温泉から採れる幻の塩!?長野・鹿塩温泉「山塩館」で山塩料理を堪能

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温泉から採れる幻の塩!?長野・鹿塩温泉「山塩館」で山塩料理を堪能

温泉から採れる幻の塩!?長野・鹿塩温泉「山塩館」で山塩料理を堪能

更新日:2016/07/01 16:23

野水 綾乃のプロフィール写真 野水 綾乃 温泉ライター、安くていい宿案内人

温泉から塩が採れる!? それも長野の山奥で!? そんなちょっと不思議な温泉が、長野県南部、大鹿村の鹿塩温泉「湯元山塩館」にあります。3000m級の南アルプスの山々に囲まれた山村ながら、海水なみに濃い強食塩泉が湧いていて、それを薪窯で煮詰めると塩ができるんです。山で採れる塩、だから「山塩」。宿の料理では、旬の村の野菜やジビエと合わせていただけますので、ここにしかない温泉からの恵みを堪能してみて。

南アルプスの麓、のどかな山村にある秘湯

南アルプスの麓、のどかな山村にある秘湯

写真:野水 綾乃

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JR飯田線伊那大島駅から路線バスで約50分。途中、「この先に本当に集落があるの?」と思うような細い山道を抜け、辿り着く大鹿村は、まさに隠れ里といった趣の漂う南アルプス山麓の村。2011年公開の映画『大鹿村騒動記』の舞台としても知られています。

鹿塩温泉「湯元山塩館」は、その大鹿村にあります。塩川という川が流れる谷あいに、旅館はたった2軒だけ。周囲を山の緑が取り囲み、仙郷の感が深い温泉地です。

平成になって復活させた、幻の山塩作り

平成になって復活させた、幻の山塩作り

写真:野水 綾乃

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塩川のたもとに下りたところに山塩製塩所があります。宿の人に申し出れば案内してもらえますので、ぜひ見学してみましょう。

鹿塩温泉は標高750mの山深い土地ながら、海水とほぼ同じ濃度の温泉が湧き出ています。そのメカニズムはいまだに謎ですが、村を南北に貫く大断層「中央構造線」のミネラル豊富な地質が関係していると考えられています。古くから村人は、この塩泉を汲んで煮物や漬物に利用したり、味噌や醤油の醸造に使ってきました。

山塩館の山塩作りは、明治時代の創業時から始まっています。その後、国の塩専売制度で民間製造ができなくなり、しばらく途絶えていましたが、平成に入って復活。大釜で薪を使って煮詰めるという、昔ながらの方法を守っています。出来たての塩を見せてもらうと、真っ白で、ピラミッドみたいな山型に結晶しています。味わってみると、きつい塩気はなく、塩の味の中にもほのかな甘みが感じられます。

塩辛い温泉を浸かって楽しむ

塩辛い温泉を浸かって楽しむ

写真:野水 綾乃

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浴室では、山塩が採れる源泉に浸かることができます。寝湯付きの檜風呂と、大鹿村の天然石を配した石風呂の2つがあり、男女入れ替えで楽しめます。露天風呂はありませんが、窓いっぱいに緑が広がり、内湯とは思えない開放感。

石風呂のほうには、12℃の源泉を加温せずにそのまま注ぐ浴槽があります。最初は冷たく感じますが、慣れるとずっと浸かっていられる心地よさ。ほのかな鉄臭と硫化水素臭が感じられ、源泉そのものの特徴を知ることができます。

村の恵みを引き立てる山塩のチカラ

村の恵みを引き立てる山塩のチカラ

写真:野水 綾乃

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さてお楽しみの夕食。山塩館の料理は専門のシェフや板長が作るのではなく、旅館を営むご家族で心を込めて調理しています。あまり手をかけ過ぎず、シンプルに美味しいものをと心がけているそう。その味の引き立て役が、手作りの山塩です。

イワナの塩焼きは、身の爽やかな香りが引き立って感じられますし、旬の野菜や野草の天ぷらを付けて味わえば、角のない塩加減が素材の濃い味わいをストレートに伝えます。特別料理の鹿肉のロティ―など、大鹿産ジビエも山塩で味わえば絶品!

「山塩」のアイスやお土産もぜひ!

「山塩」のアイスやお土産もぜひ!

写真:野水 綾乃

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山塩はお土産用にも販売されています。生産量が限られているため、購入はひとり1袋限定ですが、塩むすびにしたり、採れたてのきゅうりや、茹でたとうもろこしに付けて味わっても最高ですよ。

ほかにも「山塩アイス」は、ほどよい塩のアクセントが甘ったるくなくて、湯上がりにぴったりですし、「山塩クッキー」や「山塩羊羹」はお土産に喜ばれること間違いなしですね。

パワースポット・大鹿村の不思議な山の恵み

いかがでしたでしょうか。大鹿村は、パワースポットの村とも呼ばれています。隣の伊那市との境界にゼロ磁場の「分杭峠」があり、人体に好影響な気のエネルギーが集まっていると言われています。山塩館の不思議な塩泉ともなにかつながりがありそうですね。宿からは車で20〜30分。

ほかにも、春は3000本の桜が残雪の南アルプスを背景に咲き誇る「大西公園」や、6月上旬〜7月上旬にはヒマラヤの青いケシが見られます。春と秋に開催される「大鹿村歌舞伎」も有名です。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/07−2016/06/08 訪問

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