徳島の藤名所3選!大迫力の「のぼり藤」から繊細な鉢植えまで

徳島の藤名所3選!大迫力の「のぼり藤」から繊細な鉢植えまで

更新日:2019/04/22 13:45

岡本 大樹のプロフィール写真 岡本 大樹 原付旅人、アマチュア自然フォトグラファー
徳島県で藤の花を堪能できる場所といえば、石井町の「地福寺」が有名ですが、近年では大迫力ののぼり藤がある「神光寺」や「童学寺」も名所として人気が出てきています。

今回はそんな徳島の藤名所をまとめてご紹介しますので、藤の花巡りの際の参考にしてみてくださいね。

大迫力の「のぼり藤」で有名な神光寺

大迫力の「のぼり藤」で有名な神光寺

写真:岡本 大樹

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徳島の藤の名所、まずご紹介するのは神山町にある神光寺(じんこうじ)です。ここには全国的にもかなり珍しい、「のぼり藤」と呼ばれる藤の花があります。

写真を一目見てもらえればお分かりかと思いますが、通常の藤棚と違い藤の花が上へ上へと咲き誇る形で訪問者を楽しませてくれます。

これは先代のご住職が植えたもので、樹齢は70年を超えています。現在では樹高もかなりの高さを誇っており、15mある鉄柵に巻きつき大迫力の姿を見せてくれます。

大迫力の「のぼり藤」で有名な神光寺

写真:岡本 大樹

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例年の見頃は4月の中旬から下旬ですが、年によっては5月の初旬頃まで楽しむことができますよ。

大迫力なので遠くから見ても充分に藤の花を満喫することはできるのですが、近づくと別の魅力も見えてきます。まず、注目してほしいのはその花の形。よく見られる細長いタイプとは少し違い、丸みを帯びた葡萄のような形であることがわかると思います。

さらに満開時には花の美しさに加え、その香りが境内に漂っていることがわかるでしょう。ぜひ遠くから、近くから両方の場所で楽しんでくださいね。

大迫力の「のぼり藤」で有名な神光寺

写真:岡本 大樹

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以前は駐車スペースが境内にある数台分のみで混雑するタイミングもありましたが、2019年には藤の時期のために臨時で2ヶ所の駐車場も設営されました。合計約50台分のスペースが増えたことで、車での訪問もより気軽にできるようになっていますよ。

<神光寺の基本情報>
住所:徳島県名西郡神山町鬼籠野字喜来435
電話番号:088-676-0179
アクセス:徳島市内から車で約40分

紫と白、二つの藤が共演する地福寺

紫と白、二つの藤が共演する地福寺

写真:岡本 大樹

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地福寺(じふくじ)は石井町にある藤の名所です。石井町の町の花は藤ということで藤の名所がいくつもあるのですが、その中でも特に人気があるのがこちらの地福寺です。境内に入るとその藤棚の美しさがすぐに目に入ります。

毎年4月中旬から5月初旬にかけて「藤まつり」が行われる地福寺。2019年は4/13〜5/2の日程となっています。

紫と白、二つの藤が共演する地福寺

写真:岡本 大樹

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地福寺が藤の名所と呼ばれているのは、樹齢約220年の紫藤に加え樹齢100年ほどの白藤の藤棚も横に並んでいるため。白の藤は紫の凛とした雰囲気とは少し違った優しい印象がありますね。

紫と比べると白の方が開花が少し遅いので、訪問の際は開花状況を公式サイトで確認してみてください。

紫と白、二つの藤が共演する地福寺

写真:岡本 大樹

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その他、藤の木の鉢植えを多く並べているのも地福寺の特徴の一つです。藤棚とは違った見応えがあるので、こちらもお見逃しなく。

鉢植え・八重の藤にもご注目

鉢植え・八重の藤にもご注目

写真:岡本 大樹

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ツルが伸びて花の広がりが楽しめる藤棚と比べてこじんまりとした印象を受ける鉢植えの藤ですが、枝ぶりが立派なものを下から眺めてみることをオススメします。

そうすると、花が様々な高さから流れ落ちてきているように見え、藤棚とは違った迫力を感じることができる上に、写真映えもバッチリですよ。

鉢植え・八重の藤にもご注目

写真:岡本 大樹

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さらに境内には八重の藤もあるので、お気に入りの藤を探してみるというのもいいですよ。

鉢植え・八重の藤にもご注目

写真:岡本 大樹

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地福寺があるのは徳島県石井町。徳島市内中心部から車で30分程の場所に位置しています。藤のシーズンには地福寺の東側にある公民館の駐車場が地福寺用の臨時駐車場となるのでそちらを利用しましょう。

また、JR石井駅からも徒歩5分とかからない距離なので電車でのアクセスも良好となっています。

<地福寺の基本情報>
住所:徳島県名西郡石井町石井字石井321番地
電話番号:088-674-3509
アクセス:JR石井駅から徒歩5分

藤棚のある広い庭が気持ちいい童学寺

藤棚のある広い庭が気持ちいい童学寺

写真:岡本 大樹

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最後にご紹介する藤の名所は地福寺からほど近い場所に位置する童学寺(どうがくじ)。今回ご紹介する中でも最も広い庭が特徴的な境内を持つお寺です。

藤が集まっているのはその一部分だけではありますが、見応えは充分。藤棚の下を歩くことができ、花の間から差し込む太陽光がとても美しいので、ゆっくり散策することをオススメします。

藤棚のある広い庭が気持ちいい童学寺

写真:岡本 大樹

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藤棚を見られるのは一箇所だけですが、童学寺では薄いピンク色の藤も同じ場所で見ることができます。

3本の木が競い合うように並んでいて、花も紫とピンクが同じところに咲いているので、地福寺の藤棚とは少し違った魅力を感じられるはず。

藤棚のある広い庭が気持ちいい童学寺

写真:岡本 大樹

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また藤棚の位置が高く下を歩くことができるので、真下から眺めて2色の藤を堪能してみてくださいね。

入り口そばの池にも藤の花が?

入り口そばの池にも藤の花が?

写真:岡本 大樹

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また帰途につく前にぜひ池を眺めてみてください。というのも、広い池自体が景色として素晴らしいということもありますが、ここでは野生の藤の花が咲いているのです。

管理された藤棚や鉢植えとは少し違った魅力をこちらで堪能した上で童学寺を後にしてくださいね。

入り口そばの池にも藤の花が?

写真:岡本 大樹

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童学寺は上でご紹介した地福寺と同じ石井町にあります。一緒にまわるにも適した立地なので、徳島の藤巡りをするときには計画的に訪問するようにしてくださいね。

<童学寺の基本情報>
住所:徳島県名西郡石井町石井字城ノ内605
電話番号:088-674-0138
アクセス:徳島市内から車で約30分

徳島で藤を見るなら外せない3つのお寺

のぼり藤の神光寺、樹齢約200年と100年の2色の藤棚がある地福寺、そしてゆっくりと藤棚の下を歩いて回れる童学寺。どの場所も徳島の藤名所としてオススメできる場所ばかり。

藤の季節にはぜひ徳島の藤名所巡りをしてみてくださいね。

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/04/26−2017/04/27 訪問

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