写真:陽月 よつか
地図を見る「あざまサンサンビーチ」は沖縄南部にある、南城市東海岸のビーチ。小ぶりな規模で丁寧な管理の行き届いた、無料の公共海水浴場です。
透明度の高い海の色はミントブルーからシーグリーン、サンサンの名の通り太陽にサンサンと白く輝く砂浜と、喧噪から離れたのどかさに包まれた、ここは本島の穴場ビーチなのです。
ビーチ設備は無料とは思えないレベルで、更衣室、シャワー、コインロッカーが完備されており、トイレには車椅子用トイレも設置。遊泳可能エリアにはクラゲ防止ネットが張られ、監視員・ライフセーバーも常駐と、その徹底した安全対策には沖縄県公安委員会指定から優良認定がおりています。
売店は軽食や飲み物のほか水着なども少々取り扱っており、自由に使える休憩所もあります。バーベキューなどの際に予約できる東屋は、沖縄ならではの赤瓦で情緒たっぷり。
そんな使い勝手の良いビーチですので、旅行者だけでなく、ご近所の方々も気軽に泳ぎに来ます。ちなみに沖縄の海では旅行者と県民の見分けは簡単で、水着なら旅行者、着衣なら県民。これでほぼ間違いありません。そしてあざまサンサンビーチにおいて、水着と着衣の割合はおおよそ半々。
初めての人にも地元の常連にも等しく愛されるビーチ、それがあざまサンサンビーチなのです。
そして写真でも御覧いただける通りの青く碧く透明な海、その海水は水質基準で最高ランクのAA認定。でも、沖縄の海と言ったらもう、感動するほどキレイで当たり前!ですよね。それではそんなハイレベルな沖縄の海の中でも、とりわけこちらが素敵スポットな理由を順にご紹介していきますね。
写真:陽月 よつか
地図を見るまずこちらのビーチが、パンフレットにもパワースポットビーチと記載されるほどスピリチュアルな理由から。これ、よく考えると不思議ですよね。
そもそも沖縄にはニライカナイ信仰があります。ニライカナイとは、海のかなたや海底にあるとされる神々の住まう理想郷のこと。神々は海を渡ってこちらの世界へと訪れるので、沖縄において海は、もともと神聖な場所なのです。
では、そんな沖縄の海の中で、なぜこちらの海がとりわけパワースポットと言われているのでしょうか?
沖縄には、ニライカナイに繋がる聖地と呼ばれ、琉球王国の創世神話にも語られる、実在する神様の島があります。その島の名は久高島。
本島内での最高位の聖地と言えば斎場御嶽(せーふぁうたき)で、今は世界遺産に認定されていますが、そちらももとはと言えば久高島を拝むための場所であり、本島内で久高島の霊力を最も集める場所とされたのが始まり。久高島は昔から今も変わらず信仰を集める沖縄の最高聖地であり、神様の治める島なのです。
そんな聖なる島が浮かぶのは、なんと、あざまサンサンビーチの正面! 神様の島より寄せ来る波で、思う存分泳いではしゃいで遊べてしまうのです。
神様の島を臨みながら海遊びできる、神様の島から最も近いビーチ。本島随一のスピリチュアルな海とされるのも納得ですね。
写真:陽月 よつか
地図を見るそんなあざまサンサンビーチでは、楽しみ方のバリエーションも豊富です。
海水浴で、海で泳ぎ疲れた頃にしたくなることと言えば…そう、マリンスポーツ!
こちらではシュノーケリングは禁止ですが、大人数で楽しめる「バナナボート」、寛いだ姿勢で疾走する「ビックマーブル」、水上絶叫マシンと言われる「ハーフパイプ」、爽快な水上スキー「マリンジェット」の4種類のアクティビティを楽しむことができます。(各有料)
透明な青い海の上、陸上では味わえない疾走感の中で、走っているのが海なのか空なのかわからなくなるような感覚が待っていますよ。
また、海で遊んでお腹が空いたら…やっぱり定番はバーベキュー!ですよね。
あざまサンサンビーチでは、なんと手ぶらバーベキュープランをご用意。それも器材の設置・準備までスタッフにお任せ、調味料類やお箸にお皿・ごみ袋までついており、することと言えば焼いて食べるだけ。まさに至れり尽くせりの手ぶらっぷりです。しかも指定の袋にまとめたごみは所定の場所に置いておくだけ、持ち帰る必要もありません。
もちろんプランでなく、個別で好きなメニューを組み合わせてもOK。(指定ごみ袋は個別購入の場合100円。器材・食材の持ち込み不可。要予約。当日予約可(!))
そのほか、テントやデッキチェアや浮き輪などの用具類や、バレーコート、サッカーコート、グラウンドゴルフのコートも道具つきで借りることができるのです。(各有料。用具終日、コート類時間制)
なんとも盛りだくさん! やりたいことが多くて迷ってしまいそうですね。
写真:陽月 よつか
地図を見るそして実はこちらの海、恋人と訪れるビーチとしてもとってもおすすめ。
ビーチの門からまっすぐ見える堤防の突き当り、こちらには可愛らしいハートと鐘が置かれているのです。
こちらの鐘の名は「太陽(てぃーだ)の鐘」。恋が叶う、幸せになれるなど幸せなジンクスがたくさん囁かれている、ロマンティックなスポットです。
なんで突然ハート?と驚きがちですが、ここあざまサンサンビーチのある南城市は、市の土地の形がちょうどハート型。
市のテーマはハートの街、街のゆるキャラなんじぃの口ひげも逆さハートなら、南城市の地域物産館などにもハートをあしらった恋人スポットが設置されているという、なんともハートフルな土地なのです。
そしてここあざまサンサンビーチは南城市の東海岸、まさに太陽(てぃーだ)の登る海。
鐘の向こうには大きく広がるのは見渡し切れないほどの絶景の海、更にその先には神様の島久高島が臨めます。まるで神様への誓いの鐘のよう。そうでなくてもこんな壮大な風景の中で鳴らす鐘なら、恋の願いも叶いそうですよね。
ピンクのハート部分には、訪れたカップルたちの恋の願いやメッセージがたくさん書き込まれていますよ。
あざまサンサンビーチの魅力、いかがでしたでしょうか。
堤防を隔ててすぐ隣には久高島へ向かうフェリーの発着する「知念安座真(あざま)港」、すぐ近くには知念岬や斎場御嶽などもあるので観光と組み合わせて訪れる方も多いのですが、片手間ではやはり勿体ない! 一日で足りないほど遊べるビーチ、ぜひ「この日は海だ!」と決めて訪れるのをおすすめします。
青い碧い沖縄の海の、足の裏でとろりととろける白い砂、南国の強い日差しと蒸すような熱気、透明な冷たい海水と海鳥の声…。どうぞ全身で体感しにいらして下さいね。
自動車:那覇空港より約40分、南風原南ICから約20分
路線バス : 旭橋駅那覇バスターミナルより38番志喜屋線にて約50分、「サンサンビーチ入口」下車
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(2024/11/9更新)
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