提供元:Hitomi Ishioka
地図を見るプラハの観光スポットが集まる旧市街広場から徒歩5分。車も通れるほどのフソヴァ通りを歩くと「黄金の虎」を掲げた店が見えてきます。プラハでは昼過ぎからビールを飲む人がいますが、この店も15時開店ですぐ満席になってしまうほどの人気店!しかも観光客は開店から常連客が来るまでの数時間だけしか飲むことが許されていないのです。
15時に入店するには14時50分くらいに行けば大丈夫ですが、余裕を持って14時半過ぎに到着したいところです。さすがに並んでいる人は少ないため、先頭もしくは2〜3番目になるはず。待ち時間に地元の人と仲良くなって一緒に飲むというのも手ですね。一見さんには厳しい店員さんが多いので、先に地元の人と仲良くなったほうが打ち解けやすいですよ!
写真:成瀬 亜希子
地図を見る開店と同時に入店できたら、すぐ左側にあるテーブル席を確保しましょう。右側の席やカウンターは常連客の専用席です。間違って座ったら追い出されてしまったという声も(涙)。左側の席にもRESERVEと書かれた札がありますが、そこに記載された時間までに退席すればOK。ただし椅子が斜めに立てかけてある席(写真中央)は絶対座らないようにして下さい!
店内は木の温もりがあふれる内装で、地元のビール好きな人や観光客で賑わっています。「もやしもん」でも紹介されたようにビールを豪快に注ぐ店員さんの姿も見られますよ。壁にはなんとクリントン元大統領が訪れた時の写真も。ステンドグラスの窓からは日が差し込み「こんな時間から飲むなんて!」と罪悪感と優越感が入り混じった気持ちになるかもしれないです。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るこの店ではビールの注文をすると怒られます(笑)。店員さんがジョッキを持ってドンッ!と置くのを静かに待ちましょう。世界に名高いピルスナーウルクェルは、泡がとてもきめ細やかで見とれてしまう美しさ!丁度良い冷え具合で、上質なポップの苦みと軽やかな味わいでゴクゴク飲めます。しかも一杯500mlで40コルナ(2016年6月時点で約175円)とかなりお得。
一杯飲んでジョッキを空のままにしていると、店員さんがやってきてドドンッ!と2杯目を置いていきます。ジョッキの上にコースターを乗せるかしっかり断らない限り、次のビールが勝手に出される「わんこそばシステム」なので気をつけて下さいね。店の伝票用紙にはおかわりする度にペンで一本線が引かれるので、常に何杯目かを確認しておきましょう。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るビールをじっくり楽しむための店ですが、チェコ料理を味わうこともできます。じゃがいものパンケーキであるブランボラークや、ユッケの様な見た目のタルタルステーキなど、日本でお目にかかれないものばかり!地域によって様々なバリエーションが楽しめるグラーシュ(写真)もあります。「黄金の虎」ではビーフシチューのような濃厚な味わいを堪能できますよ。
ここまでいろいろと書きましたが、基本的には常連客の席に座らず、ビールの注文をしなければ大丈夫です。あとビールは最低でも2〜3杯くらい飲める方が楽しめるかもしれません。最初は厳しい店員さんや常連客も「おおっ!こいつ飲めるじゃん!」ということがわかれば、いつのまにか仲良くなっていることも。あとはもう自然な流れに任せてしまいましょう(笑)。
「黄金の虎」をネットで検索すると「常連客ばかりで敷居が高い」「ルールが複雑でわかりにくい」といった声をよく見かけます。つい諦めてしまいそうになりますが、ビール好きを豪語するなら必ず行くべき名店です。攻略ガイドを参考にしながら、万全の状態で挑んで下さいね。世界に名だたる極上のビールがあなたを待っていますよ…!
2014年訪問時の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/14更新)
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