岡崎公園は北側が東海道（国道1号線）に面しており、南側には乙川にが流れています。駐車場があるのは東海道側で、正門である「大手門」があるのもこちら側。車で訪れるなら、東海道側からとなります。
位置的に鉄道の駅からそれほど離れておらず、名古屋鉄道でなら「東岡崎駅」や「岡崎公園前駅」、愛知環状鉄道でなら「中岡崎駅」が近いです。それらの駅で降りて歩いてくと、15分前後で岡崎公園の大手門にたどり着くことが可能。岡崎公園は、アクセスがしやすい場所と言えるでしょう。
ちなみに、現在の大手門は平成5年（1993年）に復元されたもので、江戸時代には別の場所（北東約200メートル離れた地点）にあった模様です。このことに、時代の流れによる町の変化を感じずにはいられません。
大手門から岡崎公園へと入ると、最初に現れるのは開けた空間。そこはお城の敷地らしく、日本特有の趣を持つ景観をとなっており、なかなか落ち着きのある場所です。
園内には売店があるのですが、雰囲気を壊さぬよう、建物は瓦屋根の日本建築となっております。しっかりと和の気配が保たれていることに、好感を持つことでしょう。また、このエリアには、徳川家康や本多忠勝の銅像が立っています。このことに、ここが家康生誕の地であることを実感せずにはいられません。
売店のすぐ近くには「三河武士のやかた家康館」があり、中には甲冑試着体験室や映像コーナーなどがあります。利用料金はそれほど高くないので、気軽に入場してみてください。
※三河武士のやかた家康館の開館時間や利用料金は、関連メモのリンク先における施設案内ご参照願います。
岡崎公園の奥に進んでいくと、大手門の辺りとはまた違った光景が現れます。堀に沿った遊歩道などは木々に囲まれており、暖かい季節には緑の中を気持ちよく散策することが可能。短時間ではありますが、ちょっとした森林浴気分を味わえます。
冒頭で触れたように、この岡崎公園は「岡崎観光きらり百選」に選定されておりますが、実はそれだけではありません。なんと、「日本の歴史公園100選」にも選定されております。まさに、訪れて損はない場所と言えるでしょう。
岡崎公園の遊歩道を歩いていくと、この公園の主役となる岡崎城にたどり着きます。この城は、2006年（平成18年）に「日本100名城」の45番に選定されており、名城として認められた経歴を持ちます。
さて、世の中にある歴史的建造物は、過去に焼失したり取り壊されたりといった例が少なくありません。この岡崎城も、明治6年（1873年）から翌年にかけて取り壊される憂き目に遭いました。
現在、その姿を見せている岡崎城は、昭和34年（1959年）に鉄筋コンクリート造りで再建されたものです。岡崎城内は資料館となっており、城の歴史や昔の城下町のジオラマなど、様々な展示がされています。岡崎城に関する歴史や文化などを知りたい方は、ぜひこれらの展示をご覧になってください。
※岡崎城の開館時間や利用料金は、関連メモのリンク先における施設案内ご参照願います。
岡崎公園内でオススメの公園風景は、水が貯められている「龍城堀」と、そこに架かる朱色の「新橋」です。これぞ日本の城に相応しいと言える景観で、堀の両岸にところどころ見える松の木が、奥ゆかしさを引き立てています。
もしシトシトと降る雨の中でここに訪れたなら、情緒を感じずにはいられないでしょう。あるいは、江戸時代にタイムスリップしたような感慨にとらわれるかもしれません。岡崎公園に訪れたなら、ぜひ目にしておきたい景観です。
岡崎公園は「岡崎観光きらり百選」に選定されているだけあって、古くからの歴史と情緒を感じさせてくれる素晴らしい公園です。散策すると史跡特有の心地よさを味わえ、岡崎観光にはもってこいの場所と言えます。
ぜひ、徳川家康の生誕の地、岡崎城があるこの公園を訪れてみてください。
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(2024/4/19更新)
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