かつて群馬県と長野県を結んでいたJR信越本線は現在碓氷峠を境に、軽井沢・横川間が分断されています。かつては線路があり軽井沢へと続いていたのですが、1997年10月1日の長野新幹線開通によって廃線となりました。
そのため横川駅は終着駅となり、線路もホームの先で寸断されています。その歴史的経緯や今も残る線路の後などを求めて鉄道ファンが多く訪れる場所となっています。
線路はここで途切れていますが、その跡は今も残されており、「アプトの道」として整備されています。駅からかなり歩きますが、美しいアーチが見られる「めがね橋」などの見所が満載です!横川駅からのハイキングコースも用意されているので、時間のある方は目指してみてください。
駅から徒歩15分ほどの場所に7つの滝巡りができるスポットがあります。国道18号沿いから吊り橋を渡ってすぐの『麻苧の滝自然公園』です。
整備された遊歩道は冒険心を揺さぶるポイントがいくつもあります。すぐ真下を川が流れていく道や、胎内くぐりと呼ばれる安産岩のトンネルなどです。胎内くぐりではかなり腰を曲げて進むので大変かも知れません。
この場所は古くから山岳信仰の修行の場とされており、銭洗い弁天や地蔵などが建っています。きっとパワーを得られること間違いなしのスポットです!
この滝巡りのハイライトが、最奥にある麻苧の滝(あさおのたき)です。麻苧の滝までは遊歩道入口から徒歩10分ほどで到着します。落差40メートルありかなりの迫力です。
麻のすだれを垂らしたような絶景が見られることからこの名がつけられましたが、増水時には写真のように相当なスケールとなっています。
遊歩道から滝つぼ近くまで行くことも可能です。ただ水量の多い日は大量の水しぶきが降り注いでくるため、ずぶ濡れ覚悟で近づくことをおすすめします!
横川駅が誇る名物グルメがおぎのやの「峠の釜めし」です!かつてはここから軽井沢に向かって急勾配の坂道が続くため、牽引車につながれる作業がこの駅で行われていました。その待ち時間に乗客たちに売られていたのが峠の釜めしです。
1958年の発売以降多くの乗客に愛され、日本で最も有名な駅弁と呼ばれるまでになっています。一個1300円でその味はもちろん抜群です!益子焼の器に入っており、旅行情緒も味わうことができます。
峠の釜めしは、現在でもホームや上信越自動車道横川パーキングで販売されているほか、駅前の本店では店内で座って頂くこともできますよ!
帰りにはぜひ横川から3駅隣の磯部温泉へ!高崎の奥座敷と呼ばれる温泉地で日帰り入浴施設も営業しています。
温泉は『ナトリウム−塩化物・炭酸水素強塩泉』で褐色の濁り湯となっています。保湿効果にたいへん優れる美肌の湯であり、皮膚病や胃腸病にも効果があると言われています。
さらにこの磯部温泉はあの温泉マーク発祥の地と言われています。1661年の公文書にそのマークが残されており、これは日本最古の記録となっていることがその根拠です。歴史ある名湯であることには間違いありません!
さてこの横川エリアですが、付近の磯部温泉などへの移動も考えると、ぜひ夏冬春に発売される青春18きっぷを利用するのがおすすめです!一回あたり2370円で一日在来線(特急を除く)が乗り放題となりかなりお得で使いやすいんです!のんびりと鈍行列車に乗って、終着駅を目指す旅もいいものですよ。その際はぜひ目的地を横川駅にしてみてくださいね!
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(2025/1/15更新)
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