること。下に広がる家々の屋根のオレンジとドゥオモの素晴らしい写真が撮れますよ。
写真:藤谷 愛
地図を見るベルヴェデーレ、その名の通り「見晴台」の名を持つ要塞で、1590年〜1595年に建設されました。街の機能を守ると同時に、非常時に、隣接するピッティ宮殿から、メディチ家の人々を素早く避難させるのが主な目的でした。何度も高所から人が落下する死亡事故が在ったため、閉鎖したり再開したりを繰り返していた場所ですが、2016年は半年限定で開館しています。
こちらは野外美術館として、現代芸術の展示も行っています。ほかのスポットと違う点は、写真のように古い市街の建物と、現代芸術をコラボして撮影できる点。2016年は「ファーブル昆虫記」で有名なファーブルの孫、ジャン・ファーブルの個展です。大議論を巻き起こしている芸術家の一人ですのでお見逃しなく!
【2016年開館スケジュール】
4月14日〜10月2日
10:30〜19:30(最終入場19:00)
入場無料
写真:藤谷 愛
地図を見るフィレンツェの街全体を見渡す名所としてはあまりにも有名な「ミケランジェロ広場」。夏の訪問の場合、日暮れが夜9時を回るので、夜景を撮影したい場合は、前述した4つのスポットでは開館時間の都合上無理です。また、アルノ川を綺麗に見渡せるのもここだけ。訪問日が晴れなら、夕焼けに輝く街の風景も夜景も一緒に楽しめます。旅の最高の思い出になること必至ですよ。
ミケランジェロ広場には、サンタ・マリア・ノッヴェッラ駅から12番のバスが出ています。20分程度で到着できるので、バス利用がお勧めです。一方、徒歩で行くのは距離的にかなりありますので、時間と体力に余裕のあるかたのみチャレンジしてみてください。
ご紹介した各所ともため息が出るばかりの絶景です。全部を回るのが無理でも、自分の体力、時間、希望に合った景色の場所に行ってみてくださいね。
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この記事を書いたナビゲーター
藤谷 愛
初めまして!ビンテージ食器、古い建物、美味しいものが大好きな多業種運営者です。事業の一つ「ケレシュ雑貨部 」で扱うビンテージ雑貨の買い付けで訪れる国の美味しいものや観光スポットについて書いています。ま…
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