ビアソムリエもいる福山市鞆の浦「茶屋蔵」〜流星ワゴンの舞台へ

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ビアソムリエもいる福山市鞆の浦「茶屋蔵」〜流星ワゴンの舞台へ

ビアソムリエもいる福山市鞆の浦「茶屋蔵」〜流星ワゴンの舞台へ

更新日:2016/07/01 13:50

村井 マヤのプロフィール写真 村井 マヤ 中国・九州文化的街並探検家

福山市鞆の浦は、映画やドラマの舞台として大活躍!TBSドラマ『流星ワゴン』でも鞆の浦が舞台に。主人公の父親が営む会社「丸忠総業」のロケ地にもなり、何度も登場したあの場所が、今回ご紹介するBEER&CAFE Gallery「茶屋蔵」です。ただし撮影に使われたのは、「丸忠総業」と書かれた看板がある門の部分のみ。その奥に広がる魅惑の空間は、鞆の浦の新スポット!築約160年の福山藩の蔵でどう過ごしますか?

「丸忠総業」の門を入るとそこは・・蔵の中

「丸忠総業」の門を入るとそこは・・蔵の中

写真:村井 マヤ

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バス停「鞆港」から鞆の浦観光のシンボルでもある「常夜灯」へ向かう途中に「丸忠総業」という看板を掲げた門が目に入ると思います。
ここは、TBSドラマ『流星ワゴン』で、主人公永田一雄の父親の会社「丸忠総業」として何度もドラマに登場した場所。主人公の父親は、ドラマでは「忠さん」と呼ばれ、忠さん役の香川照之さんの好演も話題の作品でした。息子の一雄は、西島秀俊さんが演じられました。

「丸忠総業」のすぐ目の前には雁木があり、「常夜灯」も遠望できます。鞆の浦観光の動線に位置している今回ご紹介のBEER&CAFE Gallery「茶屋蔵」は、この「丸忠総業」の門の奥にある蔵です。ただの蔵ではなく、江戸時代末期には福山藩の蔵として使用されていた由緒正しい蔵なのです。

BEER&CAFE Gallery「茶屋蔵」で過ごす寛ぎ時間・・

BEER&CAFE Gallery「茶屋蔵」で過ごす寛ぎ時間・・

写真:村井 マヤ

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BEER&CAFE Gallery「茶屋蔵」がオープンスペース&カフェとして営業を開始したのは、2016年2月20日のこと。
蔵に一歩足を踏み入れると、そこには魅惑の空間が広がります。
蔵の半2階部分に何気なく置かれている時代物の家具や道具は、近所の方々の家にあったものなんだそう。福山藩の蔵は、その後鞆町の商家や旧家の蔵として利用されていたことになりますね。

この蔵を「茶屋蔵」と名付けカフェ空間へと再生したのは、鞆の浦にある伝統的な歴史ある建物の再生を手がけた「鞆まちづくり工房」の働きによるもの。
※「鞆まちづくり工房」については、下記MEMOを参照にしてください。

一方、「茶屋蔵」は飲食をしなくてものんびり過ごしてもらうことを目的としたオープンスペースです。
「何もしない」という贅沢も味わえる、鞆の浦らしい素敵な場所です。

蔵内で焙煎する薫り高いコーヒーで一息つきましょう

蔵内で焙煎する薫り高いコーヒーで一息つきましょう

写真:村井 マヤ

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オープンスペース、ギャラリースペースでもある「茶屋蔵」では、蔵で焙煎する新鮮なコーヒーもいただけます。

大きな梁が重厚な雰囲気を醸し出し、福山藩の蔵ということもあってしっかりとした建物。鞆の浦は、福山藩誕生以前より歴史ある港町で、古代より多くの人が潮待ちをした港でした。
そんな鞆の浦の、この蔵があった場所に、「御茶屋」と呼ばれるいわゆる迎賓館のような役割を持った建物があったようです。その場所に江戸時代になって福山藩の蔵が建てられたのです。幕末を経て、福山藩の蔵ではなくなり長い間、住民たちの古い家具などを置く場所として使用されてきました。

鞆町では1999年より年1回「鞆の浦シンポジウム」を開催し、歴史的遺産の再発見の機会を提供してきました。地元との共同調査で鞆に残る近世の港湾施設を調査。その結果、雁木、波止、常夜燈、焚場跡、船番所が5点セットで残るのは日本唯一であることなどを明らかになりました。

「茶屋蔵」もこのとき調査され、蔵内の梁の補強などが施されました。調査以後はそのまま放置される状態でしたが「鞆まちづくり工房」の働きによって、オープンスペースとして営業するはこびとなりました。「茶屋蔵」という名前も「御茶屋」があった場所に由来します。

こちらでは、鞆町でコーヒー豆の仕入れ、焙煎、販売を行っている「POT Coffee Roaster」の豆を購入し、豆の販売及び蔵内で味わうこともできます。港の風が時折駆け抜ける、しっとりと落ち着いた蔵の中で、新鮮で香り高いコーヒーを味わいましょう。

*ちなみに「POT Cofee Roaster」は、「茶屋蔵」に入ってすぐ右手のスペースで豆の焙煎を行っています。

ビアソムリエのいる「茶屋蔵」でおすすめビールに舌鼓

ビアソムリエのいる「茶屋蔵」でおすすめビールに舌鼓

写真:村井 マヤ

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「茶屋蔵」を切り盛りするのは、鞆の浦の出身でビアソムリエの資格を持つ松居大祐さん。バックパッカーとしてアジア、ヨーロッパ、アメリカ各地を旅されていたときもあります。

BEER&CAFE Gallery「茶屋蔵」という名前にあるように、この蔵ではビールを味わうことができます。
こちらで提供されるビールは、松居さんが外国で出会った珍しいビールやその地で紹介されたビールなんだとか。松居さんの選んだ外国のビールを飲みながら、鞆の浦の歴史ある蔵の中で、至福の時を過ごすのも粋ですよね。

写真は、松居さんおすすめのビール。向かって左から、ひまわりのパッケージが可愛いドイツビール「ヴァイツェンビール」、このビールはパッケージの可愛さで選ばれました。真ん中のまるでシャンパンのような「ゴールデンクィンビー」は、金箔入りのはちみつビールで本当にシャンパンのような味わいの、珍しいベルギービール。そして右端の白いビールは、「ゴールデンドラーク」というベルギービール。度数11%というズシッとくるビールで、深いコクも特徴です。ほかにも珍しいビールがたくさんありますので、ビアソムリエの松居さんにその日の気分や飲みたい味などを相談するのも良いでしょう。
はちみつのビールは、お祝いやグループにおススメです。

光の向こうには、鞆の海が広がる・・・

光の向こうには、鞆の海が広がる・・・

写真:村井 マヤ

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しっとりとした店内は、蔵の内部ということもあってかどこかひんやり。もちろん真夏は暑いかも知れませんが、入り口から海の香りを含んだ風がすうっと流れ、なんとも涼やかです。

また、仄暗く落ち着いた照明の蔵の中で、入り口からもれる光がなんともロマンチック!そして、その向こうに広がる鞆の浦の風景がまた素晴らしいのです。

鞆の浦散策の合間に立ち寄られるだけでも、充実した時間が過ごせそうですよ。もちろんコーヒーやビール、その他簡単なフードメニューもございますので、そうしたものを注文して、時間のゆるす限り過ごしてほしいものです。
出店スペースの手作り竹楽器や雑貨を見たり、ギャラリーのアート作品に触れあっても癒されるでしょう。昔のおもちゃなどもあり、なんだか懐かしい気持ちになれる場所でもあります。

『流星ワゴン』以外にも、ぞくぞくと映画やドラマの舞台として

『流星ワゴン』では、福山市の名所、鞆の浦などがふんだんに描かれていました。ほかにも鞆の浦を舞台にした作品は数多くあります。新しいところでは映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』のロケ地にもなった福山市。
鞆の浦ももちろんロケ地になりましたよ。映画やドラマに登場した素敵な鞆の浦の風景を、ぜひご自分の目でご覧になりませんか?

「茶屋蔵」は、「これまで鞆になかった新しいもの」と店主の松居さんが言われるように、鞆の浦の新たなスポットになることでしょう。福山藩の蔵の中へ、一歩足を踏み入れてみましょう。何を見つけるかは、あなた次第です・・。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/19 訪問

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