写真:乾口 達司
地図を見る「鹿の舟」は「ならまち」の南端、市内循環と呼ばれるバスの循環路に面しています。大きく分けて、観光案内所・食堂および特産品コーナー・喫茶コーナーの3つの部門からなり、それぞれの役割を持った施設が建てられています。
「ならまち」の散策を目的にした方は、まずは「繭」(まゆ)と名付けられた観光案内所を訪れてみましょう。写真がその「繭」の建物。大正時代の町屋をリフォームした施設であるだけに、古い町屋が軒を連ねる「ならまち」の雰囲気にマッチしています。
もちろん、「ならまち振興館」の名称で以前より観光案内所として活用されていたこともあり、案内所としての機能は充実しています。館内には各種のパンフレットや検索機がそろえられているほか、スタッフも常駐しているので、わからないことがあれば、気軽に訊ねてみましょう。
写真:乾口 達司
地図を見る「繭」における観光案内所としての機能は、建物の奥にある写真の大きな本棚にも表されています。本棚には奈良に関する案内書や写真集がたくさん並べられており、誰でも手にとりことが出来ます。本棚の向かいには読書室も設けられているので、時間のある方は、読書室にこもり、読書に没頭してみてはいかがでしょうか。
写真:乾口 達司
地図を見る昔の町屋を改造した施設であるだけに、「繭」には蔵も付属しています。蔵のなかでは定期的に作品展などがもよおされています。蔵が展示スペースとして再利用されているとは、意外ですよね。あなたが訪れるとき、蔵のなかではいったいどのようなイベントがもよおされているのでしょうか。お楽しみに。
写真:乾口 達司
地図を見る「繭」と向かいあうようにして建つのは、食堂としての機能をそなえた「竈」(かまど)。その名のとおり、店内には竈が設置されており、そこで炊かれたご飯を数種類の定食とともにいただくことが出来ます。もちろん、お米は奈良県産。朝から夕方まで営業をしているので、朝食あるいは昼食に利用してみてはいかがでしょうか。
館内には、ほかにも奈良の特産品が多数展示・販売されています。お土産を買い求めるのにも最適のスペースなので、ご活用下さい。
写真:乾口 達司
地図を見る「囀」(さえずり)には、喫茶コーナーが設けられています。「ならまち」散策に疲れたら、こちらでお茶でも飲みながら、一息つきましょう。もちろん、軽食も用意されていますよ。
喫茶コーナーの横には、さまざまな器や小物などの展示・販売スペースが設けられています。ご覧のように、オシャレ感が満載のスペースなので、女性には特に大人気。気に入ったものがあれば、旅の記念に何か買い求めても良いでしょうね。
「鹿の舟」がいかに魅力的なスペースか、おわかりいただけたでしょうか。観光案内所としての「繭」、食堂としての「竈」、喫茶コーナーとしての「囀」といったように、さまざまなニーズに対応出来るスペースとなっているため、それぞれの目的に応じて訪れ、「ならまち」観光の拠点として積極的にご活用下さい。
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(2024/3/29更新)
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