写真:咲田 みつる
地図を見る栃木県のリゾートとしてはあまりにも有名な那須高原。ハンターマウンテン塩原は、その那須高原や世界遺産・日光の社寺からも車で1時間ほどの場所にあり、スキー場ならではの涼しさから夏の観光にもおすすめ。那須方面・日光方面いずれからも「日塩もみじライン」でアクセスすることができます。(所在地は那須塩原市)
ゆり園は正式には夏の間「ハンターマウンテンゆりパーク」と称し、例年7月中旬から8月にかけて開園しています。周囲を1200〜1700m級の山々に囲まれ、ゲレンデならではの傾斜を活かしたゆり園は、平地のお花畑とは一風異なり、山肌を覆うカーペットのように広がります。
写真:咲田 みつる
地図を見る高所の空中散歩と言えば、アニメでおなじみのハイジのブランコが思い出されますが、ゆりパークではスキーリフトがその演出を担います。全長約1キロ、約10分にわたるリフトでは、足元に広がるゆり畑を見ながらのお花見を楽しむことができます。
空中からの写真撮影はなかなか難しいのですが、その点は降りてからカバーできるのでご安心を!上りでは、まずはゆっくりと目で見て楽しみましょう。
リフト山頂付近には、ピザハウスやプチアスレチックなどの施設もあり、ゆっくりと過ごすこともできます。しかし、ゆりパークの醍醐味はリフト付近だけではありません。園内は大きく3段に分かれ、主な見どころは下から「ゆり平原」、「ゆり回廊」、「白樺エリア」と呼ばれています。リフトから見られるのは、主に最下段の「ゆり平原」で、お楽しみはまだまだ先にあるのです。
最も上に位置する白樺エリアに行くには、5分ほど徒歩で登ることになりますが、スノーシーズンで言えば初級者向けコースにあたり、傾斜は緩やか。行き着く先は最高点が標高1360mで、全長2キロにわたる遊歩道が壮観です!
白樺エリアには早咲きのゆりが配され、シーズン初期でもカラフルなゆりと白樺とのコントラストが楽しめます。毎年開催されるフォトコンテストでも人気の撮影スポットですので、是非足を伸ばしてみましょう。
白樺エリアをしばらく楽しんだら、リフトか徒歩のいずれかで麓へ下ることになりますが、おすすめは断然、徒歩です!というのも、中段エリアのメインである「ゆり回廊」は、下り道途中の林の奥にあり、リフトからは見えないのです。徒歩で下る人にとっては、秘密の花園にやってきたかのようなサプライズ!ポスターなどで見かける圧巻のゆりカーペットはこのエリアのものですので、是非ともその目で確かめましょう。
ちなみにリフトは下りも利用できるのですが、麓では上下セット券は販売されていません。ほとんどの人が歩いて下ることを選ぶためです。
ただし「やはり下りもリフトを利用したい」という場合は、リフト山頂についてから下りのリフト券を買い求めることができます。
写真:咲田 みつる
地図を見るあまりの花数の多さに、お手入れのご苦労がしのばれるゆりパーク。冬は雪の下で球根が眠っているわけですが、定期的に植え替えを行い、お花の色どりが保たれています。ゆり回廊を経由して麓まで下りきるには、カメラを構えたりしながらゆっくり歩けば30分ほど。ゴールには上りのリフトから見た「ゆり平原」が再び広がります!各所にベンチなどが設置されていますので、休憩も取りつつ楽しみましょう。
また、涼しい土地柄とは言え、快晴なら日差しも強いので、帽子や日傘の持参をおすすめします。リフト利用や歩きやすさを考えて、荷物は少なめ・両手が空いていると良いでしょう。食事を含めると滞在時間の目安は2時間ほど。空からの花散歩を存分に楽しんでください!
400万輪のお花畑が待ち受けるハンターマウンテンゆりパーク。お出かけの予定を立てる際は公式HPで開花情報をチェックされることをおすすめします。
※ハイシーズンには、無料のシャトルバス(予約制)が運行されます。
無料シャトルバス
運行期間:2016年7月23日(土)〜8月14日(日)
発着所:JR那須塩原駅西口 または 東武鬼怒川温泉駅
所要時間:およそ60分 いずれも一日一往復
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(2024/12/14更新)
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