りんごジュースも旨い!信州伊那谷「まし野ワイン」は果物の里のワイナリー

りんごジュースも旨い!信州伊那谷「まし野ワイン」は果物の里のワイナリー

更新日:2016/06/20 18:43

気軽に飲めるお酒として最近人気のフルーツワイン。テーブルワインとして楽しまれる方も多いのでは?

長野県下伊那郡松川町にある「まし野ワイナリー」は、地元で栽培された果実だけを使ったフルーツワインを醸造しています。松川町といえば、その地形や気象条件などから美味しい果物ができる条件が揃うフルーツ王国。果物狩りでも人気の場所です。

そんな果物の里のワイナリーをご紹介。フルーツジュースも絶品です!

りんご畑の中にあるワイナリー

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信州まし野ワイナリーは、中央道松川インターから約1km。ところどころに設置された看板やのぼり旗を目印にしながら、りんご畑に挟まれた細い道を上った先にあります。

一面に広がるりんご畑は、春には可愛らしい白い花が咲き秋は真っ赤なりんごの実と甘い香りに包まれます。りんご畑の向こうには南アルプス、その手前に流れるのは舟下りでも有名な天竜川。そして振りむけば遠くに連なるのは中央アルプスという、周辺は思わず深呼吸したくなるほどの美しく雄大な景色が。まし野ワイナリーは、そんな風景によくなじむ赤い屋根に白い壁の小さなワイナリーです。

木製の扉を開けて売店に入ると、りんごを発酵させて造るシードルはもちろん、他にも魅力的なワインやジュースが並んでいます。店内には、自由に試飲ができるように商品見本と小さなグラスも用意されています。

季節のフルーツを使ったワインがずらり

季節のフルーツを使ったワインがずらり
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りんごや梨、山ぶどうなどの原料を地元の栽培農家から仕入れているほか、自社畑でもワイン専用品種のぶどうを育て、独創的な商品を生み出しているまし野ワイナリー。原料に使われる果物の収穫時期により、季節ごとに異なる種類のワインが登場するのもこのワイナリーの特徴です。

甘過ぎず、スッキリとしている商品が多く、テーブルワインとして食事と一緒に楽しむことができます。値段も1000円〜3000円ほどですから、お財布に優しいワインと言えそうです。中でも、りんごワインはまし野ワインの原点とされています。訪れた際には試飲だけでもぜひ!

りんごジュースの種類は取り扱うりんごの品種の数!

りんごジュースの種類は取り扱うりんごの品種の数!
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まし野ワイナリーの前身は「りんご加工組合」。だから、りんごジュースもワインに負けない商品数と美味しさです。

まし野ワイナリーのりんごジュースは単に果汁100パーセントというだけではなく、それぞれその品種のりんごだけを100パーセント使用するという、とっても贅沢なりんごジュースです。

商品名は「信州・伊那谷産のジョナゴールドだけのりんごジュース」など、一目瞭然のわかりやすさ。「長野県産だけのふじ」とか「長野県産だけの紅玉」など、りんご産地の長野県で多く栽培されているりんご品種ごとのジュースが並んでいます。

飲み比べてみると、品種による味の違いが驚くほどはっきりとわかります。同じ品種のりんごジュースでも、収穫した時期やジュースに加工するタイミングにより出来上がりの色の濃さが異なるのだとか!

りんごジュースの他に、葡萄ジュースや桃ジュースが季節によって用意されていますので、運転でワインの試飲ができない方はジュースの試飲をお楽しみください!

地元に根付いたワイナリー

地元に根付いたワイナリー
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建物の外には、地元栽培農家から仕入れられたりんごのケースが品種別に高々と積まれています。りんごのケースが山積みされているワイナリーとはなかなか珍しいですが、売店に並ぶ商品を見れば納得です。

店内に置かれている周辺案内地図には、農園やフルーツガーデン、牧場や食堂が手書きで記されていてほっこりします。元々この地域に暮らす方が、地域の他の方々と協力して設立し運営されているまし野ワイナリーには、単に美味しいだけではない地方ならではの温かさを感じます。

雄大な風景を楽しみながらお気に入りの1本を見つけよう

長野県内の大手土産店でワインのコラボ商品が発売されたり、温泉旅館で朝食のジュースとして提供されたりと、まし野ワイナリーの製品は業界の仕入れ担当者の目にも留まっています。県内を旅行されたことがある方は、すでに口にしたことがあるのかも知れません!?

りんご畑の中にある小さなワイナリー。アルプスの風が心地よいこの場所に、お気に入りの1本を見つけに訪れてみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/02 訪問

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