写真:ザーカー 久美子
地図を見る毎年8月1週目の週末に行われる埼玉県朝霞市の夏祭り「彩夏祭」。清々しいネーミングである「彩夏祭」は、「夏の彩り豊かな祭り」と「彩の国・埼玉」から、朝霞市民による公募で選ばれました。1984年にスタートし、今年2016年に33回目を迎えるお祭りは、8月5〜7日に開催されます。
彩夏祭は、メインイベントである「関八州よさこいフェスタ」の流し踊りや花火大会が行われる「朝霞会場」と、大きなステージでよさこい演舞やミュージックフェスティバルが催される「北朝霞会場」と2ヶ所の会場で開かれます。
「朝霞会場」へは、東武東上線、または地下鉄・有楽町線に乗車し、最寄り駅である「朝霞駅」で下車。「北朝霞会場」へは、前述の路線で「朝霞台駅」、またはJR武蔵野線「北朝霞駅」で下車を。両会場とも駅から徒歩5分ほどで到着します。
それでは、魅力いっぱいの「彩夏祭」をご案内します。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る彩夏祭の目玉である「関八州よさこいフェスタ」。よさこい鳴子踊りの本場は高知県高知市で、1954年に初開催された「よさこい祭り」に端を発します。それからちょうど40年後、本州で初めてよさこい鳴子踊りの祭典が彩夏祭でスタートしました。
全国的にも大人気のよさこい鳴子踊りは、年を追うごとに彩夏祭を盛りあげ、現在では、90を超えるよさこいチームが参加、およそ66万人が威勢のいい鳴子踊りを見に訪れます。
「関八州(かんはっしゅう)」とは、江戸時代における関東地方の呼び名です。その名を冠した「関八州よさこいフェスタ」では、踊りに使用される曲の一部に、関八州の民謡、祭り曲、童謡、歌謡曲などが1フレーズ以上入っています。踊り手は、しゃもじ型のマラカス「鳴子(なるこ)」を両手に振りながら、ロックやサンバにあわせて踊ります。
よさこい鳴子踊りの流し踊りは、例年、朝霞市の中心部である朝霞郵便局から朝霞中央公園陸上競技場へ続くけやき並木で行われます。彩夏祭の流し踊りの特徴に、各よさこいチームを先導する地方車(じかたしゃ)があります。というのも、この先導車、陸上自衛隊朝霞駐屯地の大型トラックなんです。
そして、流し踊りの注目チームといえば、朝霞駐屯地の女性隊員たちによる鳴子踊り。ピンクのハッピを来た総勢200名の隊員たちによる華麗で迫力ある踊りは、必見ですよ。
夏空にとどろく大音量の音楽と力強い鳴子踊り。踊り手と観客が一体となって盛りあがる流し踊りをぜひ体感してください。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る彩夏祭の夜のメインイベントといえば、もちろん花火大会!通常、湖や川など水辺で行われることの多い花火大会ですが、この夏祭りでは、街の中心部で美しい花火が鑑賞できます。というのも、この地域には、米軍基地「キャンプ朝霞(キャンプドレイク)」の跡地があり、そこから花火を打ちあげるからなんですよ。
花火の観覧場所として大人気の朝霞中央公園陸上競技場は、昨年2015年までは無料開放されていたのですが、今年からは、清掃協力費(一般 500円、小・中学生 200円)が必要となります。朝霞市役所・地域づくり支援課(朝霞市民まつり実行委員会事務局)、朝霞市総合体育館、または朝霞市産業文化センターにて、チケットとなる「花火缶バッチ」が購入できます。2000個限定なので、お早めにどうぞ☆
(事前引換日:2016年7月19日〜8月4日)
もちろん、ほかの場所からでも花火を楽しめます。お祭りは、「青葉台公園」や「朝霞の森」など緑豊かな公園を中心にして行われるため、そこから鑑賞する際には、花火のあがる南東側が木々で夜空を遮らないよう注意してくださいね。
1時間に7600発、昨年2015年には9000発もの花火が打ちあがった大会、今年は8月6日に行われます。真夏の夜空を彩る、カラフルでロマンチックな大輪の花を、どうぞお見逃しなく!
写真:ザーカー 久美子
地図を見るお祭りで忘れてはならないのが屋台グルメ。屋台から流れてくるイカ焼きやお好み焼きソースの香ばしい匂いが、夏の暑さで減少する食欲をかきたてます。
毎年、彩夏祭と同時開催される「あさか商工まつり」では、模擬店や出店、イベント、余興などが、朝霞市役所前の駐車場にて行われます。地域の人とのふれあいも楽しみながら、屋台グルメを味わってくださいね。
もちろん、その周辺の通りにも、かき氷や焼きそばなど色鮮やかな屋台が軒を連ねています。たくさんありすぎて、どれを食べたらいいか迷っちゃうほど。
彩夏祭では、前述の「関八州よさこいフェスタ」や花火大会のほか、アサカ・ロックフェスティバルや青空フリーマーケットなど、たくさんのイベントが目白押しです。中央公民館・コミュニティーセンターにあるプラネタリウムでは、彩夏祭特別投影が行われます。涼みながら朝霞の星空を眺めてみては?
※各種イベントの詳細は、ウェブサイトでご確認ください。
都心からのアクセスがとっても便利な埼玉県朝霞市。今まで「彩夏祭」を訪れたことがない方も、この夏、足を運んでみてはいかがでしょうか?「関八州よさこいフェスタ」や花火大会、食欲をそそる屋台グルメで、猛暑の夏を元気いっぱいに乗りきりましょう☆
〈一旅一首〉
ももいろに染まったバケツの水 花火したから彼と彼の彼女と
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/15更新)
- 広告 -