写真:阿部 吾郎
地図を見るまず1つ目は、シンガポールを代表するグルメのひとつチキンライスだ。チキンライスの発祥を巡っては、シンガポールとマレーシアがお互いオリジナルだと主張して争っている。実際どちらなのかは別として、マレーシアのチキンライスは庶民的な食べ物で、地元民が集まる大衆食堂のようなお店や屋台で出される場合が多いのだが、シンガポールにはハイグレードに進化したチキンライスがある。
その代表格がマンダリンオーチャードホテル内にあるレストラン、「チャターボックス」のマンダリンチキンライスだ。モモ肉を使用したのものと、ムネ肉を使用したものから選ぶことができる。値段はどちらも27シンガポールドルだ(写真はモモ肉)。モモ肉の方が油分が多くジューシーだが、ムネ肉の方も決してパサついた感じはない。どちらもおいしいので、好みで選べばよい。臭みの無い肉で味付けも上品だ。このお店には、他にもラクサやチキンウイングなど、ハイレベルにアレンジされたローカルフードがあるので、是非お試しいただきたい。
写真:阿部 吾郎
地図を見るシンガポールの定番グルメの中では、やはり「チリクラブ」は外せないだろう。チリクラブが食べられるお店はたくさんあるが、代表格の1つ「レッドハウス・シーフード」のものをご紹介しよう。このレストランは、ロバートソンキーとプリンセプ通りの2か所にお店がある。
身がぎっしり詰まったノコギリガザミ(マッドクラブ)は、新鮮で身もプリプリでもちろんおいしいのだが、やはりポイントはソースだ。甘味、酸味とピリ辛が絶妙にマッチしており、写真の左上にちょっと写っているマントウという揚げパンに付けたり、チャーハンにかけて食べたりと2度3度と楽しめる。値段は1kg55シンガポールの量り売りだ。写真は1kg以下の小ぶりなもので、2人であればこのぐらいのサイズで十分だろう。サイズは定員さんと相談して決められる。
写真:阿部 吾郎
地図を見るやや値段の高いものが続いたので、ここから庶民的な料理を紹介しよう。写真は、チャイナタウン・フード・ストリートの「ホッケンミー」(5シンガポールドル)だ。
チャイナタウン・フード・ストリートは、MRTのチャイナタウン駅から徒歩3分程度の場所にある歩行者天国、スミスストリートの路上に広がるホーカー(屋台村)だ。アーケードになっており、雨の日でも安心して食事ができる。2014年にリニューアルしたので、清潔で観光客でも安心して利用できる。
ホッケンミーは、卵麺と米粉麺が両方使われており、食感の違う2つの麺の組み合わせが絶妙だ。イカ、エビなどのシーフードが入ったコクのあるスープが麺によく絡む。ピリ辛のサンバルソースとすだちの酸味を加えながら食べるとまた違った味になる。
このホーカーには、約20軒ほどのお店があり、肉骨茶(バクテー)、牡蠣のオムレツ、ラクサ、チキンライスなど、様々なローカルグルメをお手軽価格で楽しめる。
写真:阿部 吾郎
地図を見る続いて、トーストボックスの「カヤトースト」(5.6シンガポールドル)を紹介しよう。
カヤトーストとは、シンガポールやマレーシアではおなじみの食べ物で、トーストに卵、ココナッツミルク、砂糖を煮詰めて作ったかカヤジャムとたっぷりのバターを挟んだもの。添えられている卵は、かなりゆるめの半熟卵で、お皿に割ってつぶしたら、これに浸しながら食べる。かなり甘いが、やみつきになるうまさだ。
トーストボックスは、チェーン店で市内に数店舗あるが、エスプラネードシアター内のお店が行きやすい。ナシレマ、ラクサなどもあり、ローカルフードを扱うファーストフード店といった感じだ。値段も安く、店内も清潔なので、さっと食事を済ませたいときには便利なお店だ。
写真:阿部 吾郎
地図を見るとにかく暑いシンガポール、やはり最後は冷たいものでしめよう。写真は、チャイナタウンにある有名なスイーツ店「味香園」の「チェンドル・スノー・アイス」(6.5シンガポールドル)だ。
チェンドルとは、マレー系の伝統的なデザートで、かき氷に黒砂糖(グラムラカというヤシの木から採れたもの)のシロップとココナッツミルクをかけ、パンダンリーフで色づけしたゼリーと小豆を添えたデザートだ。緑色のゼリーが気持ち悪いと言う人もいるが、味はほとんどなく、緑色も天然由来。つるっとしたのど越しが楽しめる。このチェンドルを、スノーアイスで作ったのがこちらの一品だ。
味香園には、この他マンゴー、スイカとライチ、ミルクティーなど、20種類以上のスノーアイスがある。写真付きのメニューがあるので、指さし注文も可能だ。
初心者向けの定番シンガポールグルメと言うことで、5つを選んでみたが、まだまだおいしいものはたくさんある。ローカル料理では、豚の骨つきあばら肉をスパイスの効いたスープで煮込んだ「バクテー」やココナッツミルクの効いたピリ辛スープの麺料理「ラクサ」なんかも紹介したかった。値段はそこそこ高いが、各ホテルが競いあっているハイティーもおすすめだ。
シンガポールは小さな国だが、マレー系、中国系、インド系の人々が暮らしており、もともと料理のバリエーションは豊富だ。加えて、世界のおいしいものが集結、まさグルメ天国だ。シンガポールを訪れる機会があれば、しっかり様々な種類のグルメを満喫していただきたい。
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(2024/4/18更新)
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