写真:桜木 小春
地図を見る奈良の三輪そうめん、兵庫の播州そうめん、香川の小豆島そうめんが日本三大素麺として知られています。小豆島の素麺は、お伊勢参りの帰りに、奈良県の三輪で素麺の技術を習って帰り、香川の小豆島に広めたのが始まりです。小豆島で手延べ素麺が多く作られるようになったのは、小麦栽培に適した気候と瀬戸内海の塩、そして素麺を延ばすときに使うごま油が小豆島の特産品であることが関係しています。また、雨量が少なくて日照時間が長いので、気候的にも天日干しに最適な場所でした。
「麦縄の里まさご屋」は、その小豆島で製造された素麺を流しそうめんとして食べることができます。年間1,000箱の数量限定で12月〜2月の3カ月の寒い時期に製造された素麺です。昔ながらの伝統製法で、作りあげたこだわりの素麺は絶品ですよ。
写真:桜木 小春
地図を見るここの流しそうめん専門店は、山や田んぼに囲まれた場所にあります。田んぼの真ん中に幟(のぼり)がひっそりと立っていて、そこの道を入るとお店は見えてきます。この幟を見過ごすと見渡す限り田んぼと山に囲まれた場所なので、他に目印もなく迷ってしまいそうです。
お店の中に入るとずらりと竹の流しそうめん台が並んでいます。受付で注文して、茹でたての素麺が運ばれてきます。自分たちで竹のレーンから流すセルフ方式か、スタッフの方が流してくれるコースを選択することができます。レーンの上部は暑さを凌ぐため、葦簀(よしず)で覆われているため、池や山からの涼しい風がよく通ります。暑い季節にこの開放感のある自然に囲まれた場所は、流しそうめんをするには最高のロケーションです。
写真:桜木 小春
地図を見る竹の上を流れている水に素麺を投入するのは、タイミングが意外に難しいです。時間制限アリの食べ放題なので、早く流していっぱい食べたいという焦る気持ちになりますが、早く流してしまうと取る方が失敗してしまうので、流す人は食べる人の様子をうかがわないといけません。「流すペースを早めて下さい〜」などグループでの会話のやりとりも楽しめますよ。
子供たちは、流しそうめんをゲーム感覚で楽しんでいます。素麺を取れると大喜びではしゃいでいます。そして、子供が素麺を流せるように子供用の踏み台があるので流す側にもなることができるので両方、楽しむことができます。夏休みで家にいることが多く、食事は素麺ばかりで飽きている子供たちも、流しそうめんを外で食べると食欲も進むはずです。
写真:桜木 小春
地図を見る「麦縄の里まさご屋」は、ギネス世界記録に挑戦するため地元の方々と現在、奮闘中です。流しそうめんのギネス記録は、京都の井手町商工会が2011年に作った3216.7m。そして、この記録を打ち破るため長さ4000メートルの流しそうめんに挑戦中です。
挑戦日は2016年9月の予定。ぜひ、成功してほしいものですね。
香川は、うどんだけでなく小豆島の素麺も有名です。「麦縄の里まさご屋」は、大自然に囲まれた開放的なロケーションで夏の風物詩、流しそうめんを大人も子供も楽しめます。皆さんの夏休みの楽しい思い出として記憶に残る体験ができるはずです。ぜひ、訪れてみて下さいね。
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(2023/12/5更新)
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