写真:藤田 聡
地図を見る腰掛庵は名前の通り、本来は椅子に腰掛ける喫茶室が人気の和菓子店。絶品のわらび餅とかき氷を求めて山形へ旅行する人が後を絶たず、以前は5時間待ちも発生する大混雑になった事もあります。混乱防止の為に喫茶室は廃止になり、本店は箱入り和菓子のテイクアウト専門になりました。
夏の人気商品「かき氷」の再開を望む声に応えて2015年6月に山寺店で復活しましたが、やはり圧倒的な人気を捌き切れず、7月末で販売中止に追い込まれました。
2016年6月には山形県総合運動公園で復活。J2モンテディオ山形のホーム「NDソフトスタジアム山形」がある巨大公園には、無料大駐車場を始めとした十分なキャパシティーがあるので、途中で中止されずに販売されました。
このように伝説級の人気を誇る腰掛庵のかき氷が、2019年も同じ場所で3ヶ月限定で販売。2019年は8月31日(土)が最終日です。この機会に是非一度、伝説のかき氷を味わってみて下さい!
写真:藤田 聡
地図を見る腰掛庵のかき氷は本店では扱っておらず、山形県総合運動公園北側のレクリエーションクラブハウスで販売。本店同様月曜定休で、月曜が祝日の場合は水曜が定休日です。10時開店で15時閉店ですが、実際には氷がなくなり次第販売終了(整理券の配布終了)です。
山形県総合運動公園は広大なので、事前にレクリエーションクラブハウスの場所を詳細に確認しておきましょう。写真右下の「地図を見る」をタップすると、詳細な地図が表示されます。写真左側の看板のように、「臨時売店」と書かれた立て札も設置されており、公園内の絵地図の看板にも「臨時売店」の記載があります。
公園の無料駐車場は西駐車場が最寄りですが、満車の場合は北駐車場から歩いても距離的に大差ありません。ただし、南駐車場からは非常に遠いので、極力避けましょう。
写真:藤田 聡
地図を見る夏の暑い時期に行列するのは危険なので、腰掛庵のかき氷は近年整理券方式になりました。山形県総合運動公園に移転後は、行列が長くなった場合に整理券を配布していたのですが、今では列の長さに関係なく、朝9時から配布開始します。
これにより、冒頭に掲載した写真のような長蛇の列は、一切見られなくなりました。本来は、あのようにして並ぶべき所を、整理券で助かっている事を明確に示す為に、冒頭に昔の写真を敢えて掲載しています。
平日のオープン時間前に行くと、写真のように誰も居なくて整理券配布終了かと焦ります。しかし、整理券を受け取り次第、みなさん一旦店を離れているだけで、整理券の配布は続いています。週末には10時のオープン時間前に整理券の配布が終了する場合もあるので、早めに行きましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る腰掛庵のかき氷の整理券は一人一枚必要。実際に並んだ人にだけ配布しており、代表者に複数枚配ることはありません。また、かき氷の種類を指定してオーダーする必要があるので、事前に食べるかき氷の種類を決めて行くとスムーズです。
整理券には受付番号と、お戻り頂く時間が書かれています。予約券ではないので、時間に遅れるとキャンセル扱いになります。行列の代わりなので時間の指定も出来ず、待ち時間は混雑に応じて変動しますが、混雑時にはおよそ2時間後の時間が書かれています。
しかし、2時間程度の待ち時間があれば超ラッキー。6月には山形名物のさくらんぼ狩りも出来ますし、天童温泉で日帰り入浴も可能。実は、山形県総合運動公園の体育館には、荒谷温泉という内湯の温泉もあるので、カラスの行水であれば一時間の待ち時間でも日帰り入浴が可能です!体育館の前には温泉の足湯もあるので、良好な泉質を是非確かめて下さい。
なお、観光途中で2時間待てない場合は、直ぐに頂ける「抹茶わらび氷」というメニューもあります。しかし、折角夏の山形に来た以上は、名物の腰掛庵のかき氷を電車を数本遅くしてでも是非食べて下さい!
写真:藤田 聡
地図を見る腰掛庵のかき氷は自家製和風シロップが絶品で、一番人気は写真右側の「木いちごとすぐりみるく」。写真左側は「木いちごとすぐり」ですが、ミルク入りの方が美味しいので断然おすすめ。牛乳嫌いの方も練乳嫌いの方も、アレルギーで無い限りはミルク入りにしましょう!
他のミルク入りメニューも全て列挙すると、「宇治金時みるく」「宇治しるこみるく」「黒みつみるく」「黒みつ金時みるく」「黒みつしるこみるく」「白みつみるく」「白みつ金時みるく」「白みつしるこみるく」があり、金時はつぶあん、しるこはこしあんです。
写真:藤田 聡
地図を見る腰掛庵のかき氷が大行列になる理由は簡単で、完成するのに時間が必要だから。氷を削ってシロップを掛けるだけで何故時間がかかるのか、待っている間は物凄く不思議に思います。
しかし、実際にかき氷を食べると猛烈に繊細で、氷というよりも雪のよう。フカフカの新雪状態で、お皿の上に人工降雪機で雪を降らせたのかと思う程です。これだけ繊細なかき氷を造るなら、時間がかかって当然と納得します。
写真:藤田 聡
地図を見る腰掛庵のかき氷で一番人気の「木いちごとすぐりみるく」は、写真のように三層に分かれています。混ぜて食べる派の人も、最初は騙されたと思って別々に食べてみて下さい。三種類それぞれの味わいを楽しめて、一層贅沢に感じるに違いありません!
かき氷を食べると、所謂「アイスクリーム頭痛」がするものですが、腰掛庵のフカフカなかき氷なら、それも何故か控えめ。余程焦って食べない限り、頭痛が来そうで来ない不思議な感覚を味わえます。
しかも、雪のような氷にミルクやシロップが絶妙にマッチして、猛烈に美味しいのです。誤解を恐れずに分かり易く言えば、まるでスターバックスのフラペチーノにそっくり。全くかき氷らしく無いので、かき氷が苦手な方にも自信を持っておすすめ出来るアイスデザートです!
写真:藤田 聡
地図を見る腰掛庵のかき氷を食べた後の周辺観光は、6月ならさくらんぼ狩り、他の月には日帰り温泉入浴がおすすめ。かき氷で冷えたお腹を温泉で温めるのは、非常に理に適っており体調もよくなります。2時間の待ち時間が出来た場合におすすめした通りですが、食後なら時間制限も無く存分に楽しめます。
特に天童市営の「天童最上川温泉ゆぴあ」は断然おすすめ。2源泉かけ流しで、巨大な露天風呂もある立派な日帰り入浴施設ですが、シャンプーもボディーソープも完備しているのに、なんと大人300円で入浴可能です!
写真:藤田 聡
地図を見るかき氷を食べた後は、山形県総合運動公園の緑も楽しみましょう。腰掛庵のかき氷店から西駐車場まで、写真のように木漏れ日が美しい遊歩道が続いています。
写真:藤田 聡
地図を見る腰掛庵のかき氷店に隣接して、美しい池や花壇もあります。この付近は日陰が少なく、直射日光が強いので、日傘やサングラスを持参すると一層楽しめます。
写真:藤田 聡
地図を見る腰掛庵の絶品かき氷を食べたら、本店の名物わらび餅も是非食べましょう。信じ難い程柔らかく、プルプルのわらび餅は、まさに絶品。本店の定休日は、かき氷店と同じです。
なお腰掛庵本店のわらび餅については、別記事で詳細に紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事最後の「関連MEMO」内にリンクあり)
住所:山形県天童市山王1−1
山形県総合運動公園「ふる里の森」レクリエーションクラブハウス臨時売店
電話番号:023-654-8056(腰掛庵本店)
アクセス:JR奥羽本線天童南駅下車、徒歩20分
無料駐車場:西駐車場が最寄り。満車の場合は北駐車場を利用。
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/2更新)
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